みぃつけた!

こちらの写真、お分かりいただけるだろうか…

こちらは知床五湖の第三湖の一部の写真。


分かりづらいですが、右に広がるのは草原ではなく、湖。


緑の植物は水面を覆っているスイレンです。


その湖に…


あの生き物が…


あそこにいる…んです。

エゾシカです。
「シシ神」のように湖面立つことはできないです。
知床五湖は意外と浅く、深い場所で水深3~4mといわれています。
水深が1mより深くなるとスイレンは育たないそうなので、
湖の中でもスイレン近くはエゾシカが普通に歩いていることもあります。

更に深くなると歩けないので、あの細い足で泳ぎます。
知床五湖では何かしらの動物が泳いでいることもありますので、
お越しの際は湖面に何かいないか探してみるのも面白いですよ。

そろそろ「みぃつけた」シリーズじゃないの考えよう…

知床ネイチャーオフィス
柴田

日々成長

仔キツネにも、仔アカゲラにも会えていない菊田ですが
最近知床五湖を歩いていると、親子鹿にはよく出会います

先日は、背後からガサッガサッ…ぴょんっ

可愛らしく親子で登場してくれました(びっくりしたけど)

先陣をきって道に飛び出してきたバンビ

道に出た途端人間がいたことに驚いたのか
なんとも言えない表情で私たちを見つめつつ
また笹薮の中をあるいて去っていきました





そしてまた本日も、親子鹿に出会いました

お母さんにお世話されるバンビ

お母さんはせっせと子供のお尻をなめていますが
バンビは何をしているのかというと…

にやり、と効果音をつけたくなるこの表情…

お母さんのマネをしているんでしょうか?
草を食んでいました

ついこの間までお乳ばかり飲んでいたはずなのに…

子供の成長は早いものですね…

健やかなバンビの成長を見守る日々です

最近よく親子鹿に出会うのは、知床五湖一周ツアーのご案内の道中
三湖のあたりです

バンビに出会えるのはこの時期限定ですから
ぜひ、この機会に散策に参加をしてはいかがでしょうか

皆様のツアーご参加、お待ちしております


知床ネイチャーオフィス

菊田

子供

6月も終わりが近づき、森を歩くと動物の子供と遭遇するようになりました。

普段歩かないエリアを散策していると、視線を感じ…
そちらを見ると仔ギツネが伏せてこちらをじっと見ていました。
今時期の仔ギツネはあどけなさがあり、まだまだ可愛いです!

仔ギツネとお別れして更に散策をすると、アカゲラのヒナの鳴き声が。
声の方へ進むと、木の穴からヒョコっとヒナが顔を出していました。

あと数週間で巣立ちでしょうか。

今時期ならではの子供たち。
今度は誰と出会うかなー

知床ネイチャーオフィス
柴田

まっすぐなひとみ

藤原です

先日の早朝とある場所でキタキツネに遭遇しました

もうぼちぼち夏毛に生え変わっているようで
少しスタイリッシュな印象のあるキツネでした

立ち止まって観察していると
向うもこちらをじっと見つめてきました

野生動物ってどうしてあんなにまっすぐな眼をしているのでしょうか
とても綺麗な眼をしてますよね

しばらく観察しているとどこかへ行ってしまいました

また元気な姿が見れますように

これからキツネの子育てシーズン
今年は何頭の子ギツネに出会えるかな

知床ネイチャーオフィス
藤原

ちいさくてかわいい…

長い長い冬を終え、春がやってきたウトロ

可愛いモモンガ観察の時間は終わってしまいましたが
次のターゲットが目を覚ましています…

そう、大好きなシマリス…!

新緑を楽しむシマリス

もちろんエゾリスも可愛いのですが
この小さくて可愛いシマリスのなんと恋しかったことか!!

たらふく葉っぱを食べた後は
びっくりするくらい手をなめていました…
それはもう、べろんべろんと…

なんか…味でもするの…?


手も体も綺麗にした後は
日当たりの良い枝に移りお昼寝モードに

気持ちよさそうだね、警戒心はどこに置いてきたの?

