シロザケの遡上2020

 今年は、カラフトマスと比較するとシロザケの遡上数は少なく、サケ定置網漁も不漁のようです。冷たい水を好む魚なので、近年の海水温の上昇が餌資源に影響し、サケの個体数を減少させていると言われています。川面を黒く埋め尽くすほど遡上していたサケ、再び壮観な景観を見せてくれることを期待したいですね。


知床ネイチャーオフィス
藤川

知床オータムバスデイズとヒグマ

 近年、知床では国立公園内の道路沿線におけるヒグマとの至近距離での遭遇や写真撮影、それに伴う交通渋滞などが問題となっていました。昨日も道路脇にいたヒグマの親子に車両が近づきすぎて威嚇を受けるようすが見られました。こうした危険な状況を回避するために、2020年10月2日~4日まで、試験的に「知床オータムバスデイズ」と題してシャトルバスが運行されています。実際にシャトルバスからは、間近にヒグマを観察することができました。野生動物との遭遇は適度な距離が大切です。シャトルバス運行期間外に知床を訪れ、ヒグマと遭遇した時は、車両から降りないこと。大きな声でヒグマを刺激しないこと。その場からゆっくりと立ち去ることを守ってください。



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