トンボと戯れる午後

藤原です

唐突ですが先日私はとある実験をしてきました
内容はオニヤンマの観察です

なんだそんなことかと思う方も
いらっしゃるかもしれませんが
ただ観察するだけではなくじっくり観察し
飛翔シーンを撮影することが目的です

飛翔能力が非常に高いオニヤンマなどの大型のトンボは
日中はとどまることなく飛び続けます
通常25~36km/hで飛翔するヤンマ類のトンボは
姿を見ることはあっても目で追うので精一杯です

そんなヤンマたちを観察するための秘密道具を今回使用し
じっくり観察することに成功しました

そんな秘密道具とは これ

手持ち扇風機です

これをヤンマ類の飛翔ルートに置いておくと
なんとその扇風機の正面で
ホバリング(その場で止まったように飛行)するとのこと

ヤンマ類のトンボは静止視力は非常に低く
人間でいうところの0.01~0.02程度ですが
2万個もの小さな眼から成る複眼を持っているため
動体視力は非常に良く 動くものは良く見えるとのこと

扇風機の羽のように回転するものは
オスがメスの羽の動きと勘違いして引き寄せられるとのこと
過去にテレビでこれを知り今回やっと試してみたわけです

そんな秘密道具を駆使して撮影したのがこちら

羽の動きが早すぎて完全に羽の先まで静止画のように
撮影はすることが出来ませんでしたが
オニヤンマの飛翔シーンをしっかり撮影することが出来ました
メタリックグリーンの複眼がとても美しいですね
羽を前後で違う動きをさせながら飛ぶ様子も
なんとなくわかりますね

はじめは飛翔ルートから50㎝くらい外れたところへ
扇風機を置いておきましたが
その距離感だとオニヤンマが見落としてしまうのか
なかなかホバリングはしてくれませんでした
本当に視力は低いのですね

ルートを見極めてルート上に彼らが飛ぶ高さへ置いてあげると
数分に一回くらいのペースで回って来てはホバリングしていました

炎天下の中 3時間ほど夢中で観察しておりました
次は何を撮影しようかな
お楽しみに

知床ネイチャーオフィス
藤原