楽しそうな声

最近の知床五湖一周ツアーでは
「キョロロン キョロロン チー」と
とっても楽しそうな声をよく聞く気がします

なんだかスキップしているようなリズム
※個人の感想です

枝葉の生い茂った林内で見つけるのは少し難しいですが
その声の正体はこの鳥です

五湖と四湖の間で撮影

赤みがかったお腹が特徴の「アカハラ」です

スズメとハトの間くらいの大きさがあるので
近くで見るとなかなかの存在感があります


そんなアカハラですが
先日はご馳走にありついているところに遭遇しました

三湖沿いにて、木の葉のわずかな隙間から…

お口には何か白い物体が…

これがなんだかおわかりでしょうか?
虫が苦手な方はごめんなさい、羽化したばかりのセミです

最近の知床五湖では
日々びっくりするくらい沢山のセミの羽化が見られています

穴から顔を出している幼虫…
遊歩道を横断している幼虫…
木の幹によじ登っている幼虫…
背中が割れ始めている幼虫…
イナバウアー状態の幼虫…

歩いていると沢山見かけますから
これらを食べるのに忙しく飛び回っているのかもしれませんね

これからもしばらく森の中を賑わせてほしいです
よろしくね


知床ネイチャーオフィス

菊田

巻き巻きするやつ。

森の中では、毎日様々な出会いがあります。
久々にこの虫と出会いました。

この変わった形の虫はオトシブミのオスです。
春、遊歩道上に円筒型に巻かれた葉っぱをよく目にしますが、
それはオトシブミの落し物。

オトシブミのメスは葉っぱを巻き、その中に卵を産みます。
その巻かれた葉っぱは「揺り籠」と呼ばれ、子供の為の家になります。
そして、揺り籠が出来たら枝から切り落としてメスの仕事は終わり。
後は卵から孵った子供が自身の包まれた葉っぱを食べて成長します。

揺り籠の形が昔の手紙(文)みたい。そして手紙(文)を落とす。
その姿が平安や鎌倉時代に直接言えないことを相手の通り道に手紙(文)を
落として伝える行動「落し文」のようだ…ってことでオトシブミになったとか。

なかなか成虫と出会うことは少ないですが、揺り籠はそこそこ落ちています。
大体、春頃に落ちていることが多いですので、踏まないようにご注意ください。

知床ネイチャーオフィス
柴田

(自称)大好評につき…

またまたきました。「みぃつけた」シリーズ。
今回は簡単。

はい。こちら!!

おわかりいただけただろうか。

そう。

そこです。

そこにちょこんといるんです。

答えは、こちら!

画像の左下にちょこんといる。このこ。

多分、アオジの巣立ち雛。

人の気配を察知してか、全く動かず笹と同化していました。
巣立ち雛は迷子になっている訳ではありません。
しばらくは親鳥と行動して生きる術を学びます。
誤って保護しないように気をつけましょう。

知床ネイチャーオフィス
柴田

流れる雲

曇りの景色もきれいなウトロ。

南風が強く、山々の間を流れてくる雲と山々のコントラストが水墨画のよう。

地面から出てきて遊歩道を歩く生き物も。

コエゾゼミ(幼虫)が遊歩道をテケテケ歩く。
人間が遊歩道をテケテケ歩く。

おっふ…何匹も踏まれているっ…

踏まれないよう道脇へ…

道脇へ…

道脇へ…

道脇へ…

多すぎる…

この時期の足元にはご注意を。

知床ネイチャーオフィス
柴田

今日は7月7日

藤原です

みなさん 今日は7月7日
そう 七夕です

七夕と言えば おりひめとひこぼしが年に一度の再会を果たす日

夜空を見上げると
おりひめ(こと座のベガ)とひこぼし(わし座のアルタイル)
の間に天の川が広がっています
この二つの星 おりひめとひこぼしは 旧暦7月7日に
天の川をはさんで最も光り輝いているように見えることから
中国でこの日を一年に一度のめぐりあいの日と考え
七夕ストーリーが生まれたそうですね

天の川

七夕にはふたりが「再会」という願いを叶えることから
私たちも願い事が叶いますようにと
短冊に願い事を書いて笹や竹に飾り付けます

みなさんは今夜 どんなお願い事をしますか

そんなお話をしながら夜空に光輝く星や月を見に行きませんか
ツアーのご予約お待ちしております
「夜空の星たちを見に行こう!」

知床ネイチャーオフィス
藤原

幸運の赤い鳥?

