イタチ類の最近のブログ記事

 じ、事件です! 事務所でパソコンをいじりながら、ふと窓の外を見ると、なにやら道路の歩道を毛むくじゃらの黒い生き物が、尺取り虫のように歩いている。おっ!これは一大事ということで、カメラに三脚をつけるのを忘れ、飛び出して撮影しました。(最初の半分の映像は三脚なしのため、激しく手ぶれしています。気持ち悪くなるかもしれませんのでご注意を。)

 黒い動物の正体はイタチの仲間、ミンクでした。北海道にはもともと生息していない動物です。道東では、網走と釧路で毛皮をとることを目的に、飼育されていた過去があります。それらの業者の廃業とともに飼育個体が逃げ出して、野生化したものが知床に定着したと考えられます。私たちもミンクをじっくり見る機会があまりないため、事務所全員で外に駆け出して観察しました。以前から、知床国立公園内の、知床五湖周辺や岩尾別川周辺などで目撃したことがあります。外来種として定着しているミンクですが、知床の生態系にどのくらい影響しているのでしょうか?具体的にはまだわかっていません。ただ、知床の生態系に組み込まれた存在になっているとするならば、彼らを駆除することで今ある生態系が変化してしまう可能性も考えられます。今年はCOP10(生物多様性条約締約国会議)が名古屋で開催されますが、こういったことをきっかけに、外来種問題に注目していくべきではないでしょうか。


知床ネイチャーオフィス
今回はちょっとまじめに語ってみた 藤川

 

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