青のり生成マシーン

昨日紹介されていた、会いたいけれども中々出会えなかった、
「青のり生成マシーン」こと「エゾモモンガ」さん。

今回は、なんと!かわいいその姿を捉えることができました!
そのお姿が・・・こちら!

何度見てもかわいいやつ。

トドマツの枝にちょこんと乗っかり、黙々とトドマツの葉を食べていました。

今回は運良くかなり近い距離で見ることができましたので、
彼(彼女?)の手元の様子もドアップでご紹介。

元の細長い葉と、さらに細くなった食べかすの葉がおわかりいただけるでしょうか?

生成されて落ちていく青のりと、口元にもたくさんついた青のりのかけらたち。

手で掴んだ葉を、口元で横方向にスライドすると・・・
あら不思議!青のりのできあがり!

・・・という感じで、本当に機械のようにどんどん青のり(トドマツの葉の食べかす)を生成していきます。

足元の枝の上にもたくさん積もっている・・・

そんなかわいいお姿、ぜひ皆様にご覧いただきたい所なのです・・・が!
やはりそこは野生動物、しかも小動物・・・。
100%の出会いはお約束できません。
比較的出会いやすいのは原生林スノーシュートレッキング
またはタイミングによってはフレペの滝スノーシューハイキングでも出会えるかも?

エゾモモンガに会いたい!という方は、ぜひぜひ運気をためてお越しください。
動物運に自身のある方、お待ちしております!
(モモンガに出会えると、スタッフたちも喜びます。)

知床ネイチャーオフィス
井上

絶対にいる・・・

本日のご案内は原生林スノーシュートレッキング

冬の原生林ツアーといえば
断崖からの景色も、もちろん素晴らしいのですが
やっぱり動物探し!

真っ白な積雪は
動物達が動き回った足跡や
食事をした痕跡をあちこちに残してくれます

雪に埋もれながら歩くエゾシカの足跡
一直線に続くキタツネの足跡
木々の間を跳ね回るエゾリスの足跡

可愛らしい痕跡に満ち溢れる森は、夏とはまた違う魅力でいっぱいです

そんな中、本日見つけた痕跡はこちら!

私は青のりと呼んでいます

これはある生き物の食痕です。
森の中に散らばる青のりもどきを見つけたら
拾って観察をしてみましょう

よく見るとギザギザと齧られた跡が残っています

昨日の午後にはなかった痕跡
もしかしたらまだ近くにいるかも!!

周りをきょろきょろ見回すと、次に目に入ってきたのはこちら

お分かりいただけるだろうか・・・

トドマツに降り積もった雪の上に見える小さな“ブツ”

これは食痕の主が、おトイレをした痕跡です…

さて、皆様はこれらが何の動物の痕跡か分かりましたか?


正解は、「エゾモモンガ」です!
モモンガは夜行性の生き物ですが
冬は昼間に出会える可能性が高まります

本日のご案内中は出会えませんでしたが
絶対に近くにいたはず…

次回こそは、きっと見つけるぞ!!!
モモンガ捜索、参加者絶賛募集中です

ツアーへのご参加、心よりお待ちしております

知床ネイチャーオフィス

菊田

にょきっ!!

弊社「原生林スノーシュートレッキング」でご案内している
「男の涙」と呼ばれる滝を見ていると…
急に入り江の斜面からにょきっとエゾシカのメスが現れました。

座っているように見えますが、座っていません。
なかなかに急な斜面なんですが、草が食べやすいようで時々います。
さすが四足歩行動物。急な斜面も楽々なのでしょうか。
どれ程急な斜面か気になる方は、実際に現地で確認してみてください。

そして、海がまだ白くない…早く流氷が欲しい…
流氷、早く来ないかなーーーー

さて、その流氷ですが、
弊社「流氷最新情報」で22日くらいにくるかもとお伝えしましたが、
来なかった…海流弱いのかなぁ、西風弱いのかなぁ…
まぁ、順調にいけばとお伝えしてましたし…順調じゃなかったんですね。

最新の天気予報から予想すると1月の終わりから2月の初めには
来る可能性が高いと思っています。
次は予想が外れないはず!…順調にいけばだけどね。

知床ネイチャーオフィス
柴田

冬のフレペ

冬のツアーのご案内が少しずつ増えてきた今日この頃

菊田は昨日、今日とフレペの滝スノーシューハイキングのご案内をしておりました
2日程前はなかなかの強い北風に吹かれていたウトロですが
ツアー日は比較的穏やかなお天気に恵まれ、快適な散策となりました

