うじゃうじゃ

藤原です

先日とある川へサケやマスの遡上を観察に行きました
今シーズンはまだまだ遡上数が少ないです

いっぱい泳いでる姿を見たいなぁと思っていると
なんだか違う魚がいっぱい泳いでました

その魚とは ワカサギです

ワカサギの群れが川に遡上してきています
春に産卵のため川へ遡上するものと
秋に遡上し越冬の後 産卵をするものがいるらしいです
オホーツク海側にいるものは秋に遡上し湖で越冬するらしいのですが
川ではたして越冬できるのでしょうか・・・
今後も観察していきたいと思います

それにしてもすごい数ですね
遡上しているワカサギは体長7~8㎝程の大きさですが
川岸が黒く埋め尽くされるほどの数に圧倒されてしまいます

知床ネイチャーオフィス
藤原


ペレケ川

例年、そろそろサケやマスの遡上が見られるペレケ川。

河口付近にはサケやマスの遡上を待っているだろうカモメ達がいました。

で、肝心のサケやマスの遡上の具合ですが、この通り。

ほぼ確認できません。

なんとかカラフトマス2匹とシロザケ1匹は見えましたが、少ない。

これからに期待しましょう…

知床ネイチャーオフィス
柴田

おかえりカラフトマス

藤原です

知床に嬉しいニュースです

今シーズンのカラフトマスの遡上が確認できました
ウトロ地区近くの川で下流の深みに
カラフトマスが10~20匹くらいかたまりで泳いでいました

ここ数日は海鳥が事務所前の海岸線沿いで騒がしくしていたので
やっと戻ってきたころかなと思っていました

川底を泳ぐカラフトマス

ただし確認できた数はほんのわずかで昨年よりも時期は遅め

川に入って撮影しているといつもこの時期は
晴れていても凍えそうなほど川の水が冷たいのですが
今年はなんだか川の水がぬるいような感じがしています
雨が少ないせいでしょうか・・・

冷たい水を好むサケ科魚類にとっては深刻な問題
台風が来るのは嫌ですが台風のもたらす雨によって
少しでも川も海も水が冷たくなると良いですね

今後に期待しましょう

知床ネイチャーオフィス
藤原

また会う日まで

藤原です

木々の葉が芽吹き森が深くなってきた今日この頃

先日の晴れた日に
とある川で水中をのぞいてみると
シロザケの稚魚が元気に泳いでいました

川の中を泳ぐシロザケの稚魚

太陽が差し込む美しい水中の世界で
気持ちよさそうに泳ぐ姿に思わず見とれてしまいました

そろそろこの子たちも川から海へ降りていく時期ですね
まだまだ体は小さいですが
数年後に大きくなってまた生まれた川に戻ってきます

これから長い旅に出ていくのかと思うと
見ていてちょっぴり不安な気持ちもありますが
元気に大きく育って 再会できる日を楽しみにしています

またね

知床ネイチャーオフィス
藤原

帰って来たぞ♪➁

先日、ペレケ川に「カラフトマス」が遡上してきたと
ブログをあげましたが「シロザケ」も遡上してきました!

十数匹とまだ多くはないですが、帰ってきましたよ!!

「道の駅ウトロシリエトク」隣の「知床世界遺産センター」で
サケやマスの展示も行っているので、是非合わせてご覧ください。

知床ネイチャーオフィス
柴田

帰ってきたぞ♪帰って来たぞ♪

っと聞くと続くは「ウ~ルト~ラ~マ~ン♪」ですよね。

さて「カラフトマス」が帰ってきました!!

数日前からちょいちょい目撃情報があったのですが、
改めて本日確認してきました。
確認してきた所はこちら!!ペレケ川!!

普通に街中を流れる小さな川ですが、こんな川にもサケやマスが遡上する!

さっと見た感じ20匹弱はいましたよ。
まだ遡上は始まったばかりですからね。

今年はどのくらい遡上するでしょうか。

いっぱい帰ってくるかなぁ~?

段々と秋らしくなってきた知床!
明後日の予想最高気温は32度ですが…

ちなみにオンネベツ川という川も遡上してます。
遡上の観察は「ペレケ川」か「オンネベツ川」がお勧めです。

知床ネイチャーオフィス
柴田

港にサンマ…

先週頃からウトロ港にもサンマが入っていると聞き、ずっと気になっていた菊田

地元民がサンマを釣り上げて食している様子をSNSで羨ましく眺めていたところ
「光で集めれば網でも掬えるかもね」という社長のささやき

…え?行くしかなくない??会社に網くらいあるのでは???

さっそく網を(佐々木さんが)探したのですが
しばらく使う事がなかったためか、捨てられていた模様…

サンマを獲る術はなくなりましたが、その姿だけでも見てみたい!
ということで、ライト片手にわらわらと夜の港へ
菊田、佐々木、藤原が集結

…たくさんの釣り人がいる…
…暗闇の中、何かが水面ではねている…

ライトをつけてみるとそこには…

想像の10倍くらいの密度だったのでちょっと悲鳴がでた

いる、サンマが、うじゃうじゃ、いる、なんならまだ集まってくる

近くの釣り人にライトの光を提供する代わりに
釣り上げる様子を見学させてもらうと
撒き餌にはビビッて逃げ出すが、光にはどんどん集まってくる!

