流氷追加情報とおまけ

本日の流氷ブログでもお伝えしましたが、長らく姿が
見えなかった流氷が、昨日は沖合に白い筋となって
うっすらと見えていました。
今朝も事務所前からは確認できませんでしたが、高台からは
帯状の流氷帯が見えます。

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こちらは岩尾別台地上からの様子。
とはいっても、目立って大きい流氷帯はこれだけで、あとは
小規模な氷泥がところどころ浮かんでいる状態です。

今後の天候状態にも寄りますが、もっと岸に接近してくれると
良いですね。

流氷とはあまり関係がないおまけ 続きを読む 流氷追加情報とおまけ

久々にすっきり見えました

本日のウトロは文句なしの快晴!
知床五湖ツアーのご案内中も、白い知床連山がばっちりと
見えていました。
ご参加のお客様も何度も足を止めて写真を撮っていましたよ。

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一湖より知床連山

冬はやはり、山の白さと青空のコントラストが美しいですね。
今シーズンはタイミングが悪いのか、ご案内中なかなか知床連山を見る機会に恵まれなかったので、ガイド(私)の感動も
ひとしおでした。

知床ネイチャーオフィス

角屋

白黒ハンター!

昨日は素敵な出会いがありました!

まずは、昼ごろ。

「シャチだっ・・・!!」と、突如外を見た藤川が叫びました。急いでオフィスから駈け出すと、流氷の隙間に黒い背びれが!!どんどん移動していくため、車で少し移動して、ようやく撮れた一枚がこちら!↓

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背びれが長いものがオス、短いものがメスです。流氷とシャチという風景だけでも大興奮、加えて高々と吹き上げる潮吹きは遠いながらもなかなかの迫力でした!(※画像はトリミングをしています)

更にその後。

今度は森の中で小さくて真っ白なハンターに遭遇しました!

ネズミを追いかけて姿を現したのは、天使と言いたい愛らしさのイイズナです!ついに冬仕様の真っ白な毛色を見ることができました!!(夏仕様は「珍客来訪」をご覧ください。)

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こちらに気がついて「あれ?」とフリーズ。ささっといなくなったと思ったら再び全く同じ動きであらわれて「あれ?」という感じでこちらをみてフリーズ。

大きな海の生き物と小さな陸の生き物、知床の多様性を改めて感じ嬉しい出会いの連続に心躍る一日でした。

知床ネイチャーオフィス

佐々木

背後には

今日も森を散策中にエゾシカと遭遇しましたが、ここ数日とは何かが違うのです。
断崖に シカが居て、背後の景色が海というのはよく見る風景。
しかし、今日のシカの背後には白い帯が。
流氷!来ましたね!!
違和感はシカではなく、海にあったんですね。
オホーツクの海ならではの真っ白な海を背景にたたずむシカ!
そのような冬の知床らしい風景、早く見たいなぁ~。
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知床ネイチャーオフィス

柴田

視界をかすめる

車を走らせていると、上空をパタパタ飛んでいる「何か」が
目に入りました。
ノスリかな?と思いましたが、それにしては色が白っぽい。
もしや…と車を停めて見てみると。

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(遠かったので結構トリミングしています)

ケアシノスリでした。
数少ない冬鳥で、よく見るノスリよりも、体の色が白っぽいのが特徴です。
獲物でも探しているのか、少し移動しながらも、しばらく辺りを
飛び回っていました。

こんなこともあるので、(安全運転を心がけつつ)、運転中も
気が抜けません。

知床ネイチャーオフィス
角屋

冬の楽しみ

先週から開催されている網走湖でのワカサギ釣りに
行ってきました。
この日の網走の最高気温は-7.1℃(※アメダスより)
時折雪も降り、寒かったので現地でテントを借りてしまい
ました。風雪をしのげるテントの中は快適でした。
で、釣果はというと…。

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お昼過ぎから日没間際までで80匹程釣れました。
爆釣、というほどではないですが個人的に結果は上々。
素揚げにしておろしポン酢でいただきました。

毎年の冬の楽しみですが、氷上で魚を待ってじっとしている
と2~3時間と言えど体の末端から冷えてきます。
釣りにお越しの際も、防寒対策はお忘れなく!

