越冬からの活動

暖かな日も多くなり、昆虫たちにも動きが出てきました。

草むらに止まっているのは「エルタテハ」というタテハチョウの仲間。
成虫で越冬する昆虫の一つです。
北海道だと冬が終わって初めに見る昆虫の一つでしょう。

名前の由来は羽にある白い模様が関係します。
上の写真じゃわかりづらいのですが…
よ~く見ると、アルファベットの「L」のように見える?模様が!!
そしてタテハチョウというチョウの仲間なので…
そのまま「L」がついている「タテハチョウ」で
「エルタテハ」という名前になったとか。
シータテハというチョウもいるのですが、羽に「C」のような模様が
ある関係からそのような名前になったとか。

トウキョウトガリネズミもそうですが、面白い名前の付け方ですよね。

知床ネイチャーオフィス
柴田

冬眠からの目覚め

藤原です

先日斜里の町に出る道中に
ちょっと珍しい動物に遭遇しました
ウトロ周辺でもヒグマが例年通り冬眠から目覚め
目撃もありますが
私が出会った動物も冬眠から目覚めたばかり
その動物はというと・・・

コウモリです!

正式名称はチチブコウモリ
コウモリは普段夜に活動する夜行性の動物ですが
この日は春の日差しが暖かく
河川の周りで羽虫が大量に飛び交っており
それらを捕食するために飛び回っていたようです

珍しい出会いもあるものですね
知床でも夜に飛んでいるものや日中に死骸を見ることはありましたが
今回初めて日中に生きているコウモリを見ました

同じような場所を長時間ぐるぐる飛び回り
途中遠くへ飛んでいくことはあっても
またすぐに飛んで戻ってくるので
じっくり観察させてもらいました
しばらく観察していると林の中へ姿は消えてしまい
戻ってこなくなったので様子を見に行ってみると
木に下向きにとまってじっとしていました

望遠レンズを使いアップで見てみると
なかなかに面白い顔をしていますね

コウモリが高い場所に逆さ向きでとまり休憩する理由は
・ぶら下がってとまる姿勢が最も省エネでいられるような身体の構造になっている
・できるだけ筋力を使わずに即座に飛びたつことが出来る姿勢である
・高い場所にぶら下がることで外敵回避が簡単
等の理由があるそうです

不思議ですね

コウモリの休憩を妨げないよう少しだけ観察してその場を後にしましたが
飛び回るコウモリを夢中で長時間観察していたため
午前中10:00頃に目的地に到着予定だったところ
到着したのは13:00・・・

生き物観察はついつい夢中になってしまいますね(笑)

また面白い生き物が見つけられたら
ブログにあげようと思います
お楽しみに

知床ネイチャーオフィス
藤原

飛び出し注意

道路沿いの雪解けも進み、道脇には草が目立つようになりました。

その道草を狙ってエゾシカがわらわらと…
タイミングによっては道路沿いに10頭以上のエゾシカがいることも。

綺麗な夕日に目を奪われて、脇見運転しちゃうとエゾシカをはねてしまうかも…
どのタイミングで飛び出してくるかわかりません。
この時期と秋は特にエゾシカの飛び出しに気をつけましょう。

今朝は流氷が離れたと思ったら、夕方には戻ってきました。
今年の流氷はいつまで見られるでしょうね~

知床ネイチャーオフィス
柴田

だっしゅ

藤原です

先日森の中でツアー中に
非常に珍しい動物にあいました

走り去るこの後ろ姿はもしやと思い
周辺を静かに探してみました

すると木の根元からひょっこり

イイズナです

可愛すぎる!

しばらく我々の周りを駆け回り
可愛い姿を存分に見せてくれて
お客様と静かに興奮しておりました

心残りなのは この日が雨のため
一眼カメラを持っていなかったこと・・・

興奮と悔しさで泣きそうでした(笑)

知床ネイチャーオフィス
藤原

じゃんぷ

先日森で出会ったモモンガ。
あっという間にどこかへと飛んで行きました。

ジャンプして消える決定的瞬間がこちら!

びよーん。

被膜を広げることなく、隣の木へと消えていきました。
次はいつ会えるかなー??

さて、先日ツアー中止になっていた「知床五湖」ですが、なんとか再開。
今後の天候によってはまた中止になるかも…
林内は融雪も進み、景色は3月下旬のよう。
いなくなった流氷は明日戻ってくるようですが、明後日には離れる予報。
冬らしい景色はいつまで楽しめるでしょうね。

知床ネイチャーオフィス
柴田

モモンガ探し

藤原です

ついに私も先日の21日(水)
今シーズン初モモンガを拝むことができました

先輩柴田にブログで煽られていましたが
なんとか私の意地を見せることができたでしょうか(笑)

以前から目をつけていた痕跡を頼りに
彼らの居場所を突き止めることに成功しましたが
まだまだ彼らの動きは読めません

それにしてもモモンガはほんとに小さいです

枝の中にモモンガがいるのですが皆さんは見つけられますか?