これは餌がなくても糸と針さえあれば釣りができるのでは?
ということで、お宿来羅玖のご主人にお声がけをし
釣り道具を借りて一緒に釣ってみることに!

何だかんだ井上もメンバーに加わり、大人5人で楽しく夜釣り

柴田さんにも声はかけたよ!

餌がなくても針で引っ掛けて釣ることができました!
この日は夜でも気温が11度あり、とても暖かかったので
ライトの充電が限界を迎えるまで楽しく釣り続け
その釣果は…

楽しくなり過ぎた結果です

お宿来羅玖の台所をお借りし、民宿ペレケのご主人にも見守られ(?)ながら
頑張ってサンマをさばき続けること約1時間…

深夜1時、ようやくサンマの処理を終えました…!

大きなものはお刺身用におろし
二軍サイズは頭と内蔵をとり
後日皆で山分け

小さいモノや身がやせているモノは
お料理のプロがいるピリカデリックへ献上してきましたよ!
プロは1匹の無駄もなくお魚たちを活用してくれました…

またこんな機会があれば嬉しいな、と思います

会社の、そして地元のみなさまお疲れさまでした
そしてお付き合いいただきありがとうございました
またよろしくお願いしますね

知床ネイチャーオフィス
菊田

さくらの滝

藤原です

先日の22日に清里町にある
「さくらの滝」というところへ行ってきました

桜の花見スポットではなくて とある生き物が見れるスポットなんです
その生き物はというと・・・

サクラマス です!

シャッタースピード1/2000秒 f値7.1 ISO感度640 倍率300㎜相当で撮影

ここさくらの滝では 毎年6月~8月くらいまで
滝をジャンプして遡上するサクラマスの姿を観察することが出来ます
少し時期は早い気がしたのですが もう飛んでましたね

4m近くもある滝を頑張って登っていく姿にこころ打たれます
私が行ったときには30分で20匹くらい観察できました
去年の6月中旬は1分間に10~15匹のペースで滝を上る様子が観察できました

8月に入ると銀色だった体の色がさくら色に変化します
今年はその頃にも行ってみたいです

ここ さくらの滝は
弊社のオフィスがあるウトロ地区から車で1時間くらいの場所です
ぜひ知床にお越しの際は行きかえりに寄り道してみてください

おすすめの時間帯は午後です
気温が上がってきて彼らの動きが活発になるそうですね
確かに 25日の午前中に訪れた際は20分間で2匹しか観察できませんでした

魅力的なサクラマスの遡上を観察できるスポットですが
蚊の多いところですので虫よけ対策は必須ですね

興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか

知床ネイチャーオフィス
藤原

秋の味覚を楽しむのは

哺乳類だけではありません

今回は、サケマスウォッチングのご案内中に出会った生き物をご紹介します

川の流れに負けずに踏ん張るカワガラス

川の周りで観察をしていると時折やってくる小柄な黒い鳥
カワガラスです
周囲を飛び回り、ときには川に潜ります

本日も見事な素潜りを披露してくれていました

時折流されているように見えなくもないが、上手に川の中を動き回っている

主に川底の水生昆虫なんかを食べているということですが
本日の食材はこちら!

口にある赤い物体は…!!

い、いくらを食べている?!?!?

私だってまだ今年のいくらを食べていないというのに
カワガラスに先を越されました…

命がけで産み付けられた卵は
孵る前にこうして食べられてしまうことも多くあります
可哀そうにも思えますが、こうやって命が繋がってゆくのですね

普段は川の周りでのご案内はしていないのですが
今年度は10月4日以降、知床五湖の全周コースを歩くことができないため
知床五湖一周ツアーでは代替のご案内として
一二湖+サケマスウォッチングのご案内をさせていただいております。

この機会にぜひ、サケやマスの遡上見学をガイドとともに行ってみませんか?
本日のように、魚類以外との出会いもあるかもしれません。
皆様のお越しをお待ちしております。


知床ネイチャーオフィス

菊田

待ってました⑤

待ってましたシリーズ、まだ続きます。

ペレケ川や遠音別川でカラフトマスの遡上が観察しやすくなりましたね。

川の流れが比較的緩やかで、深さのあるところでは
群れとなって泳ぐ姿が観察できます。

水中はこんな感じになっています。

9月の終わりころにはシロザケも遡上してきます。

これからもまだまだ楽しみが続きますね。

カラフトマスの遡上を楽しみにしていたのは、私たちだけではありません。

最近は河口付近の上空や近くの木の上、沿岸部の岩の上に
オジロワシの姿を見かけるようになりました。

木の上にこんな感じで佇んでます。かっこいいですよね。

魚を主食とする彼らにとっても、カラフトマスの遡上は
嬉しいニュースでしょうね。

川へサケやマスを観察しに行く際には、ぜひ空も眺めてみてください。

大きなオジロワシが優雅に空を舞う姿も見ものです。

知床ネイチャーオフィス
藤原