知床ネイチャーオフィス
(釣りに必死で毎回写真を撮るのを忘れる)角屋

おまけ

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自然情報番外編

年末年始は帰省先でふらふら散策することがあるので、
今回は私の地元の生き物をご紹介させていただきます。

鳥でもいないかと川沿いの石に腰かけていたところ、
どうも対岸の斜面から頻繁に石が落ちてくる…。
双眼鏡で確認してみると、いました。

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枝かぶりがひどいですが、ニホンカモシカです。
「シカ」と名前はついていますが、シカではなくウシやヤギの
仲間です。
じぃ~~~~~っとこちらを見ていましたが、川を挟んでいる
せいもあってか、逃げるそぶりもなかったので、じっくり
みることができました。

ちなみにこのカモシカ、どんなところにいるのかというと。

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知床のシカたちも断崖に立っていることがありますが、
カモシカも負けず劣らず、結構とんでもないところに
立っています。
ほとんど動かないので、肉眼では岩と区別がつきません。

地元では昔から時折見かけるなじみ深い動物ですが、
北海道には生息していません。
ですので、こうして出会うと、なんだか新鮮な気持ちに
なります。

知床ネイチャーオフィス
角屋

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
皆さまにとって2016年が素敵な年となりますように。
本年もよろしくおねがいいたします。

本日のウトロの天気は曇り!と、いう予報でしたが、
お昼くらいまでは雪が降ったり止んだりしていました。
日中の気温も-5℃前後。

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例年に比べ雪が少ない今年の知床も、やっと冬らしい景色に
なってきました。
シーズンに向け、これからどんどん積もってくれると良いのですが。

知床ネイチャーオフィス
角屋

より北国へ・その2

前回に引き続き、アラスカ旅行についてもう少しご紹介します。
今回の旅行は「オーロラメイン」の旅行だったのですが、
そもそもこの時期だと、オーロラメインにせざるを得ません。

というのも、フェアバンクスの緯度はおよそ65度。
知床の44度と比べても遥かに北に位置しています。
そのため冬至の近いこの時期、「日」がものっすごい短いんです。
10時30分頃に上ったと思ったら14時30頃には沈んでいってしまいます。

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(ちょうど10時30分頃、夜明けです)

この時間に朝焼けが、と思っていると、お昼といえないお昼を挟み、そのまま夕暮れに移り変わります。
そして、ものの4時間で沈んでいきます。
昼がほとんどないので、夜型生活になるしかないですね。

そんな短いお昼にも、せっかくなので周辺を散策してみました。
スケールこそ違うものの、道東・知床と割と近い部分が多く見られるのがおもしろい所。

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多く見られた樹はトウヒの仲間とカバノキの仲間。
同じ仲間だと、知床ではエゾマツ・アカエゾマツとシラカバ・ダケカンバが見られます。
こちらは知床のものよりも「とんがり具合」がやや鋭い気がします。

※知床ではモミの仲間、トドマツもかなり多く見られますが、
トウヒもモミも、どちらもクリスマスツリーに使われる樹。
つまり、似たような樹形ってことですね。

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(アカエゾマツを思い出させる枝葉)

動物相も共通する部分が多く、
クマやシカ、キツネといった知床でのレギュラーメンバー(?)の他、
リス、ウサギ、ワシ、さらにはビーバー、ナキウサギ、ジャコウウシ、オオカミなど、
聞いただけでワクワクするような動物たちが暮らしています。
(きりがなくなるので、具体的な種名は割愛します。)

今回は季節的な要因もあり、残念ながら動物にはほとんど出会いませんでした。
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こちらは出会った?数少ない動物のひとつ、宿のそばで飼育されていたトナカイ。
蹄(ひづめ)周りのもさもさした毛が、周りの環境の厳しさを物語っています。

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おまけでヘラジカ(ムース)の剥製。
この巨大な角!
大きな個体では肩高2m以上、体重800kg以上の記録があるとか・・・。
北海道はでっかいどう、なんて言っていられませんね。
地理的に見てもアラスカはものすごく広いですしね。

まだ見ぬ地、まだ出会っていない動物たち、色んな季節。。。
今度は日が長い季節にまた訪れてみたいものです。

さて、今回もそんなアラスカの自然に驚いてばかりでしたが、
例によって我らが知床も決して負けていない点があります。

それは冬の知床で見られる流氷。
海が流氷に埋め尽くされる景色は世界広しと言えど、見られる場所は限られます。
アラスカもお勧めなのですが、遠さ寒さに躊躇してしまう方も多いでしょう。
まずは小手調べ、お気軽に国内旅行で知床に極北の景色を見に来てはいかがでしょうか?

