知床五湖開園

藤原です

昨日4月22日9:00から知床五湖が開園しました
やっと今シーズンがスタートという感じでしょうか

悪天候のため閉園が延長となっていましたが昨日無事に開園しました

開園した知床五湖 一湖の高架木道からの様子

開園当日は霧雨やみぞれがしっとりと降る中
この日はヒグマとの遭遇もなく
静かな知床五湖を無事に一周できました

二湖の展望地から

雪融けの早い場所ではミズバショウの花も咲いておりました
霧と湿地帯の雰囲気がとても素敵な開園初日でした

ミズバショウが咲く湿地帯

今年も知床五湖がたくさんの観光客で賑わうことを願いながら
閑散とした人の気配を感じない知床五湖を静かに歩くのも悪くないなと
そんなことを思いながら散策しておりました

知床ネイチャーオフィス
藤原

SNO kitchen②

藤原です

久しぶりのお料理企画
今回のテーマは「春の味覚」

渓流に春を告げる”ヤマメ”と
春の山菜”ギョウジャニンニク”です

ヤマメは一生を川で過ごすサケ科魚類ですが
川から海へ出ていくものもいます
海へ出たものをサクラマスと呼んで区別します

ギョウジャニンニクは北海道から本州まで広い地域に分布します
北海道では「アイヌネギ」とも呼ばれるネギの仲間
ニンニクのような匂いが強く春の若芽は山菜として食べられます

今回は食材の調達からということでまずはヤマメから

とある渓流へ車を走らせ有識者指導の下人生初のヤマメ釣り!
残念ながら釣りの様子の写真を撮り忘れてしまいましたが
綺麗な渓流でヤマセミやミソサザイの鳴き声を聴きながら
優雅に釣りの時間を楽しめました

ヤマメ(左)とオショロコマ(右)

まだ川の水が冷たくて魚の動きが鈍かったのか
釣果はいまいちではありましたが
初めてのヤマメ釣りを存分に楽しめました

ギョウジャニンニクは会社の先輩柴田と
こちらもとある場所へギョウジャニンニク探しへ!
この時期毎年採りに行っているので
多く生えているポイントへ険しい斜面を登っていきました

斜面上でギョウジャニンニクを採る藤原

※山菜取りはクマとの遭遇や滑落による事故等危険を伴う場合が多いです
しっかりとした装備で初めての方は有識者指導の下楽しみましょう

そして採れたギョウジャニンニクがこれです

葉の開いているものも多かったですがなかなか良いサイズも採れました

今回採れたものはてんぷらとして美味しくいただきます

ヤマメは内臓やエラの骨を取り除き綺麗に洗います
ギョウジャニンニクはしっかり水で洗ったら
根本付近にある固い皮(はかま)をとります
全部とってしまうと香りが薄れてしまうのと
揚げた際に株がバラバラになってしまうので
今回は赤い薄皮を一枚残すように下処理を行いました

下処理ができたら後はそれぞれ水気をしっかり取り除き
衣をつけて油へ投入!
出来上がりがこちら

近所の民宿で厨房をお借りしてご近所さんと美味しくいただきました

ヤマメはとても身が柔らかくてんぷらにすると
外はサクッとなかはふんわり白身がとても柔らかく
ギョウジャニンニクは採れたてをてんぷらにしたので香りがとてもよく
ヤマメもギョウジャニンニクも最高に美味しかったです

春のほんのわずかな時期のものですが
自分で採って自ら調理して美味しくいただくという
この一連の行程が食材のおいしさを
最大限に引き出しているような気がします

また他の時期のものも楽しみですし
来年の同じ時期も楽しみです

次なるお料理企画は何か気になりますね
次回は弊社のお料理担当菊田監修のもと
地元食材小麦粉を使ってある料理をします
お楽しみに~♪

知床ネイチャーオフィス
藤原

山菜

知床半島も標高の低い場所は山菜の時期になりました。
日に日に大きくなるつくし。

雪も融けて行者ニンニクはぐんぐん成長しています。
低地では既に食べごろを過ぎたモノが多いです。

この行者ニンニク、今年はエゾシカによく食われています。
上記写真の行者ニンニクは葉っぱの先端が食われています。
冬は樹皮を食べていましたし、シカたちにとっては春も食い物が少ないのかな。

まぁ、そんな雪融けや植物の成長からも春を感じます。

雪融けといえば…先日藤原は知床五湖の除雪という名目でサボっていたとか?
会社のブログで「サボっていた」と自白しているような…さすが藤原ですね。
…ミッキーにチクってやろう。

さて、開園時には雪が融けているであろう小ループのみの除雪と聞いており、
私は参加しませんでしたが今回は大ループの除雪を行ったようですね。
サボっていた藤原以外の方のお蔭様で明日から遊歩道全ルート開放だそうです。
除雪して頂きありがとうございます。

そういえば札幌は今日桜が開花したようですね。
ウトロは5月5日頃に咲くことでしょう…!!

