光る眼の謎

11月に入り、日中でも気温が一桁の日々が増えてきました。
野外で昆虫を見かけることもめっきり減りましたが、
冬に成虫が発生するフユシャク(蛾)の仲間は、
日中や夜間に飛んでいるところを見かけます。

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寒い中たくましいですね。
ちなみに、飛んでいるのは全てオス。
メスのフユシャクは翅が退化しているため飛べません。

ところで、夜活動する動物たちの眼は、ライトの光を当てると
光りますが、哺乳類だけでなく、ガの眼もライトを当てると
きらっと光って見えることがあります。

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上の写真をトリミングしたもの。

ただし、ガを含めた昆虫の眼は複眼で哺乳類とは構造が異なります。
それじゃあ眼が光って見えるメカニズムも哺乳類とは違うのだろうかと
疑問に思って調べてみたのですが、
ガの眼は捕食者から身を守るために、むしろ光を反射させにくい構造
(モスアイ構造)になっているそうです。

…???
思わぬ結果にびっくりしてしまいました。
自然界の月の光ぐらいならともかく、ライトのような強力な光だと
流石に反射してしまうのでしょうか?

疑問が増えてしまいましたが、生物の身体の構造は調べてみると
奥が深く面白いと思ったのでした。

知床ネイチャーオフィス
角屋

大判?小判?

昨日五湖をご案内した際、知床ではあまり見ない鳥が一羽。

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オオバンです。
全体的に黒く、クチバシから額にかけて白いのが特徴です。
北海道では夏鳥ですので、そろそろ南下の時期でしょうか。

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さて、このオオバンですが少し変わった足をしています。
上の写真のように泳ぐので、勿論足には水掻きがついているのですが、彼らの足は私達のよく想像する水鳥の足とは違います。
カモメ等のように、足の指と指の間に水掻きがついておらず、指一本一本に独立した弁足という水掻きがついています。
そのような足をもつ他の鳥としては、知床五湖でもよく見るカイツブリ等がいます。なかなか面白い足ですので、一度でいいからじっくりと至近距離で足を確認してみたいです。

足の写真があると非常にわかりやすいのですが、距離もあり、泳いでいたので撮れませんでした。
撮れたら再度アップします。

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柴田

夕景

初雪も終え、海はいつもの大荒れ、観光に来られる方の姿もぱらぱら。
(海はここ数日は落ち着いていますが。)
晩秋の知床らしくなってきました。

しかし、男心(女心)と秋の空、とはよくいったもの、
昨日も天気と予報がころころと変わりました。
曇りかと思ったら晴れ予報、かと思ったらあれ、小雨が・・・?

大分振り回された気がしますが、それでも澄んだ秋空、
最終的には雲間からこぼれた夕陽がキレイに空と海を染めてくれました。

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随分と日の沈む位置も南よりになってきています。
日没時間16時15分。
秋、深まっていますね。

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井上

お知らせと今のウトロについて

まず、知床横断道、知床五湖についてお知らせがございます。

〇国道334号 知床横断道路                昨日17:00時の閉鎖から路面凍結の恐れがあるということで今現在も閉鎖は継続中です。ご移動の際はお気を付けください。

〇知床五湖園地                      暴風による影響で知床五湖園地は終日閉鎖が決まっています。建物と駐車場も閉鎖しており、利用できませんのでご注意ください。

 

さて、北海道内は札幌等で初雪が観測されたようですが、ウトロに雪はまだ降っていないです。

今日のウトロは雪の代わりに雨が降っているのですが、風はとても強く、気温も3℃前後なのでとても冷たく感じる雨です。

アメダスを見ると、斜里は積雪1cmになっていたので、冬の足音はすぐそこまできているようです。今週中にウトロも初雪でしょうか。

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暴風で大荒れの海。数十秒でカメラも体も濡れちゃいます。

 

追記:ブログ公開から数時間後にフワフワの雪ではなく湿ったあられでしたが、ウトロでも初雪を観測しました。初雪を観測したとなると、ふわふわの雪が待ち遠しいです。

知床ネイチャーオフィス

柴田

 

冬季通行止めのお知らせ

いつも知床ネイチャーオフィスwebサイトをご覧いただきありがとうございます。季節がどんどん進んできています。

道路の冬季通行止めのお知らせがございます。

〇国道334号 知床横断道路
2015年10月26日~11月9日 通行時間が規制されます。
通行可能時間帯は9:00~17:00です。

2015年11月9日~2016年4月下旬まで冬季全面通行止めとなります。

〇道道93号 知床国立公園線 知床五湖ゲート~カムイワッカ湯の滝
2015年11月4日より冬季全面通行止めとなります。

ご注意ください。

知床ネイチャーオフィス

秋の風景。

昨日出かけた原生林で見かけた嵐の置き土産。

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秋らしい枯れ色の木々と雪をかぶった羅臼岳が綺麗に水に映りこんでいました。春先から初夏にかけても雪解け水の沼に残雪の山が映り込む美しい場所ですが、秋の新雪を被った山の映り込みは初めて見ました!

