背後に注意

最近、原生林トレッキングのコースを歩いていると
頻繁にキツネに出会います

出会うというよりは、付きまとわれる…

どこかで人間に餌付けでもされたのでしょうか
明らかにこちらに興味を抱いている様子
気づいたら背後にいるのです

先日も、林内で休憩をとっていたところ
視線を感じてバッと振り返ると…

お稲荷様かな…??

ちょこんとお行儀よく座って、こちらを見つめるキタキツネが1匹

互いの視線がかち合うと
「あらら、見てるのがバレてしまったなあ」とでも言わんばかりに
のんきにテコテコ近づいてくる

あまりに物怖じしないキツネにこちらがびびる

こちらが静かにしていると、どんどん距離を詰めてきてしまうので
時折「ダッ!こっち来ないで!ダメ!」と声をかける
ただ、一瞬制止はするもののあまり効果はなく…
どうしたものか…

最終的に、心は痛みますが
足をダンっ踏み鳴らしたところ、驚いて逃げていってくれました

今はとても健康そうな艶々毛皮をしていますが
人慣れが進めば町で皮膚病をもらってくるかもしれないし
警戒心が薄れ続ければ、道路で事故に遭うかもしれない

そんなことがあってはとても悲しいので
心を鬼にして人間には近づきすぎないよう伝えてやらねば…

皆様も、森歩きの際は背後にご注意を

知床ネイチャーオフィス
菊田

リスたちは冬に備えて

今年はリス達が少し見つかりにくい知床の森

道路に飛び出してくるリスは多い辺り
やはり森の中に食べ物が少ないのでしょうか…

昨年は沢山のどんぐりに囲まれながら
その中でも厳選したどんぐりを頬袋一杯に詰め込んでいたシマリスですが
今年は選ぶ余地などなさそうです

むしろ、地面から掘り返してどんぐりを拾っている様子まで見られるあたり
ちゃんと貯食出来ていないのではなかろうか…
と心配になってしまうほどです

掘り返して手に入れた土まみれのどんぐりのかけらを齧るシマリス

いっぽうエゾリス
今年はホオの実を食べる姿が目立ちます
ホオノキに登り、自分の胴体程の大きさがある実を抱えて降りてきます

木のてっぺんからもぎり取ってきていた…

この大きな実を、残すことなく完食しました

食べるものは少なく見えますが
リス自体はふくふくと太った個体が多い印象

貯食面に不安はありますが、無事冬を越えてくれると嬉しいです

一杯食べて備えてね!!

知床ネイチャーオフィス
菊田

羅臼湖トレッキング最終日

お客様と羅臼湖展望地

弊社ツアー「羅臼湖トレッキング」は
昨日で今期のご案内を終了しました。

残念ながらすでに木々の葉は散り始め、すばらしい紅葉!!
とはいきませんでしたが、天候に恵まれ美しい景色を楽しめました。

三の沼

そろそろ知床横断道路も夜間規制が始まる頃。
冬季閉鎖まであと少し。

また行くのは来年の春。
雪の上を歩く春の羅臼湖が楽しみです。

知床ネイチャーオフィス
柴田

紅葉

知床五湖の一湖から

先日、知床連山の羅臼岳も冠雪し、冬が近づいてきたウトロ。
木々の色づきが急激に進み始めました。

今年の夏は猛暑でつらかったのですが、それは木も同じ?
暑さの影響か紅葉せずに枯れてしまう葉が多く感じます。

でも、それなりに紅葉しており、綺麗な景色を楽しめます。
強い風が吹かなければ、あと一、二週間は楽しめるのではないでしょうか。

知床五湖も良いですが、フレペの滝の草原部も綺麗!

フレペの滝草原部から

私のスマホでは、なかなか実際の色が出ない…
手前の森は所々黄色くなっていて綺麗でした。

この時期だとタイミングがよければ見ることのできる
「紅葉」と「冠雪」の景色!

週間予報の雨予報がどんどん消えている…?
当面は冠雪しないかもしれませんね…

知床ネイチャーオフィス
柴田

初冠雪を確認!!

ここ数日は雲の中だった羅臼岳が顔を出しました!
先日までは黒っぽいお顔だったのに、白粉を塗って現れました。

昨年よりも2日遅い初冠雪。

知床はどんどん冬へと近づいています。

早く低地にも雪が降ってほしいなーっと思いながら
羅臼岳を見ていると、初冠雪に喜んでいる方が写真にイン!!

