冬、近づく。知床連山冠雪。

今朝の気温は約7度のウトロ。
最高気温の予報は14度です。

10月1日は最高気温が約30度でしたので、一気に寒くなりました。
そもそもこの時期の30度がおかしいのですが…
今後も最高気温が15度以下の日が続く予報です。
これから知床にお越しになる予定の方は防寒、防風の衣服をお持ちください。

まぁ、そんな感じで寒くなってきたウトロ。
今朝はアラレが低地でも降りました。
もしかしたら初冠雪の羅臼岳が見えるかも!と知床峠行ったのですが、
羅臼岳は雲の中…見えませんでした。
低地のアラレはすぐ融けちゃいましたが、知床峠は約2度。

駐車場脇にはアラレが溜まっていました。
知床横断道路の閉鎖が多くなるのもそろそろでしょう。
横断道路を利用しての移動を考えている方は要注意。

追記:知床連山冠雪しました。
雲が抜けていき、山頂付近まで見えました。

知床連山の冠雪に伴い、ブログ名に「知床連山冠雪」を足しました。
初冠雪の定義は8月1日以降に山頂部に積雪があるかどうかだとか…
今日は山頂は見えていないので、冠雪という表現に留めておきますが、
まぁここまで白ければ頂上はもっと白いはずですよね。
実質、初冠雪ですよね。
ってことで独自基準の初冠雪としておきますかね。

はい!初冠雪です!!

知床ネイチャーオフィス
柴田

秋を感じることが多くなってきました。
先日は藤原があげたブログでススキが黄金色…とありましたが、
じわじわと紅葉していく木々や気温の低下でも秋を感じます。

今日は秋っぽい景色の一つ、夕空を眺めることができました。

夕陽の影響で色の変わる雲。
横に流れるようなこの雲。
秋らしいですね。

秋といえば、エゾシカの繁殖シーズン。
そろそろオスジカがメスを求めて興奮している頃です。

本日、藤原も何に興奮しているのか、鼻息荒く何かを食べていました。

この怪しい顔の雰囲気…なんか見覚えがあるような…

ぁ、この顔。繁殖期のオスジカだ。

オスジカほど目が血走っていなく、よだれもあまり垂れていませんでしたが、
目の感じは興奮してるオスジカそのもの。藤原は何に興奮しているのでしょうか。

ほんと、オスジカそっくりですね。
なかなか一般人には真似できない顔真似?です。
彼が入社して1年と少しですが、彼の才能には日々感心させられます。
次はどのような才能を見せてくれるのでしょうか。

追記;この状態の藤原は興奮していて危険です。
十分に距離をとって、目を合わせないようにしましょう。
「知床藤原ディスタンス!キャンペーン~藤原もニンゲンも距離感が大切~」

更に追記:当初掲載していた藤原の写真ですが、写真写りが気に食わないと
藤原から申し入れがありましたので、差し替えました。
当初の方が自然な表情だったので、非常に残念です。
※新しい写真は撮り直しの「ヤラセ」です。
藤原なりに頑張ったヤラセっぽくない表情。生暖かい目で見てやってください。

知床ネイチャーオフィス
柴田

金色の草原

先日、とってもきれいな景色に出会いました

金色の草原です

映画 ナウ〇カの世界でしょうか?

金色の正体はススキの穂です

ランランランララランランラン~♪

この時期に草原地帯ではススキの穂がたくさん出ます
こんな景色を見るのは難しそうに思えるかもしれませんが
タイミングさえ合えば簡単に見れます
命を懸けて蟲たちの怒りを鎮める なんてことはしなくても見れます
日の傾いた夕暮れ時に太陽と同じ方角にススキを見てください
ススキの穂が光り輝いて見えます

特にフレペの滝の遊歩道ではとてもきれいに見ることができますよ

ちょっぴり素敵な金色の草原、探しに来てみませんか?



知床ネイチャーオフィス

藤原

桃色のバッタ

本日、とてもきれいなバッタに出会いました

桃色のヒナバッタです

体全体が桃色でかわいいですね?

アスファルトの上にいると、とても目立ちます

ヒナバッタは体長2~3センチメートル程度と大変小さいです
見つけるのが大変そうに思えるかもしれませんが
一度視界に入ると時々見つかります

秘密ですが、あのあたりではたくさん見つけることができますよ

ちょっぴりレアな桃色バッタ、探しに来てみませんか?

知床ネイチャーオフィス
柴田

空色のカエル

先日、とってもきれいなカエルに出会いました

空色のアマガエルです

頭のてっぺんの黄緑色がチャームポイントでしょうか?



通常の緑色のアマガエルと並ぶと、その差は一目瞭然です

葉っぱの上にいると、とても目立ちます

この時期に出会うアマガエルは、体長2センチメートル程度と大変小さいです
見つけるのが大変そうに思えるかもしれませんが
一度視界に入ると次々見つかります

特に五湖の展望地ではたくさん見つけることができますよ

ちょっぴりレアな空色カエル、探しに来てみませんか?



