茶色い泡が見えた

冬も近付き海の荒れる日が多くなってきました。
この時期の海が荒れる日は…

茶色い泡が発生します。
発生してすぐは白いのですが、段々と茶色くなります。
この泡は「波の花」というプランクトンや海藻の粘膜が
高波で空気を含み、アワアワと発生するものです。

見た目はふわふわと可愛らしいものですが、海沿いの厄介者です。
多量の塩分を含み、ふわふわと飛んで通常は来ない場所まで塩分が…
車や建物に付着したらなかなか取れず、錆びや変色が発生します。

過去には多量の波の花の影響でサーファーが顔を覆われて窒息死や、
藻類の毒素、有害化学物質、大量の細菌が含まれていることもあり、
肌荒れや細菌感染等の健康被害が発生する可能性もあるようです。

このように私たち人間からすると厄介な存在なのですが、波の花は
タンパク質等の有機物が多く含まれている関係から、自然の中では
海岸に生息する小さな生き物の栄養源となる重要な存在です。

近付き過ぎず、適度な距離で楽しむのが良いようです。

知床ネイチャーオフィス
柴田