知床ネイチャーオフィス
井上

より北国へ

今月上旬、休みを利用して、
北海道知床よりも、ずっと北の国に出かけてきました。

行ってきたのはアラスカ、フェアバンクスです。
この時期のアラスカといえば、ご存知の方はピンとくるかと思います。
そう、今回のメインはオーロラを見ること!(&撮影も)

フェアバンクスは内陸に位置するため、この時期は晴天率も高く、
4夜観測チャンスがある行程のため、きっと見られると思いつつ、
出発まで不安は拭いされないでいました。

ところが!結果的には、そんな不安はどこへやら。
最終日こそ曇ってしまいましたが、
幸いにも、それ以外の3夜全て美しいオーロラに出会えました!

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この時期の平均最低気温が-26℃のフェアバンクス、
過酷な環境ながらも、カメラも問題なく動作してくれました。
温度計がなかったため、実際に何℃だったのか定かではありません。
ただ、ネックウォーマーがないと肌を刺すような寒さが耐え難く、
ウトロでは凍らない部分(まつ毛や鼻の中)も余裕で凍っていたので、
きっと-20℃は大きく下回っていたんだろうなぁ、と思っています。

さて、オーロラといえば、上や下の写真のような、
緑に紫、時に赤色で、カーテンのようにひらひら、
というイメージをお持ちの方が多いかと思います。

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しかしこれは、人間の目よりも感度の高いカメラを通した様子。
実際はうっすら白っぽく、ぼんやりと緑がかって見えることが多いです。

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形も、あまり発達していない時は、
こんな「すじ雲」や「もや」のような姿が見られます。
始め見たときは、「これは・・・雲?」と思ってしまうほど。

しかし、いついかなる時も油断なりません。
この「雲」がカーテンになり、ゆらゆらしだしたかと思ったら、
みるみる内にさらに形を変え、空いっぱいをぐわんぐわんと動きまわることがあります。
寒いから、と室内にいると見逃してしまいます。

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「オーロラ爆発(break up)」と言われるこの現象ですが、
あまりにも、壮大で、素晴らしすぎて、
言葉でうまく伝えることができません。
「すごい!」としか言いようがありません。
もうほんと・・・すごいです。

カメラの画角に収まることなどなく、
ものの数秒の間に空のあっちからこっちに激しく動きます。
明るさもそれまでとは比べ物にならない程で、、
肉眼でも緑や赤色のグラデーションがはっきり見えました。

言葉のみならず、写真でもこの感動の全てはとても伝えきれません。
ちなみに上の写真は5秒間露光した写真です。
この5秒でも明るい部分は光が飽和してしまっていますし、
激しい動きを捕えきれていません。
それほどの速さでぐねぐね、ぐわんぐわんと動いています。
想像よりもずっと激しい、大きな動きに、ただただ驚きです。

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(別のタイミング、真上方向を撮った写真)

オーロラの発光や動きのメカニズムについては、
かなり小難しい話になり、まだまだ不明な部分も多いようですので、
ここでは割愛させていただきます。

細かい理屈はさておき、
このオーロラ、今までに見た何よりも壮大な、スケールの大きな現象でした。
地球を少し飛び出して、100kmから500kmの上空で起こっていることですしね。
壮大なわけです。
一生に一度は!と思っていましたが、
機会(とお金)があればぜひまた行ってみたいなぁ、と思い直しました。
皆さまもぜひ!

あ、そうそう、オーロラを除いた星空の美しさでは、
知床も負けていませんでしたよ!
(その2へつづく)

知床ネイチャーオフィス
井上

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