さらさらのパウダースノーがしんしんと降る中
展望地まで行くと、冬らしいフレペの滝の姿が見れましたよ

美しく凍ったフレペの滝

2日前の北風が効いたのでしょう
なんとも芸術的な姿へと変貌を遂げていました

これからも気温が低く、時折雪の降るお天気が続きそうですから
しばらくは淡いブルーのフレペの滝が見られそうですね

夏とはまた一味違ったご案内となりますので、是非遊びに来てくださいね

知床ネイチャーオフィス

菊田

珍客

先日お休みの日に ちょっと珍しい動物に会いました

クマタカってご存知ですか
アイヌ語で「ユケチカブ(獣肉を食らう鳥)」と呼ぶそうです

その名の通り 死んでしまったエゾシカの肉を食べていました

エゾシカの死肉を食らうクマタカ

死んでしまったエゾシカが可哀想と思う方もいるかもしれませんが
冬の肉食動物たちの糧となります

上空に目を向けるとおこぼれを狙うワシ達の姿も

上空から様子をうかがう若いオジロワシ

3時間ほど観察を続けていましたが
寒さで途中引き上げました・・・

冬を生き抜く動物たちの逞しさを
身をもって実感することができました

弊社の冬の動物ウォッチングツアーでは主に
冬に知床にやってくる大型猛禽類を観察します
運が良ければ思いがけない出会いがあるかもしれませんね

私たちと冬の動物を探しに行きませんか

そうそう そういえば先日の投稿「あと少し?」にて柴田先輩が
菊田家の前に雪だるまをこしらえた犯人は藤原だと書いておりましたが
みなさん騙されてはいけません 本当の黒幕は柴田先輩です
私が胴体を作らされ柴田先輩が頭部を作りました
先輩の命令は絶対ですからね・・・不可抗力というやつです
例えるならば柴田先輩がクマタカで藤原がエゾシカ
藤原が妖怪なら柴田先輩は大魔王

今後も柴田と藤原の攻防にお付き合いいただけたら幸いです(笑)

知床ネイチャーオフィス
藤原

冬ツアー始まりました

藤原です

昨日は原生林スノーシュートレッキングに同行させていただきました

前回スタッフ柴田が投稿したブログにも記載されていたように
ふかふかな新雪の上を踏みしめながら森の中や海沿いを歩きました

この日はときどき太陽が顔を出したり曇ったりと
天候によって変わっていく景色を楽しみました

森を抜けた展望地から 知床岬まで見渡せました

これからいよいよ本格的な冬シーズン
弊社ではさまざまな冬の自然体験プログラムをご用意しております
ツアー詳細については下記をご覧ください

【詳細】
○冬の自然体験プログラム一覧
・冬の知床自然体験一日コース
・冬の知床五湖一周ツアー
・原生林スノーシュートレッキング
・雪あかりハイキング
・フレペの滝スノーシューハイキング
・冬の動物ウォッチング

冬の知床を観光したい方
自然体験したい方
雪に触れてみたい方などなど
たくさんの方々のご予約お待ちしております

知床ネイチャーオフィス
藤原

積もる

今年はここ数年に比べて除雪をしている回数が多い気がする。
昨日から今朝にかけては積雪が約15cm増え、
2022年現在の積雪深は約90cm。
2021年の今は49cm。
2020年の今は30cm。
2019年の今は47cm。
今年はしっかりと積もりそう?

嬉しいけど、疲れる雪かき。
サラサラの乾燥した雪なのは救い。
この調子で久々に積雪深1m50cmを超えるか!?

知床ネイチャーオフィス
柴田

あと少し?

今日は比較的暖かく、日中の気温が氷点下2~1度でした。
雪は降ってくれるのですが、湿って重く、除雪は少し疲れました…
こんな湿って重い雪だと、雪だるまを作るのに適しています。
非常に適しているんです。

そういえば、先日のブログで菊田が
「誰ですか?ひとの家のドアを雪だるまで塞いだのは」と
お怒りっぽかったのですが、犯人はスタッフ藤原でした。
彼が入社して半年経ちましたが、大体何かあると藤原(妖怪)のせいです。
皆さんの身の回りで起きている不思議なことも妖怪(藤原)のせいでしょう。
きっと今日も誰かの家のドアを雪だるまで塞いでいることでしょう。
はたして、次は誰が雪だるまの被害に遭うのやら…

さて、1月も中旬を過ぎ、流氷が来てもおかしくない時期になってきました。
早く流氷を見たいという気持ちが強いと思いますが、あと少し?
気象庁の海氷予想図通りだと、ウトロは22日以降に流氷初日を迎えそうです。
弊社でも、1月22日頃から「流氷最新情報」にて流氷の情報をお伝えします。

知床ネイチャーオフィス
柴田

ふわふわぷるぷる

昨夜から吹く強い風で海は荒れました。
そのため、オフィス前では波の花が大量発生。

今回は本当に波の花多いなーっと思いながら写真を撮っていると、
強風がビュ~っと一吹き。
それに伴いふわふわと花が舞う。
そしてそのまま…べちゃっ!

顔面に波の花が当たりました。

いやぁ…磯臭い。
主にマスクに当たった為、呼吸する度に臭い。
ずっと嗅いでると具合悪っ…

ふわふわぷるぷると面白い景色ではありますが、
波の花がマスクに当たると具合悪くなります。
予備のマスクを用意する等、皆様お気をつけください。

追記
午後になり、波の花の具合が変わってきました。

朝は波打ち際がびっしりと波の花で覆われていたのですが、
風でどんどん山側へ押されたようで、海側は少なくなりました。

その押された波の花は、歩道を埋める勢いで道路へと進出してきました。
この光景に驚いていると、遠くからブーンという大きな音が…

ロータリー除雪車によって波の花の集まりは海へと飛ばされていきました。
まだ海側に溜まっているのがあるので、再度風で運ばれてくるでしょう。

知床ネイチャーオフィス
柴田