いつの間にか

先日、ツアーで使った長靴を洗っていると…

ん?
水を溜めた容器内で何かが泳いでいる??

小さな甲虫がスイスイ

小型のゲンゴロウが泳いでいました。
マメゲンゴロウの仲間でしょうか。

いつの間にか飛来してたようです。
長靴を洗っているといつも来るのは、蚊とブユの吸血する虫。

その時々で色々な出会いがありますね!

知床ネイチャーオフィス
柴田

光合成?…しません。

林内の地面にはかわいいモノが出てくる時期になりました。

「ギンリョウソウ」です。
写真は正面からなのでわかりにくいですが、横から見ると
銀色の竜が首をもたげる姿に見えるので「銀竜草」です。

光合成は行わないので、緑では無く透明。
地中の菌類に寄生して栄養を得ています。
ほぼキノコみたいな不思議な植物。

散策時に探してみてください。

知床ネイチャーオフィス
柴田

アップサイドダウン

先日、知床五湖を散策中にとても綺麗な青空を見ました。
青空って見上げるモノですが、見下ろすことで見られることも…
上の写真は四湖過ぎの水たまりに映る景色。(写真はひっくり返してます。)

普通の景色よりも綺麗に見える水たまりの世界。

知床五湖散策の際は水面に映る景色も楽しんでください。

知床ネイチャーオフィス
柴田

沼へ…③

藤原です

先日私もポンホロ沼に遊びに行ってきました
今年は雪が多かったので
まだまだ沼の水もいっぱいでした

この日は晴れていて羅臼岳も綺麗に見えていましたよ

沼へ訪れたのは景色を見るためではなく
とある生き物を観察するためです

それは
エゾアカガエルのオタマジャクシたち!

水中で見るオタマジャクシたちは活発に泳ぎ回り
水没した植物の間を泳ぐ様子は見ていて飽きないです

ちなみにエゾアカガエルのオタマジャクシたちは特殊な能力があって
捕食者に合わせて体の携帯を柔軟に変化させるとのこと
丸吞みや捕獲されにくい形に身体を大きく膨らませたり
尾鰭(おひれ)を大きく変形させたりと
その変形は自在に行われるそうです
非常に興味深い・・・

この沼にも捕食者であるエゾサンショウウオが
過去に生息していたらしいですが
今回の観察ではその姿も
オタマジャクシの形態変化も見られませんでした

また時間をおいて観察してみようかな

小さな生き物の世界ですが
よく観察してみると非常に面白いものですね

それと昨日スタッフ柴田があげたブログ
S〇T!のSさん いつも弊社の柴田がパクリ投稿をしてすいません・・・
彼は最近体力の衰えがひどく 現在足首を負傷中とのことです
見かけたら足首を狙っていただければ簡単に跪かせられると思います

知床ネイチャーオフィス
藤原

2025年オロンコ岩花便り

オロンコ岩花便りです。たくさんの花が咲き揃いました。

階段脇のエゾシモツケは枯れ始めました。

センダイハギは見頃です。年々株が増えているような気がします。

オオアマドコロもあちこちで見られます。

スズランも咲いています。

クロユリは枯れています。

エゾカンゾウも咲いている株が一気に増えました。

オドリコフヂワラは長持ちするので、これからも楽しめます。

ニホンタンポポも咲きました。総包片が閉じているか確認してくださいね。

マイヅルソウの写真は撮り忘れた…

午前6時の気温・・・7.9℃
体感知床・・・冷え冷え

今回の参考ブログは知床オプショナルツアーズさんです。
いつも楽しいブログをありがとうございます。

知床ネイチャーオフィス
柴田

沼へ…②

先月、羅臼湖スノーシュートレッキング中止時の代替でご案内していたポンホロ沼
すっかり雪は融けて沼らしい景色になりました。

沼に映る木々や羅臼岳が良い感じ。
雪があった時は歩きやすかった林内ですが、正規ルートは倒木で通れなかったり、
笹が茂っていてルートはほぼ無いも同然です。
笹藪漕ぎで疲れます。疲れました…

いつかきっと整備されるでしょう。

されるはず…きっと…

知床ネイチャーオフィス
柴田

遊歩道脇の大量の命

先日、知床五湖の五湖にエゾアカガエルの卵が大量にあったのですが、
無事に多くのオタマジャクシが産まれてきました。

水面に黒く蠢くモノは全てオタマジャクシ。

もう少しすると小さなカエルが遊歩道をぴょんぴょん跳ねまわる時期。
踏まないよう、足元は充分に気を付けてください。

知床ネイチャーオフィス
柴田

春らしく

知床五湖園地内のサクラも満開を迎え、

森の木々は新緑に染まり始めました。
そんな春らしくなってきた知床。

今日はこの時期になるとやってくる鳥をゆっくり観察できました。

観察できた鳥は「オオジシギ」という渡り鳥です。
この写真のどこにいるのかお分かり頂けるだろうか…

そう。
枝に紛れているのです。

いつもは写真中央部に生き物を収めていることが多いのですが、
今回はちょっと端の方に収めてみました。

どこにいるか分かりましたか?

写真の右上にいるんです。

はい。こちらがアップの画像。

長いクチバシが特徴です。

オーストラリア方面からの渡り鳥。

変わった鳴き声、変わったディスプレイフライト(求愛等を目的とした行動)
の生き物です。知床五湖の高架木道付近やフレペの滝遊歩道付近によくいます。

不思議な声等を聴いたら「オオジシギ」の可能性が高いです。

知床ネイチャーオフィス
柴田

今年は出会えるかも?

藤原です

最近森の中が少し賑やかな感じがします

春は多くの動物たちの繁殖シーズンのためでしょうか

雪も融けて落ち葉の乾いた森の中
耳を澄ますと小さな生き物が動く音が聞こえてきます

最近森の中でエゾヤチネズミをよく見かけますね

特に昨年秋のどんぐりが豊作で
森の中にはまだまだたくさん落ちています

エゾヤチネズミたちは果実や種子 植物などを好んで食べ
年に2~3回繁殖期があると言われています

もしかするとこの春活発に動き回っているのは
繁殖に向けてたくさん食べ物を探しているのかも

街中では嫌われ者のネズミですが
森の中では生態系ピラミッドの底辺を支える大事な存在

増えてくれるとネズミを餌とする動物たちにも恩恵があります

昨年豊作で余ってしまっているどんぐりを食べて
いっぱい増えてほしいですね

今年はたくさん出会えることを期待しています

知床ネイチャーオフィス
藤原