秋の深まり

藤原です

少しづつ山々の色も変わってきて
秋の深まりを感じる今日この頃

10月4日 羅臼湖入口から見る羅臼岳

進んでいく紅葉の他にも
季節感を感じるもの

オフィス近くに現れた立派なオスジカ

繁殖期をむかえた彼らオスジカの角は
立派な枯角(かれづの)になっていました

冬が来る前のこの季節
知床もやっと涼しくなってきまして
動物たちは活発になりツアー中に見かけることも増えてきました

そういえば同じ北海道にある大雪山系の黒岳では
昨日初冠雪が観測されたそうですね

知床の羅臼岳もそろそろ冠雪するでしょうか

知床ネイチャーオフィス
藤原

秋のちいさくてかわいいやつ

秋が来ましたね

そう、みんな大好き
ちいさくてかわいいやつらが活発な時期がやってきましたよ

菊田の休日はリス活に注がれる日々です
最近のお休みの大半は原生林で過ごしています

少し前はタデのお花を食べていたりもしましたが
最近はどんぐりを頬張るシマリスも多くなってきました

そして先日ついに!
落ち葉をお口に詰め込むシマリスが!!

己の口内許容量に挑戦しているのでしょうか。相変わらずのはみ出し具合です。

もっちゃもちゃに詰め込む姿は何度みても愛らしいですね

この日は一度しか巣材を運ぶ姿に出会えませんでしたが
きっとこれから出会う機会が増えていくことでしょう…!

昨年の菊田的ベストオブ詰め込みリスはこちら

口元で落ち葉が砕け散るまで詰め込み続けていた…

今年はこれを超える詰め込みリスに出会えるでしょうか…

そして面白リス部門も記録更新していきたいところ
昨年の菊田的第一位はこちら

アンバランスすぎるシルエットが人気を博しました

昨年一お気に入りの写真となったため
菊田の旧iPhoneケースにもなっておりました…

今年はどんな可愛いリス・面白いリスに出会えるのか
とってもわくわくしております!

これらの写真一枚を撮るために
一日に5~7時間かけて森を歩き回っているのですが
みなさんの運がよければ原生林トレッキングの3時間の間にも出会えるかも!

多くの方のツアーへのご参加、お待ちしております

知床ネイチャーオフィス
菊田

上からガサガサ

森の中では色々な所から何かの音が聞こえます。
今日は上からガサガサと…

上を見ると幹にはエゾシマリス。
こちらに気付いてはいるようですが、気にしない。

人には慣れっこなのか、ちらりと様子見。

その後気にせずどこかへ去っていきました。

少しづつ残暑も落ち着き、秋っぽくなってきたかな?

今日はエゾリスもエゾシマリスにもよく出会いました。
秋っぽさも有り、冬に向けて準備し始めたのでしょうか。

知床ネイチャーオフィス
柴田

こんにちは、赤ちゃん

お久しぶりの更新となりました、菊田です

可愛い可愛いベビーシーズンがやってきましたね

国立公園内では仔狐たちが巣穴から出てきはじめ
当歳ヒグマは懸命に母のお尻を追いかけ

本日は、エゾシカの赤ちゃんに出会えました…!

お母さんになめられるがままの赤ちゃん

生後2週間程度までの仔鹿が茂みに身を隠している姿は例年見るのですが
今日は親子のツーショットを見ることができました!

お乳でもあげにきたのかしら~と微笑ましく見守っていましたが
お母さんが赤ちゃんの事をなめるなめる…
お乳にありつく姿を見たかったのですがそのそぶりは見せず…

30分後に同じ場所を見に行くと
お母さんの姿は見えるが、赤ちゃんが見えない…
引き続き何かをなめるそぶりをしていたあたり
おそらくお母さんの足元に赤ちゃんがいたのでしょう

なんでこんなに赤ちゃんにべったりなんだろうな~と不思議に思っていましたが
後から写真をよーく見てみると

撮った写真をめいっぱい拡大


お母さんのお尻と足元が赤く濡れていました

…もしかして生まれたて?!

