カテゴリー別アーカイブ: 哺乳類

まだ安心?

今週のウトロはとても暖かく、雪解けが加速したように感じます。
断崖付近の雪原は、雪が解けて多くの草がすでに顔を出しており、シカ達のたまり場に。昨日は約50頭たまっていました。
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(写真内には17頭のエゾシカ)
今年は昨年よりも早く、3月5日にクマの目撃情報があったので、そろそろシカを狙って追いかけていると思っていたのですが、まだ追いかけてはいない?ようです。
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(食事したり休憩したりしているシカ)
大抵の場合、クマに追いかけられたシカは人間を見ただけでもすぐに逃げたりすることが多いのですが、昨日のシカは人間が近づいても全く気にしないで食事をしたりとのんびり。
この調子だとまだ安心して過ごせている?ようですね。

そろそろ本格的にクマの追いかけっこが始まると思いますので、散策の際はシカの動きにも注意して、クマと遭遇しないように気を付けてください。

知床ネイチャーオフィス
柴田

波にゆられて

場所によっては、まだ海に流氷が漂っていた昨日のこと、
氷の上に転がる白い塊を発見しました。
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これは!
そう、ゴマフアザラシです!

拡大して見てみると、こーんな感じ。
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今年は、知床をはじめ、北海道沿岸の流氷が少なめでした。
ウトロの流氷もぐっと接岸したり沖に離れたりと忙しなく動いていたためか、
このように、プカプカと漂う氷上のアザラシに出会うことがあまりありませんでした。
(正確には、望遠鏡で確認できる距離にはいたのですが、
近くで観察できる個体が少なかったです。)

この日も、氷の上にいるアザラシは少数ですが、海を泳ぐ姿は多数見られました。
流氷はもう沖に離れてなくなってしまいそうです。
こんなアザラシの姿も今季は見納めかな?

(以下、続きにてアザラシのかわいい姿をご覧ください。)
続きを読む 波にゆられて

モモンジカ

最近は暖かな日差しでウトウトしているシカをよく目撃します。
厳しい冬を乗り越えた彼らにとって、今日の陽気は春そのもの?
冬を乗り越えて一段落。ぼーっと日向ぼっこしてのんびりです…。
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(フレペの滝の雪原?草原?でウトウトしているエゾシカ)
今日の散策ではそのようなウトウトしている可愛らしいシカ達をゆっくりと観察することができました。

今回は前回アップした「モモンゲラ」までの遭遇とはいきませんでしたが、今日もラッキーな出会いがありましたよ!!

前回の日記をご覧になった方ならタイトルでお分かりになると思いますが…久々にモモンガの観察ができました!!
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サービスよく見やすい位置に現れ、そのまま空中へと滑空していきましたが、モモンガはいつ見ても可愛らしいですね。
日が出ているときに見やすいのも今月まででしょうか。

いやぁ~、まだまだ観察したいですね!!!!

知床ネイチャーオフィス
柴田

モモンゲラ

昨日はそこそこ荒れたウトロ。
今朝も雪は降りましたが、前日に比べると風も弱く、降雪量も減ったことで比較的過ごしやすかった今日。
動物も同様に過ごしやすかったのか、森はいつも以上に活気づいていました。
今日は知床では定番のエゾシカから、今の時期しか見ることのできないオオワシにも遭遇できました。
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(背に雪を積もらせながら日向ぼっこするシカ)
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(岩の上でたたずむオオワシ)
普段ならこの2種類を見たら「まぁまぁ動物見れたかな」という気持ちになるのですが、ラッキーなことに今日は他にも2種類との出会いが。
多くのお客様が見たいとおっしゃる2種類!
モモンガとクマゲラにも遭遇できました!!遭遇できるだけでもラッキーなのに、今日の動物達はサービスが良く、激しく動かなかったのでゆっくりと観察できました。
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(トドマツの葉を食べるモモンガ)
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(虫を探すクマゲラ)
本日、この2種類にも会えたので、運を使い果たしてしまったのではないかと思うと恐ろしいですが、明日もお客様に多くの動物をお見せできるように祈るばかりです!!

荒れた次の日は面白いことが起こるのかもしれませんね。

知床ネイチャーオフィス

柴田

 

流氷追加情報とおまけ

本日の流氷ブログでもお伝えしましたが、長らく姿が
見えなかった流氷が、昨日は沖合に白い筋となって
うっすらと見えていました。
今朝も事務所前からは確認できませんでしたが、高台からは
帯状の流氷帯が見えます。

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こちらは岩尾別台地上からの様子。
とはいっても、目立って大きい流氷帯はこれだけで、あとは
小規模な氷泥がところどころ浮かんでいる状態です。

今後の天候状態にも寄りますが、もっと岸に接近してくれると
良いですね。

流氷とはあまり関係がないおまけ 続きを読む 流氷追加情報とおまけ

白黒ハンター!