羅臼岳の冠雪と某会社のボス。
冠雪の嬉しさに微笑みがこぼれていました。

今年は暖冬という予想も出ていますが、しっかり積もってほしいものです。

知床ネイチャーオフィス
柴田

あきのふかまり

しばたです

すこしづつ やまやまの いろも かわってきて
あきの ふかまりを かんじる きょうこのごろ

10がつ4か にのぬまからみる らうすだけ

すすんでいく けしきは ばしょによってかわる

さんのぬまからみる らうすだけ

にのぬまからの けしきもよいですが さんのぬまもよい

ふゆが くるまえの このきせつ
しれとこも やっと すずしくなってきました

そいうえば おなじ ほっかいどうにある たいせつざんけいの
あさひだけで けさ はつかんせつが かくにんされたそうですね

しれとこの らうすだけも そろそろ かんせつするでしょうか

しれとこねいちゃーおふぃす
しばた

秋の深まり

藤原です

少しづつ山々の色も変わってきて
秋の深まりを感じる今日この頃

10月4日 羅臼湖入口から見る羅臼岳

進んでいく紅葉の他にも
季節感を感じるもの

オフィス近くに現れた立派なオスジカ

繁殖期をむかえた彼らオスジカの角は
立派な枯角(かれづの)になっていました

冬が来る前のこの季節
知床もやっと涼しくなってきまして
動物たちは活発になりツアー中に見かけることも増えてきました

そういえば同じ北海道にある大雪山系の黒岳では
昨日初冠雪が観測されたそうですね

知床の羅臼岳もそろそろ冠雪するでしょうか

知床ネイチャーオフィス
藤原

赤色の変わったやつ

柴田です

柴田、久しぶりの投稿となってしまいました・・・

この時期になると網走では
色鮮やかな景色が見られます

サンゴ草(アッケシソウ)が赤く色づく能取湖

回りが明るくて、少し暗い写真になっちゃいましたが赤く色づいていました

遠くからみると綺麗なサンゴ草ですが近くでみると

人によってはミミズが乱立しているように見えるようです

なんとも変わった形の植物ですね

能取湖よりも網走市街近くにある大曲湖畔園地では
コスモスが満開でとってもきれいですよ

3種類の色鮮やかなコスモスたち

サンゴ草はより赤くなる夕暮れ時コスモスは青白い光の午前中がお勧め

10月下旬くらいまでは綺麗に見られるでしょう

今年は紅葉がまだ始まらないですね
そろそろ知床峠あたりは染まりだす頃ではないでしょうか
今年の夏は高温だったので、部分的に葉が枯れている木々も
高温障害の無い綺麗な紅葉をみたいですね

知床ネイチャーオフィス
柴田

金色のきれいなやつ

藤原です

藤原、久しぶりの投稿となってしまいました・・・

この時期になるとフレペの滝の遊歩道では
私のお気に入りの景色が見られます

ススキの穂が金色に輝く草原地帯

フレペの滝の草原地帯

16時前後に草原地帯で
沈んでいく太陽の方向を眺めてみると
ススキの穂がきらきら輝いて
とってもきれいですよ

ぜひ晴れた日の夕暮れ時に散策してみることをお勧めします

10月中旬くらいまでは綺麗に見られるでしょう

今年は紅葉がまだ始まらないですね
そろそろ羅臼湖あたりは染まりだす頃ではないでしょうか
綺麗な紅葉にも期待したいところ

知床ネイチャーオフィス
藤原

四つ足じゃない、黒いヤツ

今年はこちらも目撃情報が多いのではないでしょうか

黒くて大きな、四つ足じゃないヤツ

今日の原生林トレッキングでも
進行方向からコツコツ、コツコツコツ…と物音を立てながら姿を現しました

倒木をほじるクマゲラ

私たちに気づいてないことはないと思うんだけれど
食べることに集中していたのでしょうか
しばらくは飛び去ることもなく、倒木弄りを続けていました

クマゲラが飛び去った後で、倒木に近づいてみると

一部が崩れるようにほじくり返されているのがよくわかる

ここから虫を引っ張り出していたのか…
とってもわかりやすく食痕が残っていました

今日の午前中は予想外のしっかり降雨だったので
今度はお天気の良い日に出会えたらいいな…

知床ネイチャーオフィス
菊田