春の、味覚・・・?

春から初夏のこの季節、散策をしていると色んな鳥たちに出会います。
今回出会えたのは、そんな中でもキレイな青色が特徴の、このお方。

正確には瑠璃(ルリ)色ですね。

オオルリです!
美しいですね。オオルリは、姿はもちろんのこと、その鳴き声も美しいことで有名な鳥。
「日本三鳴鳥」のひとつに数えられます。
(ちなみに他の2種、ウグイスもコマドリも知床で確認できますよ。)

キレイなさえずりを響かせながら、あっちの枝に飛びこっちの枝に飛び・・・。
写真を撮りたいのに、中々良い感じに留まってくれません・・・。
※↑は、たまたまうまいこと近くの枝に飛び移ってくれた時のもの。
(なお、撮れた直後に飛び去ってしまいました。)

そんなオオルリに翻弄されつつ、観察を続けていた時のこと。
木の上から、珍しく地面に降り立っていったオオルリ。
何してるんだろう?とよく見てみると・・・

セミだ!

エゾハルゼミを食していました!

エゾハルゼミたちも、春から初夏の森を賑やかにしてくれる、この季節の風物詩。
私たちにとっては「音」で楽しむものも、鳥たちにとっては食料となっていました。
そりゃあそうですよね。
昆虫たちも活動しだすこの季節、鳥たちは大喜びでしょう。

私たちは、セミはいいけど山菜食べたいですね。

知床ネイチャーオフィス
井上

数日ぶりの…

「みぃつけたシリーズ」です!!

先日、原生林トレッキングに出かけたところ
びみょうな写真が撮れましたよ…!

お分かりいただけるだろうか


さぁ、見つかりましたか?
写真の中には鳥類が潜んでいますよ

真ん中のちょい左で見事に景色と同化しています

それでは、トリミングした画像をどうぞ

お分かりいただけるだろうか

それでは、更にトリミングした画像をどうぞ

正解はオオジシギでした。見つけられましたか?

出会い頭に飛び立たれてしまうことが多いのですが
この日はのんびり観察することができました

途中、餌を探してか地面に嘴を突っ込んだりして、びっくり!

真ん丸ボディと長い嘴がチャームポイントの鳥です

これまで、知床五湖高架木道やフレペの滝では時々見ていましたが
今回、至近距離では初めて原生林トレッキング中に出会いました

またどこかで出会えると良いな!













さて、このブログを菊田が書いたと思った方…います?





ふふふ…前回のブログと同じような内容をあげるのは、私くらいです…

知床ネイチャーオフィス
菊田のフリした柴田

お久しぶりの…

「みぃつけたシリーズ」です!!

先日、原生林トレッキングに出かけたところ
ちょうどいい写真が撮れましたよ…!

お分かりいただけるだろうか




さあ、見つかりましたか?
画像の中には鳥類が潜んでいますよ

真ん中あたりで見事に景色と同化しています



それでは枝かぶりの少ない拡大写真をどうぞ

正解は、エゾライチョウでした。見つけられましたか?

喉元が黒いので、オスのエゾライチョウですね
いつもは出会い頭に飛び立たれてしまうことが多いのですが
この日はのんびり観察することができました

途中、こちらへ近づいてきてくれる場面もあり、びっくり!

まん丸ボディがとっても愛らしい鳥です

これまで、知床五湖フレペの滝では時々見ていましたが
今回、初めて原生林トレッキング中に出会いました

またどこかで出会えると良いな!


