冬眠からの目覚め

藤原です

先日斜里の町に出る道中に
ちょっと珍しい動物に遭遇しました
ウトロ周辺でもヒグマが例年通り冬眠から目覚め
目撃もありますが
私が出会った動物も冬眠から目覚めたばかり
その動物はというと・・・

コウモリです!

正式名称はチチブコウモリ
コウモリは普段夜に活動する夜行性の動物ですが
この日は春の日差しが暖かく
河川の周りで羽虫が大量に飛び交っており
それらを捕食するために飛び回っていたようです

珍しい出会いもあるものですね
知床でも夜に飛んでいるものや日中に死骸を見ることはありましたが
今回初めて日中に生きているコウモリを見ました

同じような場所を長時間ぐるぐる飛び回り
途中遠くへ飛んでいくことはあっても
またすぐに飛んで戻ってくるので
じっくり観察させてもらいました
しばらく観察していると林の中へ姿は消えてしまい
戻ってこなくなったので様子を見に行ってみると
木に下向きにとまってじっとしていました

望遠レンズを使いアップで見てみると
なかなかに面白い顔をしていますね

コウモリが高い場所に逆さ向きでとまり休憩する理由は
・ぶら下がってとまる姿勢が最も省エネでいられるような身体の構造になっている
・できるだけ筋力を使わずに即座に飛びたつことが出来る姿勢である
・高い場所にぶら下がることで外敵回避が簡単
等の理由があるそうです

不思議ですね

コウモリの休憩を妨げないよう少しだけ観察してその場を後にしましたが
飛び回るコウモリを夢中で長時間観察していたため
午前中10:00頃に目的地に到着予定だったところ
到着したのは13:00・・・

生き物観察はついつい夢中になってしまいますね(笑)

また面白い生き物が見つけられたら
ブログにあげようと思います
お楽しみに

知床ネイチャーオフィス
藤原

飛び出し注意

道路沿いの雪解けも進み、道脇には草が目立つようになりました。

その道草を狙ってエゾシカがわらわらと…
タイミングによっては道路沿いに10頭以上のエゾシカがいることも。

綺麗な夕日に目を奪われて、脇見運転しちゃうとエゾシカをはねてしまうかも…
どのタイミングで飛び出してくるかわかりません。
この時期と秋は特にエゾシカの飛び出しに気をつけましょう。

今朝は流氷が離れたと思ったら、夕方には戻ってきました。
今年の流氷はいつまで見られるでしょうね~

知床ネイチャーオフィス
柴田

だっしゅ

藤原です

先日森の中でツアー中に
非常に珍しい動物にあいました

走り去るこの後ろ姿はもしやと思い
周辺を静かに探してみました

すると木の根元からひょっこり

イイズナです

可愛すぎる!

しばらく我々の周りを駆け回り
可愛い姿を存分に見せてくれて
お客様と静かに興奮しておりました

心残りなのは この日が雨のため
一眼カメラを持っていなかったこと・・・

興奮と悔しさで泣きそうでした(笑)

知床ネイチャーオフィス
藤原

じゃんぷ

先日森で出会ったモモンガ。
あっという間にどこかへと飛んで行きました。

ジャンプして消える決定的瞬間がこちら!

びよーん。

被膜を広げることなく、隣の木へと消えていきました。
次はいつ会えるかなー??

さて、先日ツアー中止になっていた「知床五湖」ですが、なんとか再開。
今後の天候によってはまた中止になるかも…
林内は融雪も進み、景色は3月下旬のよう。
いなくなった流氷は明日戻ってくるようですが、明後日には離れる予報。
冬らしい景色はいつまで楽しめるでしょうね。

知床ネイチャーオフィス
柴田

モモンガ探し

藤原です

ついに私も先日の21日(水)
今シーズン初モモンガを拝むことができました

先輩柴田にブログで煽られていましたが
なんとか私の意地を見せることができたでしょうか(笑)

以前から目をつけていた痕跡を頼りに
彼らの居場所を突き止めることに成功しましたが
まだまだ彼らの動きは読めません

それにしてもモモンガはほんとに小さいです

枝の中にモモンガがいるのですが皆さんは見つけられますか?

