空色のカエル

先日、とってもきれいなカエルに出会いました

空色のアマガエルです

頭のてっぺんの黄緑色がチャームポイントでしょうか?



通常の緑色のアマガエルと並ぶと、その差は一目瞭然です

葉っぱの上にいると、とても目立ちます

この時期に出会うアマガエルは、体長2センチメートル程度と大変小さいです
見つけるのが大変そうに思えるかもしれませんが
一度視界に入ると次々見つかります

特に五湖の展望地ではたくさん見つけることができますよ

ちょっぴりレアな空色カエル、探しに来てみませんか?



知床ネイチャーオフィス

菊田

みぃつけた!

こちらの写真、お分かりいただけるだろうか…

こちらは知床五湖の第三湖の一部の写真。


分かりづらいですが、右に広がるのは草原ではなく、湖。


緑の植物は水面を覆っているスイレンです。


その湖に…


あの生き物が…


あそこにいる…んです。

エゾシカです。
「シシ神」のように湖面立つことはできないです。
知床五湖は意外と浅く、深い場所で水深3~4mといわれています。
水深が1mより深くなるとスイレンは育たないそうなので、
湖の中でもスイレン近くはエゾシカが普通に歩いていることもあります。

更に深くなると歩けないので、あの細い足で泳ぎます。
知床五湖では何かしらの動物が泳いでいることもありますので、
お越しの際は湖面に何かいないか探してみるのも面白いですよ。

そろそろ「みぃつけた」シリーズじゃないの考えよう…

知床ネイチャーオフィス
柴田

今が見頃、まだこれからも

先日、知床から少し足を延ばして
女満別空港近くのひまわり畑に行ってきました

8月10日でこの咲き具合、ほぼ満開なのでは??


この辺りの見頃は今週中でしょうか?

重なり合った花びらが太陽光に透ける様がとっても綺麗でした

太陽光との相性ばっちり


なんとなく、ひまわりは昼間に見るもの!と思っていたのですが
夕焼けの空とひまわりもとっても綺麗でした

とても癒される空間でした


お花の見ごろは2週間ほどで過ぎてしまいますが
これから道東へお越しになる方、諦めないでください

大空町の朝日ヶ丘公園のひまわりは、9月でも綺麗に咲いています

知床へ来る際は、女満別空港を利用する方も多いかと思いますので
タイミングがあればぜひ、ひまわり畑へ立ち寄ってみてくださいね



知床ネイチャーオフィス

菊田

飛ぶと飛ぶ

30℃を超える日が増えてきたウトロ。
昨日は21時で29℃。暑くてぐっすりとは眠れなかった…。

この時期のウトロは蒸し暑くなるとあの生き物が飛び、あの生き物も飛びます。
その光景がこちら。

綺麗な夕焼け空。
鳥のシルエットが見えますが、アマツバメという鳥です。
この写真では6羽しか写っていませんが、数十羽が低空を飛んでいました。

何故低空を飛ぶのか?それは、この生き物を狙っているからです!!

羽の生えたアリ!!羽アリ!!
この時期、蒸し暑い日は交尾のために大量の羽アリが飛び交います。
ウトロだと、その大量に飛ぶ羽アリを狙ってアマツバメも飛び交います。

明るい時はそこまで気にならない羽アリですが、夜になると気になる気になる。
夜、羽アリは明かりへと向かう習性があります。
その為、電気をつけたままカーテンを閉めないでいると、窓の外は羽アリだらけ。
部屋が暑いからと窓をあけて網戸を閉め忘れると…悲惨なことが起こります。
ウトロだけではなく、全国どこでも羽アリが発生しやすい時期です。
暑いからと窓を開ける際はくれぐれもお気をつけください。

<追記>
今日は蒸し暑かったので、羽アリが大量発生すると思っていたのですが…
案の定、大量発生してました。
改めて、この時期の窓の開閉は全国的にお気をつけください。

街外れの街灯に群がる大量の羽アリ…

知床ネイチャーオフィス
柴田

季節は進む

藤原です

久しぶりの投稿になってしまいました・・・

投稿をしていない間に
季節はどんどん進んでしまいます

今知床の草原地帯ではキオン(黄苑)が見頃です

キオンの咲く草原から 知床連山

7月はパッとしない天気が続いていましたが
8月に入ってからは比較的天気の良い日が続いてる気がします

これからお盆を迎えますね
このまま良いお天気の日が続きますように

知床ネイチャーオフィス
藤原

白いあいつ

大好評?と噂の「みぃつけた」シリーズです!

