海面の上の世界

そろそろ今シーズンの流氷も終わりのようです。
流氷が終わる頃には芸術的な氷が見られます。

氷解け?が進み、不思議な形の流氷。
今日は波が無く、自然の造形が海面に映るのも綺麗。
そして、海底の石が見えるくらい海も綺麗。

さすがに流氷はあと数日で終わりでしょう。

知床ネイチャーオフィス
柴田

流氷の下の世界

藤原です

まだ若干 流氷の漂うウトロの海

先日私はウトロの港で流氷の下を覗いてみました
安全な場所で水にぬれても大丈夫な装備をし
水中カメラを沈めて海面下を撮影してみました

※防寒・防水対策をして安全な場所とタイミングを見計らって撮影しております

流氷の下を泳ぐトガリテマリクラゲ

流氷の隙間から日が差し込むと
その光の量によって海面下の世界は明るさや色が変化し
小さな生き物たちも冷たい水の中で
春の日差しを浴び活発に動いていました

この日撮影したのはクラゲたち

キタカブトクラゲ

非常に緩やかな波に揺られ
ゆらゆらと海中を漂いながら
ときおり虹色に身体の一部を光らせていました
とても神秘的な光景でしたね

この日観察できたクラゲは2種類で
キタカブトクラゲ
トガリテマリクラゲ
どちらも冷たい海域に棲むクシクラゲの仲間です

船がオールを漕いで水面を進むように
クシクラゲの仲間は櫛板(くしいた)と呼ばれる運動器官を使い
水中を泳いで移動します

櫛板が虹色に輝くトガリテマリクラゲ

櫛板が動く際に太陽の光を反射して虹色に輝くのですが
それがまるでイルミネーションのようにとても綺麗で
その様子を一日中観察していました

知床ではこれらのクラゲ類が
冬から春にかけて観察できるそうです
普段はあまり見ることのなかった海中ですが
見てみるととても面白い世界でした
また機会があればじっくり見てみようと思います

知床ネイチャーオフィス
藤原

越冬からの活動

暖かな日も多くなり、昆虫たちにも動きが出てきました。

草むらに止まっているのは「エルタテハ」というタテハチョウの仲間。
成虫で越冬する昆虫の一つです。
北海道だと冬が終わって初めに見る昆虫の一つでしょう。

名前の由来は羽にある白い模様が関係します。
上の写真じゃわかりづらいのですが…
よ~く見ると、アルファベットの「L」のように見える?模様が!!
そしてタテハチョウというチョウの仲間なので…
そのまま「L」がついている「タテハチョウ」で
「エルタテハ」という名前になったとか。
シータテハというチョウもいるのですが、羽に「C」のような模様が
ある関係からそのような名前になったとか。

トウキョウトガリネズミもそうですが、面白い名前の付け方ですよね。

知床ネイチャーオフィス
柴田

冬眠からの目覚め

藤原です

先日斜里の町に出る道中に
ちょっと珍しい動物に遭遇しました
ウトロ周辺でもヒグマが例年通り冬眠から目覚め
目撃もありますが
私が出会った動物も冬眠から目覚めたばかり
その動物はというと・・・

コウモリです!

正式名称はチチブコウモリ
コウモリは普段夜に活動する夜行性の動物ですが
この日は春の日差しが暖かく
河川の周りで羽虫が大量に飛び交っており
それらを捕食するために飛び回っていたようです

珍しい出会いもあるものですね
知床でも夜に飛んでいるものや日中に死骸を見ることはありましたが
今回初めて日中に生きているコウモリを見ました

同じような場所を長時間ぐるぐる飛び回り
途中遠くへ飛んでいくことはあっても
またすぐに飛んで戻ってくるので
じっくり観察させてもらいました
しばらく観察していると林の中へ姿は消えてしまい
戻ってこなくなったので様子を見に行ってみると
木に下向きにとまってじっとしていました

望遠レンズを使いアップで見てみると
なかなかに面白い顔をしていますね

コウモリが高い場所に逆さ向きでとまり休憩する理由は
・ぶら下がってとまる姿勢が最も省エネでいられるような身体の構造になっている
・できるだけ筋力を使わずに即座に飛びたつことが出来る姿勢である
・高い場所にぶら下がることで外敵回避が簡単
等の理由があるそうです

不思議ですね

コウモリの休憩を妨げないよう少しだけ観察してその場を後にしましたが
飛び回るコウモリを夢中で長時間観察していたため
午前中10:00頃に目的地に到着予定だったところ
到着したのは13:00・・・

生き物観察はついつい夢中になってしまいますね(笑)

また面白い生き物が見つけられたら
ブログにあげようと思います
お楽しみに

知床ネイチャーオフィス
藤原

知床五湖園地の開園について

(※上の写真は昨年5月1日撮影)

