カテゴリー別アーカイブ: リス・ネズミ類

冬の準備

原生林など知床の動物たちは冬への準備で大忙しです。今年は、エゾシマリスが比較的観察しやすく、原生林を歩いていると何度か遭遇します。落ちたドングリを齧って、頬袋に詰めていました。シマリスがドングリを集めていますが、実のところ豊作というほどではなく少ない木の実を必死に集めているのです。今年は、他にもヤマブドウやサルナシ、ミヤママタタビなども実りが良くありません。ヒグマは、その少ないヤマブドウにありつくことができたようです。樹上に上って、後脚で器用に立って口元にヤマブドウをたぐりよせていました。冬眠に向けて、頑張って食べ物を集めているようです。

※道路脇にヒグマがいることがあります。車外に出ないようご注意ください。

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藤川

エゾシマリスと紅葉

秋が深まっている知床です。標高の低い海岸原生林では、エゾシマリスの姿を多く見かけます。森の中を走り回って、どんぐりをひろっては、ほっぺのなかに押し込みます。冬の冬眠へ向けての準備に大忙しです。一方の標高700m付近にある羅臼湖登山道では、紅葉が見ごろを迎えました。赤や黄色、オレンジの色合いがとても美しい景色をつくっていました。例年より早く紅葉しているようで、10月上旬まで楽しめそうです。

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春の動物たちエゾモモンガとヒグマ

ウトロ周辺の流氷が離岸して10日近くが経過しました。高台から見渡すと沖合には、まだ氷の帯が散在しています。春のオホーツク海らしい景観が楽しめます。原生林の中では、エゾモモンガが繁殖期を迎え、日中でも活発に活動する時期となりました。トドマツの枝先についている花芽を食べているようです。ヒグマも冬眠明けを迎え、活動を開始しているものもいます。断崖から滑落し、雪の中に埋もれてしまったエゾシカの死骸を食べていました。こうした大きな獲物は一度に食べきることができないため、数日間、離れることなく留まります。春先は、エゾシカが飢え死にしていることも多くあるので、シカの死骸には不用意に近づかないことが大切です。

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春の景色

フレペの滝の遊歩道では、雪がだいぶ融けて草原の枯草がでてきました。その枯草を食べにたくさんのエゾシカがやってきています。そして、そのシカを狙って、あいつもやってくるのでしょうか?(黒くて大きいやつね。)

冬の間、凍っていたフレペの滝もだいぶ融けて、一部が崩落しています。暖かい日だと、ときどき、氷の塊が落下して大きな音を響かせることがあります。

森の中では、イタヤカエデが長い冬の休眠から目覚め、樹液を吸い上げ始めています。イタヤカエデの樹液は糖分が多く含まれているため動物たちの貴重な食べ物です。エゾリスが必死に舐めとっていました。

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エゾモモンガ はけーん!

 原生林の中で、運良く、エゾモモンガを見つけました。数年前に、たくさん観察できた年がありましたが、今年もそうなるのでしょうか?ちょうど、モモンガの繁殖期にさしかかってきたので、日中でも活動します。注意深く探したいですね。今回は、痕跡をたよりに探して、なかなか見つかりませんでしたが、リピーターのももんが様に見つけていただきました。すばらしー!ありがとうございました。

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