初めまして

今日は知床五湖でバンという鳥と遭遇しました。

「オオバン」という別の鳥は過去に知床五湖で見ているのですが、
この「バン」という鳥との遭遇は初めまして!
地域によっては全然珍しくないのですが、
知床では珍しいはず!!きっと!!多分!!
美しい嘴の色合い。
少しの間居着いてくれないかなー。

そういえば、なんか最近は色々と「初めまして」な遭遇があります。

先日は知床五湖で「ハイイロチュウヒ」の♀と初めまして。

先日は森で水芭蕉を齧っている「藤原 脩如」の♂と初めまして。

今年は平年よりも一、二週間季節の移ろいが早く感じられます。
その影響で普段見ない生き物と遭遇しやすいとかあるのかな~?

次は森の中でバイケイソウを齧っている「藤原 脩如」の♂と
遭遇しそうだなぁ…、するんだろうなぁ…、絶対にいるんだろうなぁ…

知床ネイチャーオフィス
藤原くん、さすがにバイケイソウはやめた方がいいよ。
フリじゃないからね!絶対にやめた方がいいよ!と思っている柴田。
やめろよ?齧るなよ?絶対だよ?絶対!!

にぎやかな森

藤原です

春の森はにぎやかです

小さな動物たちが繁殖のための準備をしています
小鳥たちが美しい声でさえずり
ペア同士で追いかけっこしながら私たちの周りを飛び交います

ヒガラ

巣作りをしているものもいますね

樹洞から顔を出すゴジュウカラ

頭上から木くずが降ってくるなと思い上を見上げると
巣作りのためかゴジュウカラが樹洞から木くずを洞の外へ捨てていました

小鳥だけではなくエゾリスもオスとメスで追いかけっこ

オスとメスで追いかけっこするエゾリス

忙しなく動き回る生き物たちを見ていると
あぁ 春が来たんだなと感じます

ハイシーズンが過ぎ去り閑散としてくるこの時期ですが
森は少しだけにぎやか

私は個人的にこの時期も好きですね

知床ネイチャーオフィス
藤原

移り行く季節

藤原です

最近は暖かな日が続いているウトロ

春の訪れを感じるこの頃

流氷がびっしりの頃は
カモメの姿をみることはありませんでした
餌が取れませんからね

しかし流氷の密度が低くなり海面が見えてくると
カモメがウトロに戻ってきます

港にて

流氷上ではいつも遠くにいたワシたちも
海岸線に近い所で餌をとったり休憩したり

オフィス前にて

暖かな日差しのもと森の中では
キタキツネがお昼寝中

森の中で

こんな季節も長く続いてくれたらいいのに・・・
でも季節の移り変わりは待ってくれません
だからこそ待ち遠しくも名残惜しくも感じるのでしょうか

春が来るのは嬉しいですが
冬と流氷が去ってしまうのは寂しいですね

一日一日を楽しまなくては

知床ネイチャーオフィス
藤原

晴れた日は

藤原です

昨日の知床は良いお天気でした

午前中の用事を済ませて
午後からはドライブ
せっかく晴れたのでね

空を見上げると上昇気流に乗って
ワシやトビが優雅に舞い

優雅に舞うオオワシ


日中でもなかなか気温の上がらない冷たい空気の中
枝の上でひっそり佇むものたちも

枝の上でじっとするオジロワシ


地平線を見渡すと雪をかぶった綺麗な山々と
畑でお食事中の冬鳥たち

オオハクチョウと斜里岳


なんとなく身の回りで目にするものが
冬らしくなってきましたね

知床ネイチャーオフィス
藤原

この冬も

藤原です

今年も彼らが渡ってきております

オオワシです

美しいですね なれるなら藤原はオオワシになりたい

10月中ごろからぱらぱらと渡っている姿を確認していましたが
知床半島基部のあたりでは車を走らせていると度々姿を
目撃するようになりました

先日遊びに行った野付半島でも姿を確認しましたよ

野付半島にて
この目つきが良いですね 個人的には正面顔が結構好きです

まだまだ数は少ないですが
冬にはたくさん渡ってきて賑やかになりますように

そういえば冬ツアーの予約が始まってますね
冬の動物ウォッチングでは彼らの美しい姿を観察することが出来ます
たくさんのご予約お待ちしております

知床ネイチャーオフィス
藤原

秋を楽しむ鳥たち

実りの秋を楽しむのはリスだけではありませんね

先日の知床五湖一周ツアーでの散策中
遊歩道上に可愛らしい小鳥の影が見えました

そーっと近づくと、その正体はアオジ

よく見ると嘴にお弁当が…

地面に落ちているどんぐりを探しに出てきたようです
小さな嘴でどんぐりを砕いて食べられるのだろうか…?