藤原です

ここ最近の知床では
晴れて暑い日があったり
急に涼しくなったり
雨が降ったり
霧が発生したりと
天気がころころ変わります

体調を崩さないように気をつけなければ

話は変わりますが
先日は羅臼湖にツアーにて
ちょっと珍しい生き物にあいましたよ

ギンザンマシコ♂

赤い色が鮮やかな
ギンザンマシコの♂です

高山帯や針葉樹林に生息する鳥です
彼らはハイマツの松ぼっくりを食べるので
羅臼湖トレッキングではハイマツの多いところで
稀に遭遇することがあります

高確率で見れる動物ではありませんが
運が良ければ出会えるかも・・・

羅臼湖トレッキングでは
標高の高いところでしか見れない景色のほかに
普段低地ではお目にかかることができない動物との出会いもあります

知床ネイチャーオフィス
藤原

日々成長

仔キツネにも、仔アカゲラにも会えていない菊田ですが
最近知床五湖を歩いていると、親子鹿にはよく出会います

先日は、背後からガサッガサッ…ぴょんっ

可愛らしく親子で登場してくれました(びっくりしたけど)

先陣をきって道に飛び出してきたバンビ

道に出た途端人間がいたことに驚いたのか
なんとも言えない表情で私たちを見つめつつ
また笹薮の中をあるいて去っていきました





そしてまた本日も、親子鹿に出会いました

お母さんにお世話されるバンビ

お母さんはせっせと子供のお尻をなめていますが
バンビは何をしているのかというと…

にやり、と効果音をつけたくなるこの表情…

お母さんのマネをしているんでしょうか?
草を食んでいました

ついこの間までお乳ばかり飲んでいたはずなのに…

子供の成長は早いものですね…

健やかなバンビの成長を見守る日々です

最近よく親子鹿に出会うのは、知床五湖一周ツアーのご案内の道中
三湖のあたりです

バンビに出会えるのはこの時期限定ですから
ぜひ、この機会に散策に参加をしてはいかがでしょうか

皆様のツアーご参加、お待ちしております


知床ネイチャーオフィス

菊田

子供

6月も終わりが近づき、森を歩くと動物の子供と遭遇するようになりました。

普段歩かないエリアを散策していると、視線を感じ…
そちらを見ると仔ギツネが伏せてこちらをじっと見ていました。
今時期の仔ギツネはあどけなさがあり、まだまだ可愛いです!

仔ギツネとお別れして更に散策をすると、アカゲラのヒナの鳴き声が。
声の方へ進むと、木の穴からヒョコっとヒナが顔を出していました。

あと数週間で巣立ちでしょうか。

今時期ならではの子供たち。
今度は誰と出会うかなー

知床ネイチャーオフィス
柴田

白い景色

6月のウトロは霧の多い月だったようです。
例年、霧の日は多くないのですが、今年は気温が下がる日はほぼ必ず霧が発生。
フレペの滝遊歩道も真っ白な日が多かったです。

(草原エリアはあまり遠くまでは見えません)
(フレペの滝展望台からの滝の景色)

数日前のフレペはこんな感じでした。
滝は霧で見えず、音声のみでお楽しみください状態…
見通しが悪いと近距離でのヒグマとの遭遇が発生する可能性がありますので、
個人で散策される場合は音を出す等対策をして安全に努めてください。

さて、今年は霧の多いウトロですが、今朝も案の定の霧。
また霧かぁ…っと思いきや、気温の上昇により、霧が消え…

(フレペの滝展望地からの景色)

くっきりと綺麗な景色を見ることができました!
海側は雲海が発生しており、なかなか見ることのない景色。
早く気圧配置が変わって、例年通りの天候にならないかなぁ…

知床ネイチャーオフィス
柴田

羅臼湖トレッキング始まりました

藤原です

6月になりましたね

6月1日から羅臼湖トレッキングが始まりました

遊歩道にはまだまだ雪が残っているところも
雪が残っている場所の写真を撮り忘れてしまいました・・・

今シーズンの羅臼湖トレッキング初日は
霧がかかっておりましたが羅臼湖まで行ってきました

湖全体は見えませんでしたが
霧の中にたたずむ羅臼湖もとてもいい雰囲気でした

羅臼湖展望デッキから

霧の日にはその時しか見れない景色もあります

羅臼湖は標高約700mの場所に位置しています
トレッキングコースでは標高の高い場所に生える植物や
そこに生息する動物等との出会いがあります
普段平地で見ている景色とは少し違った世界を一緒に歩きませんか

霧の中のダケカンバ(岳樺)

羅臼湖トレッキングへのお申込み
お待ちしております!

知床ネイチャーオフィス
藤原