稲妻

藤原です

先日の夜 海上を眺めていると稲妻が見えました
恐ろしくも美しい自然現象ですね

でもどうして「稲妻」って呼ぶんでしょうかね

これは
昔から雷の多い年は豊作になるという言い伝えもあるそうで
雷が稲にとって豊作をもたらす良き伴侶(妻)のようなものとして
雷のことを「稲妻」と呼ぶそうですね

雷の放電によって空気中の窒素の形態が変化し雨に溶けて地面に降り注ぎます
窒素は植物の栄養のもととなるものですが
空気中の窒素は大抵の植物は吸収ができません
雷によって「窒素酸化物」となり地面に降り注いだ窒素は
植物に吸収され栄養となるそうです

これから実りの秋ですが
今年のドングリはなんだか良い感じに実っているようですね

森に動物たちの食べ物がたくさん実りますように

知床ネイチャーオフィス
藤原

ペレケ川

例年、そろそろサケやマスの遡上が見られるペレケ川。

河口付近にはサケやマスの遡上を待っているだろうカモメ達がいました。

で、肝心のサケやマスの遡上の具合ですが、この通り。

ほぼ確認できません。

なんとかカラフトマス2匹とシロザケ1匹は見えましたが、少ない。

これからに期待しましょう…

知床ネイチャーオフィス
柴田

羅臼湖ルール

日頃からスタッフ藤原に対して実際に体験してみないと言えないことがある。
と伝えている柴田です。

今日は羅臼湖のご案内をしてきました。
お客様には長靴を履いてもらったのですが、まさかの自分が履き忘れて…

さて、羅臼湖は長靴での散策が基本ルールとなっています。
それは「植物を踏まないよう、泥を避けず歩く為」です。
なので、長靴を履いていないことが悪いという訳ではありません。
「泥を避けて植物を踏んで歩くこと」がルール上、良くないのです。

では、良い機会なので普通の靴で泥を避けずに歩くと
足元はどのようになるのかお見せしましょう!!

(泥を歩く前)

(多少ぬかるんだ所)

(泥の中)

(泥の中を歩いた後)

(歩き終わった後、長時間泥水に浸かり指はふやけていました)

羅臼湖はどろどろの道です。
ハイカットの登山靴なら行けると思っている人もいるようですが、無理。
その為か登山靴で植物を踏みながら歩いている人がそこそこいます。

靴や足がどろどろになる覚悟の無い人は黙って「長靴」を履いてください。

「一の沼」が利用出来なくなったのは植物の踏み荒らしが原因です。
今後も羅臼湖を利用出来るよう、最低限のルールは守りましょう。

※泥の中には動物の糞尿が入っています。
 疾病予防の為にも長靴の使用が望ましいです。

知床ネイチャーオフィス
柴田

秋らしく…?

昨年同様にお盆が過ぎてもなかなか気温が下がらないウトロ。
夜は冷える日も増えてきましたが、気温はまだ秋らしくないですね。
サケやマスは遡上し始めたので、違う見方だと秋らしいといえば秋らしいかな?

さて、昨日は羅臼湖のご案内をしてきました。青空に恵まれてラッキー!
散策中の雲は秋らしい雲が多かったです。
写真は三の沼からの羅臼岳。
ガイドツアーだと入口から約1時間歩いて見られる景色です。

羅臼岳が綺麗に望めるので、ここを羅臼湖と勘違いする人がいるらしい。
わからなくもないですね。綺麗ですからね~

で、秋といえば紅葉!!
色付くのか、色付かず枯れるのか等々、今年の紅葉はどうなるのだろうか。

きっと、多分、なんとなく、色付く頃は10月入ってからでしょう。
上旬なのか、中旬なのか、下旬なのかわかりませんが、
まずは枯れずに上手く色づいてくれることを祈ります。

知床峠付近、知床五湖付近、カムイワッカ湯の滝付近等、
標高差等で色付くタイミングが違いますのでお越しの際は
その時々のベストポイントを探してみてください。

じわじわと秋を感じる所も増えてきましたが、
より秋らしくなってきたらまた紹介します。

知床ネイチャーオフィス
柴田

オニクワガタ祭り

藤原です

先日森を歩いていると とある場所で
オニクワガタを見つけました

オニクワガタ♂

オニクワガタはシーズン中あまり目にすることがない
ちょっと珍しいクワガタ

幼虫は朽木のなかで1年かけて成長し成虫になると朽木から出てきます
ただし成虫の寿命はほんの数週間
おまけにあまり飛ぶこともないので見られる場所が限定的なクワガタ

顎の形が鬼の角に見えることからその名がついたとか

私藤原は個人的にはオニクワガタのフォルムが好き

ふだんあまりお目にかかることがないオニクワガタですが
この日は違いました・・・

同じ木になんと6匹も!! 右上が♀ 他5匹は♂

同じ朽木になんと他の個体もいました
10分くらいで6匹も見つけましたよ!