知床五湖園地、2026年の開園は「4月20日(月)11:00」からです。
※積雪状況によって開園の延期や一部遊歩道だけの利用となる可能性があります。
 最新情報は「知床五湖HP」をご確認ください。

知床横断道路は早期開通を目指して除雪中です。
 最新の除雪状況は「北海道開発局HP」をご確認ください。


観光地だから土曜、日曜には開園してるとお思いのお客様も多いかと思います。
改めて4月20日「月曜日」の開園です。日付間違いにお気をつけください。
※開園日前は知床五湖園地に立ち入ることが出来ません。

五湖開園前に個人散策できる場所は「知床自然センターHP」をご確認ください。
弊社では4月18日から「原生林トレッキング」のご案内を開始します。
機会がございましたら是非ご参加ください。

知床ネイチャーオフィス
柴田

飛び出し注意

道路沿いの雪解けも進み、道脇には草が目立つようになりました。

その道草を狙ってエゾシカがわらわらと…
タイミングによっては道路沿いに10頭以上のエゾシカがいることも。

綺麗な夕日に目を奪われて、脇見運転しちゃうとエゾシカをはねてしまうかも…
どのタイミングで飛び出してくるかわかりません。
この時期と秋は特にエゾシカの飛び出しに気をつけましょう。

今朝は流氷が離れたと思ったら、夕方には戻ってきました。
今年の流氷はいつまで見られるでしょうね~

知床ネイチャーオフィス
柴田

まだいる?気になる流氷

なんとなく今年は確認出来る日が長い印象の流氷。

今日は3月18日。
歴代の今日の流氷具合…気になりますよね??
調べてみました!!

2026年は…岸近く流氷まばら、水平線付近に流氷有り
2025年は…岸近く流氷まばら、沖流氷多い
2024年は…流氷無し
2023年は…流氷無し
2022年は…流氷多い
2021年は…岸近く流氷多い、沖流氷無し
2020年は…岸近く流氷まばら、水平線付近に流氷有り

この時期はギリギリ流氷を確認できる日が多いようです。
ただ「流氷最新情報」を確認すると南風の影響についての記述が多いです。
季節の変わり目ということで、流氷の動きが激しい頃なのかもしれませんね。
この時期に見られるかどうかはその年次第。

今後しばらくは南寄りの風が続く予報となっています。
一気に沖へと流氷が流れてしまう可能性があります。
流石にそろそろ流氷は見納めでしょうか。

弊社ブログ「流氷最新情報」は流氷が確認出来なくなる頃まで更新します。

知床ネイチャーオフィス
柴田

知床除雪祭り

藤原です

シーズンも終盤を迎え
少しづつ春の様子が見えてきたようなウトロ地区でしたが
真冬の景色へ逆戻りしました

12日(木)の深夜までは積雪深は85㎝だったウトロ地区
14日(土)現在の積雪深は169㎝!!
二晩で約85㎝も雪が積もりました
恐るべし・・・

屋根に積もった雪がものがたる降雪量のすごさ・・・
弊社事務所前から国立公園方向を見ると真っ白
2月末でいなくなった流氷も再接岸しまだ事務所前も真っ白

シーズン終盤で身体を休めるはずのお休みが
雪かき祭りで終了しました
まだ休むなってことですね(笑)

雪かきが追い付かず雪かきに追われるこの数日
湿り気の多い雪でかなり重いので
故郷の青森での雪かきを思い出しました

気合を入れなおして
もう少しだけ頑張りましょう

知床ネイチャーオフィス
藤原

だっしゅ

藤原です

先日森の中でツアー中に
非常に珍しい動物にあいました

走り去るこの後ろ姿はもしやと思い
周辺を静かに探してみました

すると木の根元からひょっこり

イイズナです

可愛すぎる!

しばらく我々の周りを駆け回り
可愛い姿を存分に見せてくれて
お客様と静かに興奮しておりました

心残りなのは この日が雨のため
一眼カメラを持っていなかったこと・・・

興奮と悔しさで泣きそうでした(笑)

知床ネイチャーオフィス
藤原

じゃんぷ

先日森で出会ったモモンガ。
あっという間にどこかへと飛んで行きました。

ジャンプして消える決定的瞬間がこちら!

びよーん。

被膜を広げることなく、隣の木へと消えていきました。
次はいつ会えるかなー??

さて、先日ツアー中止になっていた「知床五湖」ですが、なんとか再開。
今後の天候によってはまた中止になるかも…
林内は融雪も進み、景色は3月下旬のよう。
いなくなった流氷は明日戻ってくるようですが、明後日には離れる予報。
冬らしい景色はいつまで楽しめるでしょうね。

知床ネイチャーオフィス
柴田