本当に生まれたてほやほやの赤ちゃんは、体が濡れて黒っぽいそうなのですが
それをお母さんはなめて一生懸命に乾かします
よくみると赤ちゃんの体は若干濡れています
懸命になめて乾かしてあげている最中だったのかも…

これからはエゾシカのベビーラッシュがはじまるでしょう…
とっても楽しみですね!


知床ネイチャーオフィス
菊田

雪の上には足跡が。

春だと思ったら、ちょいちょい雪の降るウトロ。
まぁ、5月下旬でも降るときは降りますけどね…

さて、やっぱり雪が積もると動物の痕跡がわかりやすいですね。

今朝は道路沿いにヒグマの足跡がありました。
キタキツネもそうですが、意外と動物達は道路を利用していることが多いです。
この足跡も道路に向かって消えたので、道路上を歩いて行ったのでしょう。
段々とヒグマも活発に行動し始めたようですね。

道路付近も行動エリアなので、運転中にヒグマを目撃することがありますが、
道路沿いでの目撃は人とクマの距離感が近い場合が多いように感じます。
時々、車から降りてヒグマを撮影している方もいますが、
何度もヒヤッとするような危険な場面をみています。
他の方が撮影しているから【安全】という訳ではありません。
そして車の中だから【安全】という訳でもありませんので、お気をつけください。

★運転中に道路沿いでヒグマを目撃した場合
1、ヒグマの真横で車を停止しない
2、出来るだけ距離をとって通過する
3、車から降りない、窓を開けない

ヒグマを見たい、写真を撮りたい気持ちはよくわかりますが、
事故が発生しないように少なくとも上記3つは守って頂ければと思います。
※昨年はヒグマの近くで停車した車のサイドミラーが破壊されています。
散策中等のヒグマ対処法については「知床財団HP」もご確認ください。

知床ネイチャーオフィス
柴田

アイドルへ会いに…

森を歩き回ってまいりました

藤原からのパスも受けたことですし
さっそく翌休日にシマリス探しに出かけてきましたよ

実は、藤原がシマリスに出会った日
速報を受けて菊田も駆けつけたのですが、私は姿が見れていないのです

こんなに悲しいことはない…
シマリスへの愛の深さは誰にも負けない自信があるのに…
このまま大人しくしている訳にはいかない…!

そう意気込んで、まずはシマリス目撃ポイントへ

・・・

1時間半ほど張り込みましたが、鳥のさえずりが響き渡るのみ…
シマリスが姿を見せる気配はありません

どうしたものかと迷いましたが、場所を変えてみることに

原生林のシマリスが目を覚ましていることを願って
秋によく見ていたポイントを黙々と巡回

すると可愛い後姿が…!

拾いものに夢中なエゾリス

シマではありませんが、リスに出会うことが出来ました

すっかり雪が溶けた林内で、お食事を楽しんでいる様子
私に気付いているのかいないのか
黙々と木の実を拾っては食べ、拾っては食べ…
そのままふらっと森の奥へ消えてゆきました

エゾリスを見送ったあと、さて気を取り直してシマリス探しっ!!

そう意気込んで顔を上げた瞬間
枯れ木の裏側にシュッと消える、何かの尻尾が視界の端に映りました

絶対にエゾリスではない!それより小さかった!
何かシマリスにしては大きい気がするけどでもエゾリスではない!!!

ドキドキしながら枯れ木の裏側に回り込むとそこには…


今年は…会えないと思っていた…

え…なんかハマってる…可愛いのがハマってる…
そう、モモンガが居たのです
今年は一度も会えず、もう諦めておりまして
「私の本命はシマリスだから。
 モモンガには会えてないけど私のシーズンはこれからだから」

そんな菊田の強がりを神様が不憫に思ったのか
ここへきて冬のアイドルに…出会えました…!