知床ネイチャーオフィス
柴田

知床五湖雪かき

藤原です

最近とっても暖かい日が続いていますね
雪融けもどんどん進んでいきます

本日は知床五湖遊歩道の雪かきをしてきました
とはいえ遊歩道上は雪もかなり融けており
雪を掻く場所もあんまり無いような状態でした

本日雪かきに参加したメンバー
雪かきするガイドたち

日影になるところは雪が少しだけ残っておりましたが

三湖の展望地にて

日当たりの良い場所はもう雪がありませんでした
木道も写真のとおりしっかり出ております
(さぼっているわけではありませんよ・・・笑)

開園のころにはもう遊歩道近くは雪は残ってなさそうですね
知床連山の上の雪は解けずに残ってほしいですが

知床ネイチャーオフィス
藤原

知床五湖

昨日は知床五湖(ヒグマ活動期)をご案内する為に必須の
知床五湖登録引率者シーズン前研修に参加してきました。

改めて、無線機使用方法の確認や緊急時の搬送訓練等を行いました。

研修中の写真は撮り忘れたので、知床五湖の景色をどうぞ。

研修では小ループを利用したので、二湖と一湖を見て周りました。

昨年とは違い、二湖はまだ湖面が凍っていました。
流石にもう歩くことは無理でしょう…

一湖は湖面が大分融けていました。
開園の頃には高架木道から湖に映る知床連山も望めるようになるでしょう。

地上遊歩道(小ループ)の積雪は多くなかったですし、
来週除雪作業を行うので、開園時には利用できるでしょう。

ただ、大ループの積雪状況は確認できなかったので、
開園時(4月19日~)に利用できるかはわからないです。

おまけのエゾシカ

知床ネイチャーオフィス
柴田

一時の冬

昨日朝の景色。

一昨日から降り始めた雪。

翌朝のアメダスを確認すると積雪深は0cmから9cmへ。

そして今朝の景色。

昨日は気温が高く、雪はあっという間に融けました。

アメダスの積雪深もまた0cmへ。

年によっては5月でも雪が降ることがあります。
春と思っても、一時の冬に戻ることはよくある話。

GWにお越しの際は、暖かい服も用意した方が安心です。

春といえば桜。今年は昨年程暖かくはないですから、
ウトロ周辺は5月5日くらいの開花になりそうです。

知床ネイチャーオフィス
柴田

ぽかぽか陽気に誘われて

そろそろシマリスが起きてこないかなあ、と
休日は森の中をパトロールする日々が続いております菊田です

プラス気温が当たり前になってきて
森の中もスノーシューを使わずに歩けるようになってきたのだから
そろそろ目を覚ましてくれてもいいんじゃないかと思うのですが…

しかし日当たりのよい雪の上を見やればこの通り

お腹、冷たくないのかな

お日様を浴びてお昼寝モードのキタキツネ


雪の解けた断崖沿いではこの通り

熟睡かと思ったらジト目でこちらをみている

めいっぱい日光浴をしながら昼寝していたであろうエゾタヌキ


森を歩いても眠たそうな動物達ばかり
みんな今は眠っていたいのでしょうか…
シマリスもまだしばしお休みモードかな…

はやくシマリス発見報告がしたいものです

知床ネイチャーオフィス
菊田

今年は良い感じ

藤原です

冬シーズンも残りあとわずかですが
最近のウトロ地区は流氷がまだまだ良い感じです

3月22日現在も事務所からは
流氷が水平線までびっしりな様子が見れます

事務所から

流氷がまだまだ良い感じに残っているので
今年は海ワシたちがまだ比較的見やすいです

流氷とオジロワシ
飛翔するオオワシ

昨年の今頃は流氷も見えなくなり
ワシたちも流氷とともに北の海へ帰ってしまい寂しかったのですが
今年はまだ少し私たちの目を楽しませてくれるようです

毎年これくらい流氷もワシも楽しめればいいのにな~

知床ネイチャーオフィス
藤原