エゾモモンガづくし

 この冬は、たくさん観察できるでしょうか?ちょっと楽しみなエゾモモンガですが、今回、Eテレの『0655』と『2355』という5分間番組の新曲「冬毛の歌」にエゾモモンガの映像を提供しました。そこで、過去に撮影したモモンガのデータを未公開のものも含めて再編集してみたら10分ぐらいの動画になりました。長いですが、モモンガづくしの1本です。



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藤川

ワシたちがやってきた

 10月中旬以降、ワシの渡りが見られるようになってきました。1時間に100羽以上通過する日もあったようです。河川周辺では、遡上して産卵を終え死んでしまったサケが川岸に打ちあがっています。そうした死骸をワシたちがよく食べます。今朝もたまたまオオワシの成長を見つけました。夢中で引きちぎって食べていました。これからの冬シーズン、ワシの観察が楽しみになりますね。



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藤川

角かじるエゾシカ

 珍しい映像を佐々木が撮影してきてくれました。落角したシカの角をかじっている雌ジカの映像です。草以外のものを口にしているシカを観察するのは極めて稀なことで、私も15年ほどガイドをしていますが、数回しかみたことがありません。ましてや、はっきりと記録映像に残せたことも運がよかった。エゾシカは、基本的に草食の動物ですが、カルシウムを補うためでしょうか?自然死した動物の骨格や落角したシカの角を食べることがあります。味はともかく、彼らにとって必要と感じたから齧っているのでしょう。


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映像:佐々木 文:藤川

フレペの滝遊歩道再整備

 10月28日、29日と11月5日、6日の4日間で「たまには山へ恩返しin知床」が行われました。何をしたかというと、雨水や人の利用による浸食した遊歩道の一部を再整備するというものです。普段利用している自然ガイドなどが集まって、大雪山 山守隊の岡崎さんに指導していただきながらスロープや階段を作っていきました。取り掛かれた場所はごく一部ですが、以前よりも歩きやすい遊歩道になりました。皆さんもフレペの滝遊歩道を歩きに来ませんか?



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藤川