この日は気づいたら原生林で7時間という時を過ごしていました

可愛いシマリスの前では
時間は飛ぶように過ぎて行ってしまいますね

また次のお休みも会いに行ってみようと思います


知床ネイチャーオフィス
菊田

今年も

久しぶりの藤原です

先日 お出かけした日の帰り道
道路わきで可愛いあの動物に遭遇しました

子ギツネが車の前を横切る

キタキツネの子どもです

今の時期は夜になると道路わきにテコテコ姿を現します

車に気をつけるんだぞ

これからの時期 夜の動物ウォッチングでも
出会うことが出来るでしょうか

また これから冬毛から夏毛へと体毛が生え変わるので
可愛いモフモフの姿もそろそろ見納めですかね
夏のスタイリッシュな感じも好きですが・・・

とある場所で出会ったキタキツネ

北海道に訪れる際はどうか夜の運転にはお気を付けください
道路わきで子ギツネたちが遊んでるかもしれません

知床ネイチャーオフィス
藤原

活動開始!

冬シーズンのツアーも終わって一区切り、春夏ツアーに向けて少し落ち着いた頃です。
私たちはのんびり過ごせる時期になってきました。

が、そんな季節、雪融けも少しずつ進み、とうとう動き出したヤツらがいます。

雪の上についた足跡。

冬眠が明けて動き出したヒグマの足跡です。
早いと3月上~中旬から活動しているものもいるのに、今年は全然情報がないなぁと思っていました。
3月末にようやく目撃情報も出ていましたが、今シーズン初の足跡確認。
森歩きの際は気をつけましょう!

ちなみに、断崖から見ると、水平線にはまだ少し流氷が見られました。

きっとシーズン最後の流氷。

冬と春のせめぎ合い!

知床ネイチャーオフィス
井上

もう少し会いたい

最近は巣穴から出てくる時間も、帰る時間もばらついてきたモモンガ達

日中に出会える時間はあと少しでしょうか

可愛らしい姿を拝めなくなると思うと名残惜しく
出社前にモモンガを求めて森へ入る日々を送っております

しかし、最近のモモンガは発見難易度が高くなってきて辛い

先日も、いないな~…と森を歩き回っていると
「木の上になにかいる!」と一緒に森へ入っていた他スタッフの声

見ると確かに、トドマツの葉が不自然に揺れています
リス…?モモンガ…?なんだ…?
確かめようと、カメラのレンズをのぞき込んでいると、コツン

肩に何かがぶつかりました
トドマツの…枝先…?
そしてパラパラと降り注ぐ…青のり…?
!!!
モモンガの食べかす!!!

目を凝らすと見えました!

私に食べかすを投げつけてきた可愛いおてて!!!

このおてては!モモンガのおてて!!

どうにかお顔を拝めないかと周りをぐるぐるしていると…

これは見つからない~~

可愛いお顔が見え隠れしているではありませんか!!

いやあ…やっぱり可愛いですねえ

この後、気づくと違うトドマツに飛び移っていたようで
その姿をはっきりと見ることも出来ましたよ

この姿を拝むためなら早起きも頑張れる…

今日の朝はモモンガに出会えませんでしたが
懲りずに明日も探しに行ってみようかな

明日は会えますように!!!



知床ネイチャーオフィス
菊田

春がくる、少しずつ

森の中を歩くとまだまだ雪景色、スノーシューが必要なくらいには雪があります。
そして海にはまだ流氷の名残りが。

そんな景色ですが、季節は着実に進んでいます。
それが感じられるのがこちら。

まだ冬毛のもふもふ耳毛。

樹にはりついた、エゾリスです。
何をしているんでしょう?
観察していると、樹の幹や枝をペロペロ舐めて周っています。

枝の黒く見える所は流れた樹液。毛、べたべたにならないのかな?

最近は暖かい日が多くなり、活動を始めたイタヤカエデの樹液が目立つようになってきました。
樹木たちが休眠状態の冬には得られない樹液が流れている。
目立って目に見える形ではないものの、冬から春への小さな変化です。
木々の芽吹きはまだあと2か月程先にはなりますが、少しずつ春がやってきています。

知床ネイチャーオフィス
井上

あのヒレは…?

これ、なーんだ?

サメ? イルカ? シャチ? アザラシ? 

いいえ、トドです。

このトド、実はウトロではあまり見かけません。
十年以上ウトロに住んでるけど、初めて見た!って人もいるくらい…
実は見れたらラッキーなのです!!

でも、所変わって知床半島反対側の羅臼だったら意外と見る。

知床といってもウトロと羅臼で生き物や景色は結構違います。
今回は3頭のグループでしたが、30頭くらいのグループ見たいな…

知床お越しの際は、是非ウトロも羅臼も観光してみてください。
あっちではよく見るけど、こっちだとあまり見ないとか
ウトロと羅臼の様々な違いに気づくかもしれませんよ。

知床ネイチャーオフィス
柴田