繁殖するために朽木から出てくる丁度良いタイミングだったんですかね
じっくり観察できてラッキーでした

まだ数日は見られるかもしれませんが
成虫の寿命がとても短いので見れても数日・・・

頑張って命を繋いでおくれ

たまには昆虫観察してみるのも面白いですね

知床ネイチャーオフィス
藤原

スイレン除去スタッフ

知床五湖で増殖して問題になっている園芸用スイレン。

ここ最近は積極的に三湖のスイレン除去を頑張っているスタッフがいます。

一湖のスイレンは人間が頑張って除去していますが、
彼は一頭でムシャムシャと頬張って、頑張っています。

先週よりもスイレンが減ったような…?気がするだけですね。
地道に頑張っているようなので、近いうちに大きな成果が出るでしょう。

知床ネイチャーオフィス
柴田

<おまけ>

雲から頭を出す羅臼岳。

山全体が出ている時よりも大きく感じる不思議。

おかえりカラフトマス

藤原です

知床に嬉しいニュースです

今シーズンのカラフトマスの遡上が確認できました
ウトロ地区近くの川で下流の深みに
カラフトマスが10~20匹くらいかたまりで泳いでいました

ここ数日は海鳥が事務所前の海岸線沿いで騒がしくしていたので
やっと戻ってきたころかなと思っていました

川底を泳ぐカラフトマス

ただし確認できた数はほんのわずかで昨年よりも時期は遅め

川に入って撮影しているといつもこの時期は
晴れていても凍えそうなほど川の水が冷たいのですが
今年はなんだか川の水がぬるいような感じがしています
雨が少ないせいでしょうか・・・

冷たい水を好むサケ科魚類にとっては深刻な問題
台風が来るのは嫌ですが台風のもたらす雨によって
少しでも川も海も水が冷たくなると良いですね

今後に期待しましょう

知床ネイチャーオフィス
藤原

久しぶりの羅臼湖

藤原です

先日ツアーで久しぶりに羅臼湖へ行きました
9日ぶりでした

前回訪れた時は今年雨が少ないせいか
遊歩道の泥もカラカラでしたが
今回はドロドロ水たまりもバシャバシャ
これぞ羅臼湖って感じのぬかるみ具合でした

三の沼展望地から
羅臼湖展望地から
ヒグマの足跡

最近は目撃も痕跡もあまり見る機会が無かったヒグマでしたが
山岳地帯では彼らヒグマの食べ物である
ハイマツの松ぼっくりがそろそろ食べごろ
泥の上にクッキリと足跡が残ってました
羅臼湖周辺もハイマツが多いので徘徊しているようですね

秋はまだ先ですが季節の進みを感じますね

そうそうそういえば
某ライバル会社S○T!のスズキさんから
梨の差し入れを頂きました!
これからいよいよお盆休みで忙しい時期になりますが
しっかり水分と栄養をとって体調管理をしなくては
梨に含まれるアスパラギン酸が夏バテには効果的だとか
藤原は梨が大好きなのですごく嬉しいです

差し入れの梨を食べる藤原

スズキさんありがとうございます!

皆さんも夏バテにならないよう水分と栄養をしっかり取りましょう

知床ネイチャーオフィス
藤原

夏を告げる来訪者

藤原です

先日事務所作業中に背後から
「ヂヂヂヂヂヂッ」という音がして
振り返ってみると・・・

イブキヒメギスが事務所の中にいました
どうやら外から入ってきてしまったみたい

知床では8月ころから草原地帯でこの虫の鳴き声が聞こえ始めます
気づけばもう7月も今日で終わりですね

もうイブキヒメギスの鳴き声がしてくる頃か・・・
早いな~と思いながら
数分手を休め観察しておりました

これからハイシーズンも本番
忙しさで忘れかけていた季節感を思い出させてくれる
そんな鳴き声でした

ちなみに虫の音を「虫の声」として認識できるのは
日本人と世界の一部の地域の方のみだけだそうですね

西洋人は虫の音を雑音と認識するそうです

虫の音を聞く際の脳の使い方によって音の認識が変わるんだとか
「虫の声」によって季節を感じることができるのは
日本人の特殊な能力ということですかね

知床ネイチャーオフィス
藤原