ツアー中、道路脇を歩いていると

道路脇の土にトノサマバッタがいました。
産卵中で、人がすぐそばを通過しても動きません。
きっと産卵に集中しているんでしょうね。

足元にも色々な生き物がいますので、踏まないように気を付けて
よ~く観察してみてください。何かを発見できるかもしれませんよ。
知床ネイチャーオフィス
柴田
スタッフが知床の日々の様子をお伝えします。
まともに雨が降らなくて約2か月。
数日前、やっとまともに降りました。
久々の雨の影響か、場所によっては沢山のカエルが跳ね回り。
沢山の野ネズミが走り回っていました。
そんな雨が降った後の森にはこんなものが!
倒木の上には黄色い何か…
雨を浴びてぐんぐん成長したのか、大きく立派なタモギタケでした。
タモギタケはヒグマの好物のひとつです。
写真は数日前に撮ったものですから、もう食べられているかもしれませんね。
お久しぶりのブログ更新となってしまいました。
真夏日×連休の混雑はなかなかハードな日々でしたね。
さて、最近の森の動物たちはすっかり夏毛姿に。
多少は涼しげですが、やっぱり全身毛皮を着ているので
心なしが顔に覇気がないような…。
あまりの暑さからか、今年は湖に入るエゾシカにも何度か出会いました。
林内の木陰や湖などの水場を利用しつつ
森の動物たちは暑さを凌いでいるようです。
元気にモリモリ食べて、この夏を乗り切ってほしいですね。
菊田
一か月以上雨が降っていないウトロ。
数日の最高気温が約30℃のウトロ。
…暑い
森に入ると水不足なのか
暑いからなのか
下草がシナシナ…
苔はパサパサ…
なかなかに厳しい環境ですが「森の宝石」は今年も飛んでいます。
綺麗な色合いのミドリシジミの仲間。
この美しい色合いから「森の宝石」とも呼ばれています。
また、このように綺麗な色合いで光るのはオスのみです。
知床は何種類もミドリシジミの仲間がいますので、
散策の際はこの時期ならではの宝石を探してみてください。
今年はエゾリス、シマリスに比較的よく会える気がします。
ただただかわいいので、私たちは出会えてハッピーじっくり観察できるとなおハッピーです。
が、リスたちが多いと違った意味で喜んでいるヤツらもいるのです。
樹上から辺りを見渡す・・・
エゾフクロウでした。
リスやネズミなどを捕まえて食べる森の狩人です。
ただ彼らの主な活動時間帯は夜。
こうして日中の森の中で出会えるのは中々レアです。
またこんなチャンスがあるといいな、と思うのですが、日中じーーっと動かずにお休み中だとまぁほぼ見つけられる気がしません。
実はこの時の出会いも、たまたまカラスにいじめられて?追われて飛んできてくれたので見つけることができました。
少しかわいそうにも思いますが、心の中でカラスに感謝。
しばらく観察させてくれた後は、音もなく森の奥に飛んでいきました。
GW期間はスノーシューツアーを行っていた羅臼湖。
6月からは通常の(スノーシューではない)ツアーが始まっています。
2か月程前には雪に埋もれていた三の沼もご覧の通り。
さすがにスノーシューで歩ける雪はもう残ってはいません。
羅臼湖奥、知西別岳の雪もほとんど融けてしまいましたね。
ですが!
沢型地形になっている場所は、まだしっかりと雪で覆われている所もあります。
涼しげですねぇ~。
ただし、この雪の下はもう空洞になり、沢が流れています。
雪も薄くなっていますので、上に乗るのは厳禁です。
少し離れて眺めるだけにしましょう。
散策に出れば、汗が肌を伝う日も増えてきた今日この頃
ご飯を食べるのが億劫になってきた人間もおりますが
森の動物たちは元気に過ごしているようです
こちらはある暑い夏日に出会ったエゾリス
もふもふだった尻尾の毛量が落ち着き
耳毛もひょろひょろになってきています
もうじき完全な夏毛に生え変わるでしょうか?
木の上に来て、何をしているのかと思えば…
よっこいせ、
キノコを食べておりました
ヒラタケか何かでしょうか?
後日見に行った時は、跡形もなくなっていました
私も彼らを見習って
しっかりご飯を食べて夏に備えなければ…
皆様も、暑さに負けず
健康的な食生活を送りましょうね
菊田
知床に来ると、町明かり等の人工の明かりが少ないので、
夜は星空を観察する方も多いと思います。
弊社ツアー「夜空の星たちを見に行こう!」のご予約時も
「満天の空を見たい」「星空が見たくて予約しました」等ご連絡をいただきます。
確かに新月で条件が良い場合は天の川を肉眼でハッキリと観察できますし、
なによりも星が多すぎて何が何だか星座がわからなくなるくらいです。
逆に満月だと明るい星がまばらにしか見えなくなります。
でも、そんな頃の月も月で綺麗なんですよね。
月明りに照らされてできる影とか、なんだか不思議な風景を楽しめます。
なので、個人的にはどちらの時期もおすすめなのですが、
どっちも一度で…なんて欲張りな方におすすめなのは、半月の頃です。
半月の頃は、新月ほど星々が見えません。(月出、月没の時間による)
そして、満月ほど明るくありません。(月出、月没の時間による)
なので、適度に星や月が見える…ことが多いんです。
…でも半月の一番面白いところは、デコボコ!!
満月頃だと陰影が無く、のっぺりとした姿の月ですが、
半月頃はクレーターのデコボコ具合が観察しやすいのです。
フィールドスコープを利用すれば、スマホでも撮影できるくらい。
スマホの待ち受けにしてもカッコ良さそうですよね。
意外とおすすめな半月でした。
皆さん前回のブログ記事はもうお読みいただいたでしょうか?
可愛いですね、仔鹿ちゃん…
まさにバンビそのもの
私は今年まだ出会えておらず、大変悔しい思いをしております
しかし先日、エゾシカではありませんが
私にも可愛い生き物との出会いがありました
木の陰からのぞく毛玉…
ではなく、仔キツネ!!!!!
寒暖差が激しすぎた5月
生まれたての赤ちゃんには厳しすぎる気候かと心配していましたが
無事に成長し、外遊びを始めたようです
ころりんころりん
ふたつのもふもふを観察していると
お母さまがやってこられました
こどもたちのタックルを受け止めつつお乳を与え
食事のあとは、毛繕い…
といきたいところですが
お腹を満たしたこどもたちは遊びたくて仕方がない様子
一秒たりとも止まりません
毛繕いしようとする母に対し
パンチにキック、嚙みつき毛を毟りやりたい放題…
お母さまの雷が落ちないか、ハラハラしていましたが
慣れっこなのでしょう
特に気にする様子もなくお世話を続けていました
しかし、こうしてみると本当に赤ちゃん柴犬のよう
みなさん、間違えて連れ帰ってはいけませんよ
菊田