そして菊田のモモンガ運はこれで終わりではなかったのです

この後、またエゾリスに出会い
その子の後を追って林内をうろうろしていると
頭上で何かの尻尾がうごめくのが視界の端に!デジャヴ!

顔を上げればもちろんそこには…
\\モモンガ//

盗撮みたいだなって思いました?私は思いました。

しかも2匹だ…可愛いが2倍だ…

この子たちが洞の中に入った後も、気づけば背後に別モモンガが現れ
私の頭上を…顔の横を…優雅に滑空しておりました…

早くも今年の運を使い切った気がします

シマリスには出会えませんでしたが、この日はホクホクで帰宅
可愛い可愛いシマリスには、また次のお休みに会いに行くこととしましょう

それまでに頑張って徳を積んでおこうと思います

可愛いシマリスショットはもう少しだけお待ちくださいね!
頑張ります!!

知床ネイチャーオフィス
菊田



小さなアイドル

藤原です

小さな動物シリーズはまだ続きがありました

この間偶然にも冬眠から目覚めた
あの動物と出会いましたよ

日当たりの良い枝の上で日向ぼっこ中

シマリスです

冬眠からの目覚めを待っていたのは
私だけではないはず

出会った場所は
弊社でご案内している散策コース上ではありませんが
コースの近くの森の中です

今年は雪解けが早かったため
冬眠からの目覚めも早い

雪や流氷がなくなってしまって
寂しい思いをしましたが
季節が進んでいくと
新たな楽しみがありますね

わりと近くでシマリスを観察できましたが
動画を撮るのに夢中で近くからの写真が微妙な感じでした(笑)
なので今回は冬眠明けを確認したという報告だけ

シマリスが冬眠から目覚めたので「かわいい」担当のスタッフ菊田が
そのうち可愛いシマリスの写真を撮ってきてくれるはず!

菊田さんよろしくお願いします!

知床ネイチャーオフィス
藤原

小さな森の住人

藤原です

またまた小さな可愛い動物と出会いました
エゾヤチネズミたちが最近は
森の中で活発に動き回っています

木の根元に開いた穴から 顔をのぞかせるエゾヤチネズミ

あたたかくなった春の森は
動物の気配で満ちています
歩いているだけでわくわくします

さて次はどんな動物と出会えるでしょうか

知床ネイチャーオフィス
藤原

小さなハンター

藤原です

先日森を散策中にとある動物に出会いました
なかなかお目にかかることができない
超絶かわいい動物です

可愛すぎますね

冬毛のイイズナです

カメラで撮影するのは初めてだったので
興奮して手が震えました(笑)

大きさは20㎝弱くらいでイタチの仲間
食肉目では最小のハンターと言われている動物です
可愛い顔してネズミなどの小動物を捕食します

ぴょーん

時には自分の体よりも大きな獲物を捕らえるそうです
私の心もハントされました
恐るべし最小のハンター
可愛すぎる・・・

最近は暖かい日が続き 解けた雪の間から
ネズミが顔を出しているところをよく見かけます
それらを狙っていたのでしょうか

森歩き中は
小さな気配を気にしながら歩いていると
素敵な出会いがあるかもしれませんね

また会えますように

知床ネイチャーオフィス
藤原

お昼寝チュウ

藤原です

昨日はとても暖かい日でした
春が近づいていますね

原生林内では
日が差した森の雰囲気も素敵です

原生林の中も日が差してぽかぽかでした

日差しが暖かくて
昼寝したら最高に気持ちが良いだろうなぁと
そんなことを考えていたら
お昼寝してる可愛い動物が

日差しの下で目をつぶっているアカネズミ

気持ちよさそうなアカネズミ

無防備過ぎて心配になりますが
この可愛さは癒されますね

その後は目を開けて雪に空いた穴の中へ
消えていきました

天候や時期によって
景色だけではなく生き物たちの見せる表情が変わっていく

自然相手はこれがおもしろいところ

また素敵な出会いがありますように

知床ネイチャーオフィス
藤原