知床ネイチャーオフィス
藤川
冬に備えて、動物たちが忙しく動き回っています。今年は、ミズナラのドングリが少ないので、食べ物を集めるのも大変そうですね。エゾシマリスが、イタヤカエデにのぼって実を集めていました。このような高い場所によじ登っていることはなかなかありません。枝先についている実をたぐりよせながら、口の中に運んでいきます。左右の頬袋は、パンパンに膨れ上がっていました。巣穴の中には、たくさんの木の実が、集められていることでしょう。あと少しで冬眠。無事に春まで過ごしてくれるといいですね。
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エゾシカは、10月~11月にかけて繁殖期に入っています。今日は、知床五湖をご案内中、最後の高架木道の散策中にエゾシカのハーレムの中で、立派なオスが1頭、メスジカを「じーっ」と見つめ続けていました。もしや!ということで、しばらく観察していると、繁殖行動が確認できました。この時期に、メスジカをオスが追いかけている場面はよく目にしますが、私も9年ほど知床にいて繁殖行動を見たのは初めてです。子孫を残すということの大切さを感じました。
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お客様をとある場所へご案内しようと車から降りたところ。なんと、すぐそばでキタキツネがお昼寝していました。あまりにも眠かったのか、こちらのことはほとんどおかまいなし。多少、近づいてもまったく気にすることなく、ときどきチラチラと薄目を開けるものの、寝息を立てて寝ていました。毎日、夜遅くまで走り回って疲れたのでしょうか?
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知床五湖の五湖に、カイツブリの親子がいます。最初は、4羽の雛がいましたが、今は2羽になってしまいました。猛禽類などに捕食されたのか、病気で死んでしまったのか、その原因はわかりません。このカイツブリは、今年の繁殖をすでに1回終えていて、今回が2度目の繁殖のようです。冬が迫ったこの時期に、まだ小さな雛を抱えた親は、必死に餌を与えていました。雛たちも、水中から餌をくわえて親が姿を現すたびに、駆け寄っていきます。その姿がとてもかわいらしいですね。湖が結氷する前に、巣立ちを迎えられることを祈るばかりです。
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知床にカラフトマスがやってきました。事務所の前にあるマスの定置網でも、揚げられる様子を見ていたら、キラキラと銀色に光る魚体が見えました。おいしいマスの季節になりましたね。そして、河川への遡上も観察できるようになりました。遠音別川でも観察ができますので、もし興味のある方は見に行ってみてはいかがでしょうか?
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