今回見つけたのは高い木の上でお食事中でしたが
痕跡なしには見つけることはできそうにありません

ですが望遠のカメラでは彼らの姿をばっちりおさめることができましたよ
黒くて大きな目がとってもキュートです

これぞ冬の森のアイドルといった感じでしょうか
先日もブログにて”アイドル”という言葉を使った気がしますが
動物界も今どきはアイドルが多いですね(笑)

さて流氷もやっとウトロに来たことですし
冬シーズンもこれから本番
この冬もいろんな出会いがあることを祈るばかりです

知床ネイチャーオフィス
藤原


コミミズク騒動

藤原です

先日 知床半島では珍しい生き物が観察できました

休日の午後 散策を終え家で一息ついていると
ガイド仲間の先輩Yさんから
「コミミズクがいるぞ!」と連絡をいただきました

この”コミミズク”とはフクロウの仲間で
シベリアで春から初夏にかけて繁殖を行い
冬は日本にも一部の個体が渡って来る渡り鳥です

クリっとした目がとてもキュートな
冬のアイドル的存在です

早速現場へ行ってみると姿は見当たらず
しばらく時間を置いてから行ってみると
Yさんの後輩君が観察中で
居場所を教えてくれました

電柱の上になにやら茶色い物体が・・・

久しぶりにお目にかかりました
これがコミミズクです

湿地帯や河川敷のような広大な草地でネズミを狩って捕食します
本州では関西方面でも冬に見られることがあります
知床半島基部の畑などではたまに目にする機会はありますが
半島内ではあまりそのような場所が多くは無いので
滅多にお目にかかることがない生き物でした
ガイド仲間のおかげで非常に良いものが見れてラッキーでした
ガイド仲間に感謝ですね!

また会える日が来ることを祈ってます

知床ネイチャーオフィス
藤原

ミヤマカケスの食事事情

藤原です

森の中で動物を探して良く観察していると
彼らの意外な一面を知ることがたまにあります

今回はミヤマカケスという鳥についてです

ミヤマカケス

秋どんぐりが落ちてくるころになると
森の中で良く鳴き声を聞いたり姿を目にする鳥です

雑食性で昆虫や木の実を主に食べます
秋には落ちているどんぐりを咥えている姿を目撃します
「ギャー」というような鳴き声で騒々しく鳴きますが
なんと他の動物の鳴きまねも得意です
森で見かけたら良く観察してみると面白いですよ
私はたまにカラスの鳴きまねしてる個体を見ます

樹木の皮を剥いで虫か何かを探す様子

そんなミヤマカケスですが
ネズミやリス動物の死骸などの”肉”も食べるらしく
今まで話は聞くけど実際食べてるところは
恥ずかしながら見たことがなかったんです

今回そんなミヤマカケスが”肉”を食べる姿を目撃しました

枝の上で黒い何かを貪るミヤマカケス
良く見るとネズミのものと思われる足としっぽのようなものが見えます

ショッキングな画像で失礼しましたが
これがミヤマカケスが”肉”を食べるという証拠です

あまり肉を食べるイメージは無かったのですが
観察の結果で良くわかりましたね
今回は自ら捕らえてというよりは
その辺に転がっていたものを食べていました

そういえば昨日の柴田の投稿では
今シーズン初のモモンガの写真があがっていましたね
さすが柴田センパイ
なんてったって柴田は私の先輩ですからね
チョーすごいんです
そんな柴田に
探さずともモモンガが見れると言われて正直私も悔しいです
「3月には会えるはず」とか なめたこと言いやがって(笑)
2月中に見つけてやる!(笑)

ですが柴田になんと言われようと私は探します
探して見つけた時の方が嬉しいですからね
喜びを噛みしめられるのは苦労したものの特権です
それに探しているのはモモンガだけじゃなくて
彼らの残した痕跡から彼らに繋がる情報も探します
いつ会えるかわからない動物ですが
探して情報を集めていくことで
確実に彼らの存在に近づきますし
良く知ることができます
”探す”という行為の面白いところはむしろそこにまりますし
そのような視点を持ち合わせてないと見えないものもあります

こんなこと言うと誤解されてしまうかもしれないですが
柴田が探すことを怠っているわけではないですよ
みなさん誤解しないでください
ナンテッタッテシバタハワタシノセンパイデスカラネ
これは藤原の負け惜しみですが
動物探しは楽しいですよ

あ~ いつモモンガに会えるかな~
柴田に先越されたのは本当に悔しい

知床ネイチャーオフィス
藤原

やってきた

最近、スタッフふぢわらがエゾモモンガを探しに森を徘徊していますが、
残念ながらまだ遭遇はしていないようです。

でも、私は知っているのです。
探さなくとも、彼らはやってくるということを…

まさに今日、のんびりとエゾシカの観察をしていると、やってきたのです。
エゾシカの後ろにあった木にびゅーんっとエゾモモンガが飛んできました。

今シーズン第一号のエゾモモンガ。
今年から始めて見たエゾモモンガは「ンガ太郎」と呼ぼうと思います。

ンガ太郎は移動の途中だったようで、どんどん飛んで消えてしまいました。
頑張って探すと殺気が出て動物が逃げてしまうという話もあります。
「エゾモモンガ見たい!!どこにいるんだ!!」という気持ちを抑えて、
のんびりと探さずにいた方が彼らの方からやってくるかもしれませんね。

ふぢわらくん、きっと3月には出会えるはず!諦めないで!!

知床ネイチャーオフィス
柴田