「野生動物」カテゴリーアーカイブ

春のヒグマ

日当たりの良い斜面にヒグマの親子がいました。母グマは、足を投げ出して座っていて、まるで人間を見ているかのようです。毛づくろいをしたり寝転んだり、とても眠そうにしています。その周辺を1頭の仔グマがウロウロと歩いていました。植物の芽吹きがどんどん進んでいる中、フキやイラクサなどを求めてヒグマが活発に活動しているようです。野外活動する場合は、ヒグマに人の存在を示せるよう音をだしたりしましょう。遭遇してしまったときは、大きな声を出すことなく、落ち着いてヒグマから距離をとるようにしてください。

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藤川

タコ食べるオジロワシ

昨日、ツアーご案内中に思いもよらない出会いがありました。オジロワシが大きなミズダコを捕まえて食べていたのです。餌付けではなく、ワシ自らが獲物を捕らえて食べている瞬間に出会えることは滅多にないことです。オオワシが奪いにやってきたり、カラスが恐る恐るタコの足を引っ張って横取りしようとしたり、とても貴重な一場面を観察することができました。

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幻氷とゴマフアザラシ

昨日、事務所前で比較的大きな上位蜃気楼が発生していました。春に生じる水平線付近の流氷が上に伸びたように見える上位蜃気楼を幻氷(げんぴょう)と呼びます。望遠撮影で得られた映像を3倍速で再生してみると大気の動きによって虚像が変化する様子が見られました。そんな面白い現象が水平線付近で起こっている様子を知ってか知らずか、ゴマフアザラシが顔を覗かせていましたよ。

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藤川+(3倍速の映像撮影 井上)

エゾモモンガの季節

今月の20日を過ぎるころからエゾモモンガの観察率が高くなってきています。毎日、どこかで誰かが見ている?ような状態です。2012年以来のモモンガラッシュです。私もそれなりに遭遇しています。かわいい姿を探しに出かけましょう!

※野生動物です。必ず観察できるものではありません。
遭遇する可能性のあるご案内
知床自然体験1日コース
原生林スノーシュートレッキング
フレペの滝スノーシューハイキング

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2018年1月11日 流氷初日と接岸

昨日、2018年1月11日、知床半島に非公式ながら流氷初日と接岸がありました。≪公式な流氷初日と接岸は網走気象台から見えて発表されるものになります。≫その日の夕方、NHK札幌放送局からの19時57分のニュース(道内)で、提供した映像が紹介されました。今日は、放送時には流れなかった未公開映像を中心に編集してみました。約3分あるのでお時間のある方、ご覧ください。

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冬の準備

原生林など知床の動物たちは冬への準備で大忙しです。今年は、エゾシマリスが比較的観察しやすく、原生林を歩いていると何度か遭遇します。落ちたドングリを齧って、頬袋に詰めていました。シマリスがドングリを集めていますが、実のところ豊作というほどではなく少ない木の実を必死に集めているのです。今年は、他にもヤマブドウやサルナシ、ミヤママタタビなども実りが良くありません。ヒグマは、その少ないヤマブドウにありつくことができたようです。樹上に上って、後脚で器用に立って口元にヤマブドウをたぐりよせていました。冬眠に向けて、頑張って食べ物を集めているようです。

※道路脇にヒグマがいることがあります。車外に出ないようご注意ください。

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エゾシマリスと紅葉

秋が深まっている知床です。標高の低い海岸原生林では、エゾシマリスの姿を多く見かけます。森の中を走り回って、どんぐりをひろっては、ほっぺのなかに押し込みます。冬の冬眠へ向けての準備に大忙しです。一方の標高700m付近にある羅臼湖登山道では、紅葉が見ごろを迎えました。赤や黄色、オレンジの色合いがとても美しい景色をつくっていました。例年より早く紅葉しているようで、10月上旬まで楽しめそうです。

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昼寝するヒグマ

今日は、親子のヒグマに出会いました。ヒグマがウロウロしていた周辺には地面を掘った跡がいくつかあって、食べ物を探して歩き回っていたのでしょう。ひとしきり歩いた後に、座ってゴロゴロし始めました。なかなか心地よい態勢にならないのか寝返りをうつようにゴロゴロ。そのうち動かなくなったので、寝始めたのでしょうか?のんびりとした時間が過ぎていきました。

※この映像は、断崖の上から下にいるヒグマを撮影しています。
安全な距離を保って観察しましょう。また、大きな声を出したり、走って逃げるなどの行動はとらないようにご注意ください。相手を刺激しないよう、ゆっくりとその場を離れるようにしてください。

春の動物たちエゾモモンガとヒグマ

ウトロ周辺の流氷が離岸して10日近くが経過しました。高台から見渡すと沖合には、まだ氷の帯が散在しています。春のオホーツク海らしい景観が楽しめます。原生林の中では、エゾモモンガが繁殖期を迎え、日中でも活発に活動する時期となりました。トドマツの枝先についている花芽を食べているようです。ヒグマも冬眠明けを迎え、活動を開始しているものもいます。断崖から滑落し、雪の中に埋もれてしまったエゾシカの死骸を食べていました。こうした大きな獲物は一度に食べきることができないため、数日間、離れることなく留まります。春先は、エゾシカが飢え死にしていることも多くあるので、シカの死骸には不用意に近づかないことが大切です。

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