今回見つけたのは高い木の上でお食事中でしたが
痕跡なしには見つけることはできそうにありません

ですが望遠のカメラでは彼らの姿をばっちりおさめることができましたよ
黒くて大きな目がとってもキュートです

これぞ冬の森のアイドルといった感じでしょうか
先日もブログにて”アイドル”という言葉を使った気がしますが
動物界も今どきはアイドルが多いですね(笑)

さて流氷もやっとウトロに来たことですし
冬シーズンもこれから本番
この冬もいろんな出会いがあることを祈るばかりです

知床ネイチャーオフィス
藤原


やってきた

最近、スタッフふぢわらがエゾモモンガを探しに森を徘徊していますが、
残念ながらまだ遭遇はしていないようです。

でも、私は知っているのです。
探さなくとも、彼らはやってくるということを…

まさに今日、のんびりとエゾシカの観察をしていると、やってきたのです。
エゾシカの後ろにあった木にびゅーんっとエゾモモンガが飛んできました。

今シーズン第一号のエゾモモンガ。
今年から始めて見たエゾモモンガは「ンガ太郎」と呼ぼうと思います。

ンガ太郎は移動の途中だったようで、どんどん飛んで消えてしまいました。
頑張って探すと殺気が出て動物が逃げてしまうという話もあります。
「エゾモモンガ見たい!!どこにいるんだ!!」という気持ちを抑えて、
のんびりと探さずにいた方が彼らの方からやってくるかもしれませんね。

ふぢわらくん、きっと3月には出会えるはず!諦めないで!!

知床ネイチャーオフィス
柴田

トドに会いに

藤原です

先日私は久しぶりの羅臼へ行ってまいりました
目的はというとトドを観察するためです

今回は知床らうすリンクルさんの船に乗せていただき
トド探しのツアーに参加してきました

参加は一人でも可能で
2人以上乗船予定であれば出航していただけます

羅臼港に集合し港を出発するとたくさんのシノリガモがお出迎え

冬になると北から日本へ渡ってくる冬の渡り鳥です
ウトロの海岸線や港でも見かける鳥ですが
やはり船の上からであれば近くで観察できますね

そして港を出てしばらく海岸線沿いを捜索していると
船長さんが突然「トドだ!」と興奮気味に叫びました
指さす方向に目をやると7~8頭ぐらいのトドの群れが
海面から顔を出して優雅に泳いでいました

船長さんの話によると
トドが見られるシーズンは12月の中旬から1月中と
流氷の去った後の春先も見られるそうですが
今季はトドシーズンが始まったばかりで
ここ最近はトドの姿を見ていなかったとのこと
とてもラッキーでした
船長さんが興奮していたのも納得です

その後一定の距離感を保ちながらしばらく観察させてもらい
トドたちはどこかへ泳いで行ってしまいました
大きな個体は全長3メートルほど
体重は1トンを超えることもあるそうです
アシカやアザラシなどの仲間の中では最大の鰭脚類(ききゃくるい)です
間近で見るととても迫力があり私も興奮してしまいました

ウトロ地区でもごく稀に
流氷シーズンの直前直後で見ることがある動物ですが
ここまで簡単に見ることはできません
海洋哺乳類を観察するならやはり羅臼ですね

その後は帰港前にワシも観察して
この日のツアーは終了しました

乗船時間は1時間程度のツアーでしたが
色んな動物が観察出来て時間以上の満足感がありました
ウトロから片道2時間かけて羅臼へ向かいましたが
その甲斐はありましたね

また機会があれば違ったタイミングで野生動物を観察しに
乗船したいと思います
秋シーズンと冬シーズンの境目で
閑散とした時期にはなりますが 楽しみ方はまだまだありますね

知床ネイチャーオフィス
藤原

ラッティングコール

藤原です

最近夕方近くに森の中を歩いていると
甲高い悲鳴のような鳴き声を聞きます

この時期特有のオスジカの”ラッティングコール”です

薄暗くなった森の奥から聞こえてくると
少し不気味にも聞こえます

発情期のオスジカが縄張りを主張する際や
メスへのアピールのために発する鳴き声とのこと
文字では何とも表現しずらい鳴き声ですが
森の奥から響いてくるとなんとなくゾワゾワします

秋も深まりを感じる鳴き声です

知床ネイチャーオフィス
藤原

オス同士の闘い

藤原です

紅葉も見ごろを迎え
日に日に冷え込むようになってきた知床ですが

そんな冷たい空気漂う草原地帯では
熱い闘いが繰り広げられていました

繁殖期のオスの鹿が縄張りやメスをめぐって
角を激しくぶつけ合っていました

右のオスの方が体が大きく はじめは右が優勢かと思っていました

しかし左の小さい方も負けていません
少しずつ右の大きなオスが押されていきます

右のオスが背中を向けて勝敗が決したかと思いきや

左の小さなオスがダメ押しの一撃

右のオスは戦意喪失したのか 走って逃げて距離をとりました

この時期になるとたまにこういった姿を見かけることがあります
時間も忘れて ついつい見入ってしまいました

映像や写真で見たことあるこのようなシーン
実際に間近で見てみると迫力があって
ドキドキしますね

迫力のあるオスジカ同士の争いですが
縄張りやメスをめぐっての闘いという説もあれば
ただ単純にじゃれ合っているだけという説もあるそうですね

いずれにせよ
がんばれオスジカ!

知床ネイチャーオフィス
藤原