観察していると、なるほど

すでに砕けたどんぐりを選りすぐって口に運んでいました
なんといっても知床五湖の遊歩道ですから
沢山の人が歩いています
地面に無数に落ちているどんぐりは人々に踏まれて粉々です
アオジにとってはちょうどいい一口サイズになっていたのでした

つくづく、野生動物はその場の環境をうまく利用しているなあ
関心するばかりです



そして最近ギャアッギャアッと自己主張が激しいのはこの鳥

紅葉の隙間からこんにちは

見た目はとっても麗しい、でも騒がしい、ミヤマカケスです

薄暗くなってきた原生林の中でこの声を聞くと
正体はカケスだと分かっていても少し不気味に感じてドキドキしてしまいます
私だけでしょうか…?

混み合った枝の隙間や、高い所にいることが多く
地面に降り立っていてもとにかく落ち着きがない…
そんなカケス相手には中々シャッターチャンスが巡ってきません

今回は運良く見返りカケスの撮影に成功!

紅葉が綺麗なうちに
知床の生き物×紅葉の写真をもう少し撮りたいものですね



知床ネイチャーオフィス

菊田

白いあいつ

大好評?と噂の「みぃつけた」シリーズです!

そんなつもりで写真を撮っていなかったため、今回もとっても簡単。

さて、どうぞ。

おわかりいただけるだろうか・・・?

遠くのヤツをなんとか頑張って真ん中に!と撮っているのでわかりやすいですね。

拡大すると、こちらです。

白・・・さが足りない気がするけども、人気のアイツです

みんな大好き、柄付きマシュマロことシマエナガです。

この長い尾羽を柄杓(ひしゃく)の「柄」に例えついた名前が「エナガ」。その北海道亜種がこの「シマエナガ」です。

真っ白な顔に、黒い目とクチバシがちょんちょん、とあるのが特徴、なのですが・・・
この子はなんか顔が茶色い・・・

おそらくまだ若い幼鳥かな、と思われます。
この日は群れでいましたが、見られたのは全部幼鳥。
真っ白なお姿の成鳥も見たかったですね。

「ジュリリ、ジュリリ」という特徴的な鳴き声を頼りに、ぜひ探してみてください。
森の中よりも、明るめの公園などの方が比較的出会いやすいかもしれません。

知床ネイチャーオフィス
井上

楽しそうな声

最近の知床五湖一周ツアーでは
「キョロロン キョロロン チー」と
とっても楽しそうな声をよく聞く気がします

なんだかスキップしているようなリズム
※個人の感想です

枝葉の生い茂った林内で見つけるのは少し難しいですが
その声の正体はこの鳥です

五湖と四湖の間で撮影

赤みがかったお腹が特徴の「アカハラ」です

スズメとハトの間くらいの大きさがあるので
近くで見るとなかなかの存在感があります


そんなアカハラですが
先日はご馳走にありついているところに遭遇しました

三湖沿いにて、木の葉のわずかな隙間から…

お口には何か白い物体が…

これがなんだかおわかりでしょうか?
虫が苦手な方はごめんなさい、羽化したばかりのセミです

最近の知床五湖では
日々びっくりするくらい沢山のセミの羽化が見られています

穴から顔を出している幼虫…
遊歩道を横断している幼虫…
木の幹によじ登っている幼虫…
背中が割れ始めている幼虫…
イナバウアー状態の幼虫…

歩いていると沢山見かけますから
これらを食べるのに忙しく飛び回っているのかもしれませんね

これからもしばらく森の中を賑わせてほしいです
よろしくね


知床ネイチャーオフィス

菊田

(自称)大好評につき…

またまたきました。「みぃつけた」シリーズ。
今回は簡単。

はい。こちら!!

おわかりいただけただろうか。

そう。

そこです。

そこにちょこんといるんです。

答えは、こちら!

画像の左下にちょこんといる。このこ。

多分、アオジの巣立ち雛。

人の気配を察知してか、全く動かず笹と同化していました。
巣立ち雛は迷子になっている訳ではありません。
しばらくは親鳥と行動して生きる術を学びます。
誤って保護しないように気をつけましょう。

知床ネイチャーオフィス
柴田

幸運の赤い鳥?

藤原です

ここ最近の知床では
晴れて暑い日があったり
急に涼しくなったり
雨が降ったり
霧が発生したりと
天気がころころ変わります

体調を崩さないように気をつけなければ

話は変わりますが
先日は羅臼湖にツアーにて
ちょっと珍しい生き物にあいましたよ

ギンザンマシコ♂

赤い色が鮮やかな
ギンザンマシコの♂です

高山帯や針葉樹林に生息する鳥です
彼らはハイマツの松ぼっくりを食べるので
羅臼湖トレッキングではハイマツの多いところで
稀に遭遇することがあります

高確率で見れる動物ではありませんが
運が良ければ出会えるかも・・・

羅臼湖トレッキングでは
標高の高いところでしか見れない景色のほかに
普段低地ではお目にかかることができない動物との出会いもあります

知床ネイチャーオフィス
藤原