春の森へ

藤原です

最近は本当に暖かくなりましたね
春の森は生き物の気配でいっぱいです

繁殖期の動物たちが多いのか
そこかしこから生き物の動く音や
鳴き声が聞こえてきます

この間のお休みに
お昼間の日差しがあまりにも気持ちよくて
森の中でひとり寝転んで日向ぼっこしてました

すると近くで
「ホッホッホッホッホッ」
という鳴き声・・・

なんとエゾフクロウが近くに飛んできました

近くに飛んできたエゾフクロウ

森の中で一日中過ごしていると
こんなこともあるんですね

そうそう そういえば
先日スタッフの柴田はるま先輩と仲良く森を散策してきました
いろんな動物の鳴き声が聞こえる中 歩いていると後ろから
「ウォッ!」
という何やら動物の鳴き声のような音がして
まさか冬眠明けのヒグマじゃなかろうかと
おそるおそる振り向くと・・・

天然の落とし穴にはまり もがく柴田はるま先輩

はまる はるま先輩・・・(笑)
無事に抜け出せたみたいですね
良かった良かった

足の付け根くらいまではまってしまったようです

春の森散策は楽しいですが
倒木の近くを歩くときは注意が必要です
雪が積もらずに空洞になっている部分が
とてもゆるくなっています

私も気を付けようっと

知床ネイチャーオフィス
藤原

上も向いて歩こう

森歩きをしていると、雪の上に動物の足跡がついていたり、
目の前にシカやリスが出てきてくれたりと色々な発見があるものの、
たまにはもっと上、空も見上げてみると新しい発見があるかもしれません。

昨日は空に環天頂(かんてんちょう)アークがきれいに見られました。

画像一番上の下凸型のカーブが環天頂アーク。その下のラテラルアークもくっきり。

大気光学現象のひとつ、大気中の氷晶によって、太陽の光が反射・屈折することによって起こる現象です。
要は「薄曇りの時はなんか見られるかもよ」という感じです。

環天頂アークは逆さ虹、とも呼ばれ、きれいに見られるとちょっとした地域ニュースになるくらいの現象。
実は年に何度も見られるようなものなのですが、太陽高度が低い時にぼぼ真上に現れるのと、うっすらとしか見えないことも多いため、気づかずに見逃してしまいがちです。
(↑の写真は広角で撮っているもの。実際は結構真上です。)

しかし昨日は、それがかなりはっきりくっきり見えていました。
そしてさらに!環天頂アークの下にラテラルアークなるものもきれーいに見られていました。
環天頂アークよりも珍しい現象で、さらに稀にしか見られません。
珍しや。

「太陽の周りの輪っかでしょ?よく見るよ?」
という方はおそらく、通常のハロ(または暈(かさ)ともいう)を見ているのではないかと思います。

同日スタッフ柴田撮影の写真がこちら。

太陽の左右と上にぼんやり光があります。
(この光は正確には幻日とタンジェントアーク)
それを結んだところにできる輪っかがハロ。
これは結構頻繁に見られます。

ラテラルアークはそのさらに上(外側)に現れるものなので、ぐわっと見上げないと見えない角度です。

参考画像。おわかりいただけるでしょうか?

これだけくっきりな環天頂アークとラテラルアークのセットは初めてみました。
珍しいんです。

悔やまれるのは、動物目当てで散策をしていたので望遠レンズしか持っておらず、スマホ写真しか撮れなかったこと・・・。
荷物の量と相談しつつ、時に真上も眺めながら歩いてみてみましょう。

