SNO kitchen②

藤原です

久しぶりのお料理企画
今回のテーマは「春の味覚」

渓流に春を告げる”ヤマメ”と
春の山菜”ギョウジャニンニク”です

ヤマメは一生を川で過ごすサケ科魚類ですが
川から海へ出ていくものもいます
海へ出たものをサクラマスと呼んで区別します

ギョウジャニンニクは北海道から本州まで広い地域に分布します
北海道では「アイヌネギ」とも呼ばれるネギの仲間
ニンニクのような匂いが強く春の若芽は山菜として食べられます

今回は食材の調達からということでまずはヤマメから

とある渓流へ車を走らせ有識者指導の下人生初のヤマメ釣り!
残念ながら釣りの様子の写真を撮り忘れてしまいましたが
綺麗な渓流でヤマセミやミソサザイの鳴き声を聴きながら
優雅に釣りの時間を楽しめました

ヤマメ(左)とオショロコマ(右)

まだ川の水が冷たくて魚の動きが鈍かったのか
釣果はいまいちではありましたが
初めてのヤマメ釣りを存分に楽しめました

ギョウジャニンニクは会社の先輩柴田と
こちらもとある場所へギョウジャニンニク探しへ!
この時期毎年採りに行っているので
多く生えているポイントへ険しい斜面を登っていきました

斜面上でギョウジャニンニクを採る藤原

※山菜取りはクマとの遭遇や滑落による事故等危険を伴う場合が多いです
しっかりとした装備で初めての方は有識者指導の下楽しみましょう

そして採れたギョウジャニンニクがこれです

葉の開いているものも多かったですがなかなか良いサイズも採れました

今回採れたものはてんぷらとして美味しくいただきます

ヤマメは内臓やエラの骨を取り除き綺麗に洗います
ギョウジャニンニクはしっかり水で洗ったら
根本付近にある固い皮(はかま)をとります
全部とってしまうと香りが薄れてしまうのと
揚げた際に株がバラバラになってしまうので
今回は赤い薄皮を一枚残すように下処理を行いました

下処理ができたら後はそれぞれ水気をしっかり取り除き
衣をつけて油へ投入!
出来上がりがこちら

近所の民宿で厨房をお借りしてご近所さんと美味しくいただきました

ヤマメはとても身が柔らかくてんぷらにすると
外はサクッとなかはふんわり白身がとても柔らかく
ギョウジャニンニクは採れたてをてんぷらにしたので香りがとてもよく
ヤマメもギョウジャニンニクも最高に美味しかったです

春のほんのわずかな時期のものですが
自分で採って自ら調理して美味しくいただくという
この一連の行程が食材のおいしさを
最大限に引き出しているような気がします

また他の時期のものも楽しみですし
来年の同じ時期も楽しみです

次なるお料理企画は何か気になりますね
次回は弊社のお料理担当菊田監修のもと
地元食材小麦粉を使ってある料理をします
お楽しみに~♪

知床ネイチャーオフィス
藤原