知床ネイチャーオフィス
菊田

春の森へ

藤原です

最近は本当に暖かくなりましたね
春の森は生き物の気配でいっぱいです

繁殖期の動物たちが多いのか
そこかしこから生き物の動く音や
鳴き声が聞こえてきます

この間のお休みに
お昼間の日差しがあまりにも気持ちよくて
森の中でひとり寝転んで日向ぼっこしてました

すると近くで
「ホッホッホッホッホッ」
という鳴き声・・・

なんとエゾフクロウが近くに飛んできました

近くに飛んできたエゾフクロウ

森の中で一日中過ごしていると
こんなこともあるんですね

そうそう そういえば
先日スタッフの柴田はるま先輩と仲良く森を散策してきました
いろんな動物の鳴き声が聞こえる中 歩いていると後ろから
「ウォッ!」
という何やら動物の鳴き声のような音がして
まさか冬眠明けのヒグマじゃなかろうかと
おそるおそる振り向くと・・・

天然の落とし穴にはまり もがく柴田はるま先輩

はまる はるま先輩・・・(笑)
無事に抜け出せたみたいですね
良かった良かった

足の付け根くらいまではまってしまったようです

春の森散策は楽しいですが
倒木の近くを歩くときは注意が必要です
雪が積もらずに空洞になっている部分が
とてもゆるくなっています

私も気を付けようっと

知床ネイチャーオフィス
藤原

みつけた!!

大人気(?)「みぃつけたシリーズ」に菊田も参戦!

本日ご用意した写真はこちらです。

お分かりいただけるだろうか…



ブログ用サイズでは中々見つけるのが難しいかもしれません。


木の幹、真ん中あたりにご注目ください。

見つけられましたか??

見やすい向きに回転・拡大した図がこちらです。
                  ↓

けだまでしょうか?いいえ、キバシリです。

木の幹に見事に同化していたのは「キバシリ」
スズメよりも、もう少し小さな鳥です
生息数が多いわけではありませんが、冬の時期は比較的多く会える気がします

ちょっぴり湾曲した嘴がチャームポイント
この嘴を使って、樹皮の下に潜む虫なんかを食べています

静かに観察していると、しばらくはそばで食事を続けてくれるので
可愛らしい横顔を撮影したかったのですが
やはり小鳥類は素早い…

また出会えたら、可愛い写真が撮れればいいな

暖かい日も増え、日々溶けていく雪に春の気配を感じます
小さな鳥たちにとっては、過ごしやすくなって来たのではないでしょうか

流氷シーズンは終わりを迎えていますが
生き物たちはこれから活発になっていくものも多いです

お天気のいい日は、またカメラを持って撮影に出かけてみようかな!