昨日は素敵な出会いがありました!

まずは、昼ごろ。

「シャチだっ・・・!!」と、突如外を見た藤川が叫びました。急いでオフィスから駈け出すと、流氷の隙間に黒い背びれが!!どんどん移動していくため、車で少し移動して、ようやく撮れた一枚がこちら!↓

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背びれが長いものがオス、短いものがメスです。流氷とシャチという風景だけでも大興奮、加えて高々と吹き上げる潮吹きは遠いながらもなかなかの迫力でした!(※画像はトリミングをしています)

更にその後。

今度は森の中で小さくて真っ白なハンターに遭遇しました!

ネズミを追いかけて姿を現したのは、天使と言いたい愛らしさのイイズナです!ついに冬仕様の真っ白な毛色を見ることができました!!(夏仕様は「珍客来訪」をご覧ください。)

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こちらに気がついて「あれ?」とフリーズ。ささっといなくなったと思ったら再び全く同じ動きであらわれて「あれ?」という感じでこちらをみてフリーズ。

大きな海の生き物と小さな陸の生き物、知床の多様性を改めて感じ嬉しい出会いの連続に心躍る一日でした。

知床ネイチャーオフィス

佐々木

背後には

今日も森を散策中にエゾシカと遭遇しましたが、ここ数日とは何かが違うのです。
断崖に シカが居て、背後の景色が海というのはよく見る風景。
しかし、今日のシカの背後には白い帯が。
流氷!来ましたね!!
違和感はシカではなく、海にあったんですね。
オホーツクの海ならではの真っ白な海を背景にたたずむシカ!
そのような冬の知床らしい風景、早く見たいなぁ~。
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知床ネイチャーオフィス

柴田

自然情報番外編

年末年始は帰省先でふらふら散策することがあるので、
今回は私の地元の生き物をご紹介させていただきます。

鳥でもいないかと川沿いの石に腰かけていたところ、
どうも対岸の斜面から頻繁に石が落ちてくる…。
双眼鏡で確認してみると、いました。

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枝かぶりがひどいですが、ニホンカモシカです。
「シカ」と名前はついていますが、シカではなくウシやヤギの
仲間です。
じぃ~~~~~っとこちらを見ていましたが、川を挟んでいる
せいもあってか、逃げるそぶりもなかったので、じっくり
みることができました。

ちなみにこのカモシカ、どんなところにいるのかというと。

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知床のシカたちも断崖に立っていることがありますが、
カモシカも負けず劣らず、結構とんでもないところに
立っています。
ほとんど動かないので、肉眼では岩と区別がつきません。

地元では昔から時折見かけるなじみ深い動物ですが、
北海道には生息していません。
ですので、こうして出会うと、なんだか新鮮な気持ちに
なります。

知床ネイチャーオフィス
角屋

珍客来訪

11月も中旬になり、知床に来られる方も随分少なくなりました。
そんな時期の恒例行事(?)、事務所の大掃除を行いました。
毎年夏と冬シーズンの間に行っています。

そんな作業中、誰も来ないかと思われた所に、思わぬ珍客が!

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キタイイズナがお越しになりました!

事務所周辺にもネズミ類がうろうろとしているので、
おそらくそのネズミを求めてやってきたのでしょう。
こんなかわいい顔して、どう猛な肉食獣なのです。

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大掃除荷物に紛れて隠れる所がいっぱい。
(周りをスタッフたちに囲まれて逃げ惑っています)
あまりにも素早すぎて写真を撮るのも一苦労でした。

こんなかわいい来訪者なら、いつでも大歓迎です。
また来てくれないかなぁ。

知床ネイチャーオフィス
井上

休日の散策

いつもはガイドツアーで回っている知床五湖を、たまにはと思いお休みの日に個人で散策してみました。

個人散策の場合、ゆっくり歩いても1時間30分程のコースですが、
何かあるとゆっくり歩くどころか立ち止まってしまうので、
結局ガイドツアーと同じくらいの時間をかけて1周しました。
この日はエゾリスをじっくり観察できましたよ。151020
せっせとホオノキの種を食べていました。
見ている間に、次々と果実から種をほじくりだし、更に種の周りの
赤い部分(仮種皮)は捨てて、中身だけを食べていきます。
以前、原生林内を歩いていて、赤い部分だけが残されたホオノキの
種がまとまって落ちているのを見つけたことがありますが、
犯人はリスだったようです。

いつも歩いている場所でも、日によって見えるものが違ったり、
新たな発見があります。
これが森歩きの楽しさですねと改めて感じました。

知床ネイチャーオフィス
角屋