知床ネイチャーオフィス
井上

夜のお散歩

最近はひとり雪あかりハイキングがマイブームの
藤原です

夜の森の中は幻想的な世界が広がっていますね

雪で遊ぶのも楽しいですが
寝そべってぼーっと空を眺めるのも気持ちが良いものです

木々のシルエットが夜空に浮かびあがります

月が明るい日は森の雰囲気も一味違います

月明かりで照らされた夜の森

月明りに照らされた夜の流氷も幻想的です

月に照らされた流氷

知床の夜の森を散歩しに行きたい方
お待ちしております

知床ネイチャーオフィス
藤原

山と鹿

先日の知床五湖は美しい景色を楽しむことができました。
まぁ、いつ見ても知床連山は美しいのですが。

ちょうど湖面を横切るエゾシカが現れ、またいい雰囲気でした。
ここ最近になって山が姿を現す確率が上がった気がします。

冬の知床五湖のご案内は3月14日までです。
湖面の溶け具合によっては終了日が早まる可能性もあります。
必ず知床連山が見れるとは限りませんが、是非ご参加ください。

知床ネイチャーオフィス
柴田

絵具

段々と気温が高い日が多くなってきたこの頃。
雪や流氷が早々と無くなってしまうのでは…
っと心配になるくらい暖かく感じます。

今日は弊社原生林スノーシュートレッキング
ご案内があったのですが、美しい色にびっくり。

今日の男の涙(滝)は光が入りすぎたようで
ガリガリ君カラーではなく、白っぽい氷瀑。
ですが、海の色は今季一番に美しかったです。
写真では伝わりにくいですが、正に絵具を
海に溶かしたかのような美しい青。
当分、この色合いが見られるといいなぁ…

知床ネイチャーオフィス
柴田

不思議な足跡

雪面には不思議な足跡ができることがあります。
今日は雪面にスノーシューの跡が…

横から見ると…

にょきにょきっとでっぱっているんです。
踏まれた雪が固まり、強風で足跡周りの固まっていない雪が飛び、
足跡なのに凹まず立体化する現象。
シュカブラや風紋と呼ばれます。

天候が荒れた後によく発生しているので、気になる方は要チェック!

知床ネイチャーオフィス
柴田

雪かき

本日は暴風雪により
道路閉鎖
ツアー中止
と大変な一日でした

これから知床に移動される方
知床から自宅へ移動される方
無事に到着できるようお祈りしております

ツアー中止となった本日ですが
お休みしてはいられません
雪かきで大忙しです

スタッフ菊田の車を救出しようと奮闘するフリの柴田

明日も雪かきかな~

でも明日からのツアーではふかふかの新雪を楽しめるでしょう

知床ネイチャーオフィス
藤原

静けさ

昨日はオホーツク海に沈む夕陽が美しかったです。
夜も星空を観察できました。

これが嵐の前の静けさってやつだったのでしょう。

さて、今朝のウトロはこんな感じ。

時折、強めの風が吹きますが降雪はほぼありません。
まだ大荒れではありませんが、今夜から明日は強い風が吹く予報となっています。
場所によって吹き溜まりが発生したり、道路が閉鎖される可能性がありますので、
余裕を持った行動をとってください。
また、強い北風が吹く予報なので離れた流氷も戻ってくるとは思いますが、
再接岸する際に波やうねりが発生する可能性があります。
その為、数日は流氷関係のアクテビティが出来ない可能性もあります。

知床ネイチャーオフィス
柴田

青と白

今年の冬は晴れない…山見えない…と思いきや、
昨日は久々に知床連山が見えました。

やっぱり青い空と雪山は映えますね~。
もっと晴れてくれないかなー?
明後日ぐらいから天候が荒れる予報となっていますが、
そこまで荒れないことを祈っています!!
陸の孤島になりませんように…

知床ネイチャーオフィス
柴田

気を抜くな

先日、佐々木大先輩の
冬の知床五湖一周ツアーに同行させていただきました

佐々木さんの自然解説は言うまでもなく
冬の知床五湖は素晴らしい

厳しい冬は景色が美しいですね

雲の中から顔を出した山々

ばっちり晴れた連山を望むのも良いですが
曇天の雲の中から姿を現した厳かな感じもたまらないです

この日は強風が吹き抜ける場面もありましたが
風によって舞い上がった雪が幻想的な景色を生むこともあります

傾きかけた日差しが地吹雪で淡くなり幻想的な風景に

劇的に変わっていく天候の中
絶景は突然現れました

思いがけない冬の絶景はいつどのタイミングで
我々の前に現れるかわかりません
散策中は気が抜けないですね

一見天候がすぐれない日でも
諦めなければどこかで絶景が見つかるはずです

知床ネイチャーオフィス
藤原