知床ネイチャーオフィス
菊田

野生の美しさ

先日のお休みの日にひとり冬の動物ウォッチングをしてきました
藤原です

久しぶりのお休みだったので
街までお買い物ついでに動物探し

オオワシをじっくり観察したくて
海沿いを車で走りました

本州では飛来数が少なく越冬地も限定的なため
なかなかお目にかかることが出来ないオオワシ

道東では電柱の上に留まっていることもしばしば
天然記念物を道路わきで観察することが出来ます

置物のように電柱に留まるオオワシ

羽を広げると2mを超える大きさ 迫力満点です

白と黒のコントラストが美しいです

野生の動物ってどうしてこんなに美しいんでしょうか
惚れ惚れしてしまいます

運が良ければオオワシとオジロワシのツーショットも

オオワシは冬に日本へ飛来し
春になると北へと帰ってしまいます

最近暖かくなってきましたね
春が近づく嬉しさもありますが
冬の動物を観察できる時間が残り僅かという
寂しさも入り混じった複雑な気持ちです

冬の動物ウォッチングツアーの開催期間は
3月末までとなっております

美しい冬の野生動物を観察したい方
ご予約お待ちしております

知床ネイチャーオフィス
藤原

珍客

先日お休みの日に ちょっと珍しい動物に会いました

クマタカってご存知ですか
アイヌ語で「ユケチカブ(獣肉を食らう鳥)」と呼ぶそうです

その名の通り 死んでしまったエゾシカの肉を食べていました

エゾシカの死肉を食らうクマタカ

死んでしまったエゾシカが可哀想と思う方もいるかもしれませんが
冬の肉食動物たちの糧となります

上空に目を向けるとおこぼれを狙うワシ達の姿も

上空から様子をうかがう若いオジロワシ

3時間ほど観察を続けていましたが
寒さで途中引き上げました・・・

冬を生き抜く動物たちの逞しさを
身をもって実感することができました

弊社の冬の動物ウォッチングツアーでは主に
冬に知床にやってくる大型猛禽類を観察します
運が良ければ思いがけない出会いがあるかもしれませんね

私たちと冬の動物を探しに行きませんか

そうそう そういえば先日の投稿「あと少し?」にて柴田先輩が
菊田家の前に雪だるまをこしらえた犯人は藤原だと書いておりましたが
みなさん騙されてはいけません 本当の黒幕は柴田先輩です
私が胴体を作らされ柴田先輩が頭部を作りました
先輩の命令は絶対ですからね・・・不可抗力というやつです
例えるならば柴田先輩がクマタカで藤原がエゾシカ
藤原が妖怪なら柴田先輩は大魔王

今後も柴田と藤原の攻防にお付き合いいただけたら幸いです(笑)

知床ネイチャーオフィス
藤原

もぐもぐ

久しぶりの投稿になりました

最近の藤原は
スノーシューを履いてひたすら森を歩いています

森の中を歩いていると
野生動物たちのお食事シーンに立ち会うことがあります

雪の下から植物を掘り起こして食べるエゾシカ
枯れ木にへばりつきキノコのようなものを食べるエゾリス
ハンノキの実をほおばるエゾモモンガ
木の穴から何かをほじくり出すアカゲラ

みんなもぐもぐ

これから始まる冬のツアーでは
どんなシーン
どんな景色に立ち会えるか
とても楽しみですね

知床ネイチャーオフィス
藤原

どこかで見ている

先日お休みの日に ひとりで森の中へ入りました

動物たちを探しに入ったのですが なかなか見つからず
もうあきらめて帰ろうかと思ったその時
視界の隅で何者かの視線を感じました
気になった方を振り向くと・・・

こちらをじっと見つめる目がかわいい

エゾフクロウがいました

樹洞から顔を出したり引っ込めたり
辺りをきょろきょろしたり
しばらく目をつむったり

時折遠くの様子を気にしたり

しぐさのひとつひとつがとてもキュートで
少しの間観察させてもらいました

またどこかで会えると信じ お別れを告げて
その場を立ち去りました
姿が見えなくなるまでフクロウはずっとこちらを見ていました

野生動物との出会いはいつも心が躍ります

冬は木の葉が散って見通しがよくなるので
動物がいれば姿を見つけやすいですね

私たちが動物を見ているように
どこかで彼らも私たちを観察していることでしょう
そんなことを考えながら散策するのも楽しいですね

また素敵な出会いがありますように

知床ネイチャーオフィス
藤原

冬の来訪者

だんだん寒くなってきましたね

寒いですが私は冬が好きです
厳しい冬の景色は美しいですね

久しぶりに頭を出した羅臼岳はすっかり真っ白

原生林を抜けた展望地から

だんだんと標高の高い所から冬の景色になっていきますね

冬の訪れは景色だけではなく
生き物たちも教えてくれます

北からオオワシたちが渡ってきています

河口近くの樹の上にとまっていたり
海岸沿いを散策中に上空を通過して行ったり

オオワシは夏にロシア東部で繁殖し冬は越冬のため南下してきます
日本では北海道と本州の北部へやってくる冬鳥です

知床では10月中旬頃から北方領土へ渡っていく様子を観察できます
一度知床半島を通過していきますが冬の寒さが厳しくなる1月中旬頃
北方領土から知床へ戻ってきます


弊社では1月15日から始まる「冬の動物ウォッチング」にて
冬にやってくるオオワシ・オジロワシたちを探して観察することができます

その他冬の体験プログラムのご予約も随時受け付けておりますので
興味のある方は下記をご参照ください
       
【冬の知床自然体験プログラム】

知床ネイチャーオフィス
藤原