流れる雲

曇りの景色もきれいなウトロ。

南風が強く、山々の間を流れてくる雲と山々のコントラストが水墨画のよう。

地面から出てきて遊歩道を歩く生き物も。

コエゾゼミ(幼虫)が遊歩道をテケテケ歩く。
人間が遊歩道をテケテケ歩く。

おっふ…何匹も踏まれているっ…

踏まれないよう道脇へ…

道脇へ…

道脇へ…

道脇へ…

多すぎる…

この時期の足元にはご注意を。

知床ネイチャーオフィス
柴田

今日は7月7日

藤原です

みなさん 今日は7月7日
そう 七夕です

七夕と言えば おりひめとひこぼしが年に一度の再会を果たす日

夜空を見上げると
おりひめ(こと座のベガ)とひこぼし(わし座のアルタイル)
の間に天の川が広がっています
この二つの星 おりひめとひこぼしは 旧暦7月7日に
天の川をはさんで最も光り輝いているように見えることから
中国でこの日を一年に一度のめぐりあいの日と考え
七夕ストーリーが生まれたそうですね

天の川

七夕にはふたりが「再会」という願いを叶えることから
私たちも願い事が叶いますようにと
短冊に願い事を書いて笹や竹に飾り付けます

みなさんは今夜 どんなお願い事をしますか

そんなお話をしながら夜空に光輝く星や月を見に行きませんか
ツアーのご予約お待ちしております
「夜空の星たちを見に行こう!」

知床ネイチャーオフィス
藤原

幸運の赤い鳥?

藤原です

ここ最近の知床では
晴れて暑い日があったり
急に涼しくなったり
雨が降ったり
霧が発生したりと
天気がころころ変わります

体調を崩さないように気をつけなければ

話は変わりますが
先日は羅臼湖にツアーにて
ちょっと珍しい生き物にあいましたよ

ギンザンマシコ♂

赤い色が鮮やかな
ギンザンマシコの♂です

高山帯や針葉樹林に生息する鳥です
彼らはハイマツの松ぼっくりを食べるので
羅臼湖トレッキングではハイマツの多いところで
稀に遭遇することがあります

高確率で見れる動物ではありませんが
運が良ければ出会えるかも・・・

羅臼湖トレッキングでは
標高の高いところでしか見れない景色のほかに
普段低地ではお目にかかることができない動物との出会いもあります

知床ネイチャーオフィス
藤原

白い景色

6月のウトロは霧の多い月だったようです。
例年、霧の日は多くないのですが、今年は気温が下がる日はほぼ必ず霧が発生。
フレペの滝遊歩道も真っ白な日が多かったです。

(草原エリアはあまり遠くまでは見えません)
(フレペの滝展望台からの滝の景色)

数日前のフレペはこんな感じでした。
滝は霧で見えず、音声のみでお楽しみください状態…
見通しが悪いと近距離でのヒグマとの遭遇が発生する可能性がありますので、
個人で散策される場合は音を出す等対策をして安全に努めてください。

さて、今年は霧の多いウトロですが、今朝も案の定の霧。
また霧かぁ…っと思いきや、気温の上昇により、霧が消え…

(フレペの滝展望地からの景色)

くっきりと綺麗な景色を見ることができました!
海側は雲海が発生しており、なかなか見ることのない景色。
早く気圧配置が変わって、例年通りの天候にならないかなぁ…

知床ネイチャーオフィス
柴田

お久しぶりの…

「みぃつけたシリーズ」です!!

先日、原生林トレッキングに出かけたところ
ちょうどいい写真が撮れましたよ…!

お分かりいただけるだろうか




さあ、見つかりましたか?
画像の中には鳥類が潜んでいますよ

真ん中あたりで見事に景色と同化しています



それでは枝かぶりの少ない拡大写真をどうぞ

正解は、エゾライチョウでした。見つけられましたか?

喉元が黒いので、オスのエゾライチョウですね
いつもは出会い頭に飛び立たれてしまうことが多いのですが
この日はのんびり観察することができました

途中、こちらへ近づいてきてくれる場面もあり、びっくり!

まん丸ボディがとっても愛らしい鳥です

これまで、知床五湖フレペの滝では時々見ていましたが
今回、初めて原生林トレッキング中に出会いました

またどこかで出会えると良いな!


知床ネイチャーオフィス
菊田

知床五湖

開きました!!!!

冬は知床五湖までの道が冬期通行止めとなっていましたが、
本日11時にゲートが開放され、知床五湖が開園しました。

まだ全ての散策路が開放されてはおらず、現在は高架木道と
小ループ(地上遊歩道)の2コースのみの開放となっています。
大ループ(地上遊歩道)は積雪の為、開放未定です。
GWに間に合うと良いのですが…
週間の予報だと、毎日10℃以上の気温予報なので、開放するかなぁ??

