幻氷

 今日は、あたたかな陽気に包まれたウトロ。アメダスで気温を見てみると最高気温は10℃まで上昇していました。その暖気の影響を受けて、水平線付近に、上位蜃気楼が発生していました。流氷がゆるむ早春の蜃気楼を「幻氷(げんぴょう)」と呼びます。今日の蜃気楼は2018年以来の大規模なもので、一部分では薄い虹色に分光している様子も観察できました。



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藤川

覚醒

 今季、初のヒグマと遭遇しました。双眼鏡で確認すると何かを食べているようで、その場をじっと動くことはなく、首を上下に動かしているように見えていました。知床は、海岸線が断崖になっており、雪解けが一番早く訪れます。エゾシカやヒグマはそれをよく知っていて、いち早く出てくる草本を食べるのです。冬眠から目覚めたヒグマがこれから活発に活動します。遊歩道の散策などは十分な注意が必要です。



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知床五湖にミンク

 今日、知床五湖をご案内中に四湖で珍しい動物に遭遇しました。映像では、2頭の小さな黒い生き物が素早く移動している様子が映っています。生き物はアメリカミンクです。道東では戦後に毛皮を目的に飼育されていましたが、一部が逃げて野生化し定着しています。知床五湖でも以前から目撃はあるものの、私も年に1度あるいは数年に1度のペースでしか見たことがありません。映像に残せたのは珍しいことです。2018年のグリーンシーズンにも多数の目撃があり、小さな個体も確認されているので知床五湖では繁殖しているものと考えられます。特定外来生物にも指定されているため個体数の増加や分布の拡大に注意が必要な生き物です。

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冬の知床五湖一周ツアーはじまりました

 1月23日から「冬の知床五湖一周ツアー」がはじまりました。今年は雪が非常に少ないため、例年はスノーシューを使用して夏のルートとは違うところを歩いていきますが、植生の保護のためスノーシューを使用せず、長靴で遊歩道に沿ってご案内しました。ある程度の積雪になるまでしばらくの間は、スノーシューなしでのご案内となります。一面真っ白になった湖の景色は変わらず楽しめます。

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ワシたちとエゾライチョウ

 12月に入って、ワシたちの姿を多く見るようになってきました。各河川の河口部には必ず数羽程度のオオワシやオジロワシの姿が見られました。おそらく遡上後に死んでしまったサケを狙ってやってきているのでしょうね。河川が凍って、そうした食べ物が得られなくなると観察しにくくなってくるでしょう。流氷がやってくる頃には、再び観察しやすくなるかと思います。そして、フレペの滝の遊歩道を歩いていたらエゾライチョウに遭遇しました。今年は比較的遭遇率が高く、遊歩道などを歩いているとよく鳴き声を耳にしました。姿もちょこちょこ見ていましたが、すぐに飛んで逃げるので、じっくり観察とはなかなかいかない野鳥です。たまたま樹の冬芽をつがいでついばんでいました。こうした野鳥の観察も楽しいですね。

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波の花

波の花 動画は下へ

 ここのところ、北風が強く吹いています。天気予報では、日本海側は大雪に見舞われているようで、朝のニュース番組でもとりあげられていますね。知床は、雪は降っていないものの強い北風で大きな波が海岸に押し寄せてきています。その波の影響で海中のプランクトンから出る粘液が攪拌されて泡状になる波の花がいたるところで見られます。フワフワと風にのって空を舞う様子は、この時期ならではの風景ですが・・・車から何から潮まみれになるので困ったものです。もちろん、撮影していた私も潮でベタベタになりました・・・

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