たくさん雨が降った後、山に雪がかかったタイミングでないと見られない風景ですので毎年見られるとは限りません。

さらに。

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一日の終わりには夕陽に淡く染まる山並みを見ることができました。雪のおかげもあり、優しくも美しい色合いでした。

「その日、そこに行ったからこそ見られた風景」というのはやはり嬉しいものです。

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佐々木

休日の散策

いつもはガイドツアーで回っている知床五湖を、たまにはと思いお休みの日に個人で散策してみました。

個人散策の場合、ゆっくり歩いても1時間30分程のコースですが、
何かあるとゆっくり歩くどころか立ち止まってしまうので、
結局ガイドツアーと同じくらいの時間をかけて1周しました。
この日はエゾリスをじっくり観察できましたよ。151020
せっせとホオノキの種を食べていました。
見ている間に、次々と果実から種をほじくりだし、更に種の周りの
赤い部分(仮種皮)は捨てて、中身だけを食べていきます。
以前、原生林内を歩いていて、赤い部分だけが残されたホオノキの
種がまとまって落ちているのを見つけたことがありますが、
犯人はリスだったようです。

いつも歩いている場所でも、日によって見えるものが違ったり、
新たな発見があります。
これが森歩きの楽しさですねと改めて感じました。

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角屋

穴の中には…

知床の森を散策していると、様々な所にキツツキ達がエサを探した痕跡があります。

木には穴をあけた跡等があり、時々お客様と「穴を覗いたら何かいるかもしれませんね」等とお話しをするのですが…

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上記写真の木にあいた穴をよ~く見てみると黒い影が見えるのはお分かりいただけますか?

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コウモリ(種類不明)がお休み中?のようでした。

大体の場合、虫がいるのですが珍しく違う生き物。

皆さまも怪しい穴があったら覗いてみてはいかがでしょうか。

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柴田

嵐が去って

本日は荒天後、久しぶりの知床五湖のご案内でした。
葉をほとんど落としてしまった樹も目立つ中、赤と黄色の入り混じったハウチワカエデの紅葉がまだ見頃です。
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先週の大雨の影響か、この時期はほとんど涸れてしまっている
四湖すぐ近くの水溜りには、なみなみと水が溜まっていました。
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三湖には、この時期ならではのお客さんも来ていましたよ。
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オオハクチョウ

白い2羽が成鳥、灰色っぽい2羽が今年生まれの若鳥。
ハクチョウは家族単位の群れを形成することが多いので、おそらく親子
でしょう。
知床五湖で一休みし、これから更に南下して越冬します。

しばらく見ないうちに、知床五湖周辺の季節も着々と進んでいます。

 

知床ネイチャーオフィス
角屋

上る三ツ星

道内でも地域によっては初雪が降ったようです。
ウトロはまだ雪こそ降らないまでも、
日が落ちてからグッと冷え込み気温も6度程まで下がっています。

季節の変わり目の今の時期、
「夜空の星たちを見に行こう!」ツアーは秋の星たちがメイン。
でもまだまだ夏の星座や天の川も見られ、東の空からは冬の星座も一部顔を出してきています。

夜のツアーも終わり、皆さんが温泉につかったり
布団にくるまってテレビを見たりと思い思いに過ごす夜更け頃、

夜空には冬の星座の代表、オリオン座も上ってきています。

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(羅臼岳とオリオン座)

冬の夜空には明るい一等星が多く、町中でも観察しやすいです。
まだ寒さの緩い今の内に予習をしてみてはいかがでしょうか。
10月22日未明には、オリオン座辺りに放射点をもつオリオン座流星群も見られますよ。
(条件の良い所で1時間に10〜15個程度の流れ星が見られます。)

日中の景色も夜空も、冬は少しづつ近づいてきています。

知床ネイチャーオフィス

井上

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