知床ネイチャーオフィス

菊田

みぃつけた!

こちらの写真、お分かりいただけるだろうか…

こちらは知床五湖の第三湖の一部の写真。


分かりづらいですが、右に広がるのは草原ではなく、湖。


緑の植物は水面を覆っているスイレンです。


その湖に…


あの生き物が…


あそこにいる…んです。

エゾシカです。
「シシ神」のように湖面立つことはできないです。
知床五湖は意外と浅く、深い場所で水深3~4mといわれています。
水深が1mより深くなるとスイレンは育たないそうなので、
湖の中でもスイレン近くはエゾシカが普通に歩いていることもあります。

更に深くなると歩けないので、あの細い足で泳ぎます。
知床五湖では何かしらの動物が泳いでいることもありますので、
お越しの際は湖面に何かいないか探してみるのも面白いですよ。

そろそろ「みぃつけた」シリーズじゃないの考えよう…

知床ネイチャーオフィス
柴田

今が見頃、まだこれからも

先日、知床から少し足を延ばして
女満別空港近くのひまわり畑に行ってきました

8月10日でこの咲き具合、ほぼ満開なのでは??


この辺りの見頃は今週中でしょうか?

重なり合った花びらが太陽光に透ける様がとっても綺麗でした

太陽光との相性ばっちり


なんとなく、ひまわりは昼間に見るもの!と思っていたのですが
夕焼けの空とひまわりもとっても綺麗でした

とても癒される空間でした


お花の見ごろは2週間ほどで過ぎてしまいますが
これから道東へお越しになる方、諦めないでください

大空町の朝日ヶ丘公園のひまわりは、9月でも綺麗に咲いています

知床へ来る際は、女満別空港を利用する方も多いかと思いますので
タイミングがあればぜひ、ひまわり畑へ立ち寄ってみてくださいね



知床ネイチャーオフィス

菊田

飛ぶと飛ぶ

30℃を超える日が増えてきたウトロ。
昨日は21時で29℃。暑くてぐっすりとは眠れなかった…。

この時期のウトロは蒸し暑くなるとあの生き物が飛び、あの生き物も飛びます。
その光景がこちら。

綺麗な夕焼け空。
鳥のシルエットが見えますが、アマツバメという鳥です。
この写真では6羽しか写っていませんが、数十羽が低空を飛んでいました。

何故低空を飛ぶのか?それは、この生き物を狙っているからです!!

羽の生えたアリ!!羽アリ!!
この時期、蒸し暑い日は交尾のために大量の羽アリが飛び交います。
ウトロだと、その大量に飛ぶ羽アリを狙ってアマツバメも飛び交います。

明るい時はそこまで気にならない羽アリですが、夜になると気になる気になる。
夜、羽アリは明かりへと向かう習性があります。
その為、電気をつけたままカーテンを閉めないでいると、窓の外は羽アリだらけ。
部屋が暑いからと窓をあけて網戸を閉め忘れると…悲惨なことが起こります。
ウトロだけではなく、全国どこでも羽アリが発生しやすい時期です。
暑いからと窓を開ける際はくれぐれもお気をつけください。

<追記>
今日は蒸し暑かったので、羽アリが大量発生すると思っていたのですが…
案の定、大量発生してました。
改めて、この時期の窓の開閉は全国的にお気をつけください。

街外れの街灯に群がる大量の羽アリ…

知床ネイチャーオフィス
柴田

季節は進む

藤原です

久しぶりの投稿になってしまいました・・・

投稿をしていない間に
季節はどんどん進んでしまいます

今知床の草原地帯ではキオン(黄苑)が見頃です

キオンの咲く草原から 知床連山

7月はパッとしない天気が続いていましたが
8月に入ってからは比較的天気の良い日が続いてる気がします

これからお盆を迎えますね
このまま良いお天気の日が続きますように

知床ネイチャーオフィス
藤原

白いあいつ

大好評?と噂の「みぃつけた」シリーズです!

そんなつもりで写真を撮っていなかったため、今回もとっても簡単。

さて、どうぞ。

おわかりいただけるだろうか・・・?

遠くのヤツをなんとか頑張って真ん中に!と撮っているのでわかりやすいですね。

拡大すると、こちらです。

白・・・さが足りない気がするけども、人気のアイツです

みんな大好き、柄付きマシュマロことシマエナガです。

この長い尾羽を柄杓(ひしゃく)の「柄」に例えついた名前が「エナガ」。その北海道亜種がこの「シマエナガ」です。

真っ白な顔に、黒い目とクチバシがちょんちょん、とあるのが特徴、なのですが・・・
この子はなんか顔が茶色い・・・

おそらくまだ若い幼鳥かな、と思われます。
この日は群れでいましたが、見られたのは全部幼鳥。
真っ白なお姿の成鳥も見たかったですね。

「ジュリリ、ジュリリ」という特徴的な鳴き声を頼りに、ぜひ探してみてください。
森の中よりも、明るめの公園などの方が比較的出会いやすいかもしれません。

知床ネイチャーオフィス
井上