そんなつもりで写真を撮っていなかったため、今回もとっても簡単。

さて、どうぞ。

おわかりいただけるだろうか・・・?

遠くのヤツをなんとか頑張って真ん中に!と撮っているのでわかりやすいですね。

拡大すると、こちらです。

白・・・さが足りない気がするけども、人気のアイツです

みんな大好き、柄付きマシュマロことシマエナガです。

この長い尾羽を柄杓(ひしゃく)の「柄」に例えついた名前が「エナガ」。その北海道亜種がこの「シマエナガ」です。

真っ白な顔に、黒い目とクチバシがちょんちょん、とあるのが特徴、なのですが・・・
この子はなんか顔が茶色い・・・

おそらくまだ若い幼鳥かな、と思われます。
この日は群れでいましたが、見られたのは全部幼鳥。
真っ白なお姿の成鳥も見たかったですね。

「ジュリリ、ジュリリ」という特徴的な鳴き声を頼りに、ぜひ探してみてください。
森の中よりも、明るめの公園などの方が比較的出会いやすいかもしれません。

知床ネイチャーオフィス
井上

楽しそうな声

最近の知床五湖一周ツアーでは
「キョロロン キョロロン チー」と
とっても楽しそうな声をよく聞く気がします

なんだかスキップしているようなリズム
※個人の感想です

枝葉の生い茂った林内で見つけるのは少し難しいですが
その声の正体はこの鳥です

五湖と四湖の間で撮影

赤みがかったお腹が特徴の「アカハラ」です

スズメとハトの間くらいの大きさがあるので
近くで見るとなかなかの存在感があります


そんなアカハラですが
先日はご馳走にありついているところに遭遇しました

三湖沿いにて、木の葉のわずかな隙間から…

お口には何か白い物体が…

これがなんだかおわかりでしょうか?
虫が苦手な方はごめんなさい、羽化したばかりのセミです

最近の知床五湖では
日々びっくりするくらい沢山のセミの羽化が見られています

穴から顔を出している幼虫…
遊歩道を横断している幼虫…
木の幹によじ登っている幼虫…
背中が割れ始めている幼虫…
イナバウアー状態の幼虫…

歩いていると沢山見かけますから
これらを食べるのに忙しく飛び回っているのかもしれませんね

これからもしばらく森の中を賑わせてほしいです
よろしくね


知床ネイチャーオフィス

菊田

巻き巻きするやつ。

森の中では、毎日様々な出会いがあります。
久々にこの虫と出会いました。

この変わった形の虫はオトシブミのオスです。
春、遊歩道上に円筒型に巻かれた葉っぱをよく目にしますが、
それはオトシブミの落し物。

オトシブミのメスは葉っぱを巻き、その中に卵を産みます。
その巻かれた葉っぱは「揺り籠」と呼ばれ、子供の為の家になります。
そして、揺り籠が出来たら枝から切り落としてメスの仕事は終わり。
後は卵から孵った子供が自身の包まれた葉っぱを食べて成長します。

揺り籠の形が昔の手紙(文)みたい。そして手紙(文)を落とす。
その姿が平安や鎌倉時代に直接言えないことを相手の通り道に手紙(文)を
落として伝える行動「落し文」のようだ…ってことでオトシブミになったとか。

なかなか成虫と出会うことは少ないですが、揺り籠はそこそこ落ちています。
大体、春頃に落ちていることが多いですので、踏まないようにご注意ください。

知床ネイチャーオフィス
柴田

(自称)大好評につき…

またまたきました。「みぃつけた」シリーズ。
今回は簡単。

はい。こちら!!

おわかりいただけただろうか。

そう。

そこです。

そこにちょこんといるんです。

答えは、こちら!

画像の左下にちょこんといる。このこ。

多分、アオジの巣立ち雛。

人の気配を察知してか、全く動かず笹と同化していました。
巣立ち雛は迷子になっている訳ではありません。
しばらくは親鳥と行動して生きる術を学びます。
誤って保護しないように気をつけましょう。

知床ネイチャーオフィス
柴田

流れる雲

曇りの景色もきれいなウトロ。

南風が強く、山々の間を流れてくる雲と山々のコントラストが水墨画のよう。

地面から出てきて遊歩道を歩く生き物も。

コエゾゼミ(幼虫)が遊歩道をテケテケ歩く。
人間が遊歩道をテケテケ歩く。

おっふ…何匹も踏まれているっ…

踏まれないよう道脇へ…

道脇へ…

道脇へ…

道脇へ…

多すぎる…

この時期の足元にはご注意を。

知床ネイチャーオフィス
柴田