さて、シーズンも始まりました。
是非、弊社ツアーにご参加ください。
※少しづつですが、ご予約承れない日も多くなってきました。
HPの空き状況の表は、最新の状態に更新されていない場合がございます。
最新の空き状況を知りたい方は、お手数ですが弊社までお電話ください。

知床ネイチャーオフィス
柴田

一足先に

本日は知床五湖に行ってまいりました

今年度のツアーも皆様を安全にご案内する為
シーズン前研修に参加してきました

コースの下見と、無線連絡シミュレーションを兼ねて
皆様よりも一足先に、知床五湖大ループを散策

先日除雪したのは「小ループ」なので
今日は途中まではスノーシューを履きながら歩きました

本日は晴天
まだ凍った湖と、知床連山の景色が綺麗でした

四湖展望地からの景色


途中、無線交信の演習を行いつつ、無事に知床五湖を一周

最後の高架木道からの景色も素晴らしく
パノラマ写真日和でした

高架木道からのダイナミックな景色には”パノラマ機能”がおすすめ





遊歩道確認後は、みんなで搬送器具の使用方法を確認
傷病者役は…

みんなに引きずられた弊社代表

そして次の傷病者役は…

みんなにもみくちゃにされた柴田さん

ちなみにわたくし菊田もくるまれて引きずられました

使う機会がないことが1番ではありますが
有事に備えてしっかりと研修に参加してまいりました

GW期間は、知床五湖一周(大ループ)に加え
知床五湖一湖二湖(小ループ)のツアーも行っておりますので
みなさまのツアー参加を心よりお待ちしております!

知床ネイチャーオフィス
菊田

春といえば・・・雪かきです。

4月も中旬になりました。
そろそろ春の観光シーズンですね。
毎年恒例、雪かきのシーズンです。

毎年この時期は、知床五湖開園の為に遊歩道の一部を除雪しています。
今年はここ数年で一番積もったようで、積雪が1mを超える場所も…
まぁ、本当の例年ですと掘ったら人埋まりますけどね。

少し前のblogで人の名前でいじってきた藤原も除雪をしました。
前回の仕返しに埋めてやろうと思ったのですが、いやぁ…雪少ない。
まぁ、案の定ですが…。なので、遊歩道の除雪は約2時間で終了。

そういえば、作業中の藤原は時折人の顔を見てニヤニヤ笑い、
疲れたから2時間休憩すると言ったり、とても不真面目でした。
そんな不真面目な藤原ですから、除雪も雑だったはず!!

知床五湖の遊歩道(小ループ)で雑な除雪があれば彼の仕業でしょう。
除雪だけではないですね。大体の悪いことは藤原のせいなんです。

…ね!!

知床ネイチャーオフィス
何が何でも藤原を貶めたい柴田

春の森へ

藤原です

最近は本当に暖かくなりましたね
春の森は生き物の気配でいっぱいです

繁殖期の動物たちが多いのか
そこかしこから生き物の動く音や
鳴き声が聞こえてきます

この間のお休みに
お昼間の日差しがあまりにも気持ちよくて
森の中でひとり寝転んで日向ぼっこしてました

すると近くで
「ホッホッホッホッホッ」
という鳴き声・・・

なんとエゾフクロウが近くに飛んできました

近くに飛んできたエゾフクロウ

森の中で一日中過ごしていると
こんなこともあるんですね

そうそう そういえば
先日スタッフの柴田はるま先輩と仲良く森を散策してきました
いろんな動物の鳴き声が聞こえる中 歩いていると後ろから
「ウォッ!」
という何やら動物の鳴き声のような音がして
まさか冬眠明けのヒグマじゃなかろうかと
おそるおそる振り向くと・・・

天然の落とし穴にはまり もがく柴田はるま先輩

はまる はるま先輩・・・(笑)
無事に抜け出せたみたいですね
良かった良かった

足の付け根くらいまではまってしまったようです

春の森散策は楽しいですが
倒木の近くを歩くときは注意が必要です
雪が積もらずに空洞になっている部分が
とてもゆるくなっています

私も気を付けようっと

知床ネイチャーオフィス
藤原

上も向いて歩こう

森歩きをしていると、雪の上に動物の足跡がついていたり、
目の前にシカやリスが出てきてくれたりと色々な発見があるものの、
たまにはもっと上、空も見上げてみると新しい発見があるかもしれません。

昨日は空に環天頂(かんてんちょう)アークがきれいに見られました。

画像一番上の下凸型のカーブが環天頂アーク。その下のラテラルアークもくっきり。

大気光学現象のひとつ、大気中の氷晶によって、太陽の光が反射・屈折することによって起こる現象です。
要は「薄曇りの時はなんか見られるかもよ」という感じです。

環天頂アークは逆さ虹、とも呼ばれ、きれいに見られるとちょっとした地域ニュースになるくらいの現象。
実は年に何度も見られるようなものなのですが、太陽高度が低い時にぼぼ真上に現れるのと、うっすらとしか見えないことも多いため、気づかずに見逃してしまいがちです。
(↑の写真は広角で撮っているもの。実際は結構真上です。)

しかし昨日は、それがかなりはっきりくっきり見えていました。
そしてさらに!環天頂アークの下にラテラルアークなるものもきれーいに見られていました。
環天頂アークよりも珍しい現象で、さらに稀にしか見られません。
珍しや。

「太陽の周りの輪っかでしょ?よく見るよ?」
という方はおそらく、通常のハロ(または暈(かさ)ともいう)を見ているのではないかと思います。

同日スタッフ柴田撮影の写真がこちら。

太陽の左右と上にぼんやり光があります。
(この光は正確には幻日とタンジェントアーク)
それを結んだところにできる輪っかがハロ。
これは結構頻繁に見られます。

ラテラルアークはそのさらに上(外側)に現れるものなので、ぐわっと見上げないと見えない角度です。

参考画像。おわかりいただけるでしょうか?

これだけくっきりな環天頂アークとラテラルアークのセットは初めてみました。
珍しいんです。

悔やまれるのは、動物目当てで散策をしていたので望遠レンズしか持っておらず、スマホ写真しか撮れなかったこと・・・。
荷物の量と相談しつつ、時に真上も眺めながら歩いてみてみましょう。

知床ネイチャーオフィス
井上