カテゴリー別アーカイブ: 哺乳類

小さな森の生き物

今年は原生林の散策をしていると、小さくてかわいいシマリスたちによく出会います。

3年前のドングリ大豊作の年は、あちらこちらで、それはそれは頻繁に見られました。
しかしその後は一転不作に見舞われ、めっきり目撃頻度が下がってしまっていました。

今年もドングリは多いとは言えないのですが、なぜだか頻繁に遭遇します。
天敵の一種、キツネたちがエサ(リスやネズミなど)不足によるものか、やや数が少な目なことも影響しているのでしょうか?
生態系というものは、「風が吹いて桶屋が儲かる」程ストレートには事が進まないので、はっきりとした理由はわかりませんね。

理由はともかくとして、久しぶりにかわいい彼らに出会えるのは嬉しいものです。彼らは、今はがんばって冬支度中。
あちこち走り回っては食べ物を集め、巣穴に運んでいきます。
早いヤツはもう冬眠に入ってもいい時期です。
山も雪化粧する頃ですしね。
今シーズンこうして出会えるのもあと一月くらいでしょうか。

散策に行くときは、目を凝らし、耳を澄ませて、小さな彼らを探してみてください。

知床ネイチャーオフィス
井上

暑い~

最近ブログの更新が少なく申し訳ありません。
ここ数日、ウトロは暑い日が続いています。
気温も30℃越えと高いですが、湿度がすごい……。
東京の方が涼しいかもしれませんね???

動物たちも暑いのでしょう、一昨日知床五湖をご案内した際には
エゾシカの親子が四湖の水辺に来ていました。

親子で涼みつつ(?)お食事中

気持ちよさそうですね。

知床ネイチャーオフィス

角屋

新顔登場!

段々と暖かな日が多くなってきた今日この頃。
毎年のことですが、知床の森にも新たな仲間が増えてきたようです。(この画像だと難しいですが、どこにいるかわかりますか)

正解は、↓の画像をご覧ください。


可愛い仔ジカがこんにちは。

いや~この時期の仔ジカは可愛いですね!!
小さくて可愛い仔ジカを観察できるのは、今の時期ならでは!

今なら立った状態でお母さんのお腹の下にスッポリ納まるサイズですが、数カ月も経つとお腹の下に納まらないくらいに大きくなります。

6月はエゾシカの出産がピークを迎えるので、可愛い仔ジカと色々な所で出会えるチャンス!

産まれたばかりだとあまり活発ではないですが、生後数週間もすると走りまわったり、飛び跳ねたりと動きがとても活発になるので、更に可愛いですよ。

時々道路に飛び出してくることもあるので、車の運転は気を付けて、安全運転でお願いします。

次は仔ギツネに出会いたいですねー。

知床ネイチャーオフィス
柴田

冬の知床五湖ツアーが始まりました

本日から冬の2ヶ月限定で行われる「冬の知床五湖ツアー
が始まりました。
と、いうわけで、ネイチャーオフィススタッフとしては
トップバッターでご案内してきましたよ。
スタート時は晴れていたのですが、歩ているうちにだんだんと雲
がかかってきていました。
時折山頂が雲で隠れていたものの、知床連山が一望できたので
ツアー初日としては天気は上々だったのではないでしょうか?


一湖から望む羅臼岳

湖の真ん中についていうのはエゾシカの足跡のようです。
去年に比べて動物の足跡が多い印象です。
まだ雪が少ないので、湖周辺の笹の葉を掘り起こして食べている
のではないかと思います。

エゾクロテンらしき足跡も所々についていましたよ。

両足を揃えて、ちょんちょんちょんちょんとついているのが
特徴です。
何故こんなスナップ写真のような写真かというと、
ちゃんとカメラは持って行ったのですが、バッテリーが無かった
ため、外の明るさで良く見えない液晶を覗いてスマホで撮った
写真だからです。

厳冬期の知床五湖ツアー、バックカントリーの散策ですので、
しっかりとした防寒対策をしてご参加くださいね。

知床ネイチャーオフィス

角屋

 

今季、初遭遇➁(やっと見れた)

昨日は、とても鋭い観察眼をお持ちのお客様のお陰様で、今季初のシマリスを観察できました。
shimarisu160725
早く見たいな~。早く見たいな~。と思いながら、数カ月。
全然シマリスの「シ」の字すら確認できていなかったので、今年は出会えないのかと心配していたのですが、やっと見れました。

昨年のドングリの凶作が影響しているのか、今年は全然リスやネズミをまだ見ていなかったので、一人で興奮。

いつ見ても、やっぱりシマリスは可愛いですね!!
次の出会いはいつでしょうか。

知床ネイチャーオフィス
柴田

 

まだ落ちない

例年ですと4、5月頃には角を落とすエゾシカなのですが、まだ角を落としていない個体もいます。

多くの方がシカの角はケンカのためにあるように思われるかもしれませんが、最近ではメスへのアピールの道具になっているという説が有力です。
アピールのポイントになるのは角の大きさと形状のようです。
角は大きく、角の形状は左右対称というのがアピールとしては優秀で、そのような角をつけているオスはモテているようですね。

確かに大きく左右対称の角を持っているオスは、秋にオス一頭メス複数のハーレムを形成している姿をよく見ます。

さて、そのようなモテるポイントとなる角ですが、角を落とす4、5月頃~角が完成する9、10月頃の期間で成長します。

shika
(左はまだ角を落としていないオス、右は角が成長中のオス。)

意外にも短い期間で角は成長するのですが、大きい角をつけるオスは小さい角をつけるオスに比べ、4月上旬等の早い時期に角を落としている印象があります。
早めに角を落とすことにより、角を成長させる期間を長く設けているのでしょうか。

上記写真左のオスは角に秘められた戦いがあるというのに、角はまだまだしっかりとついています。
この時期でまだ落ちていないということは、今年は大きな角をつけることはないでしょうね。

この個体のモテ期、そして私のモテ期はいつくるのでしょうか?

知床ネイチャーオフィス
柴田

よちよち歩く

昨日のことですが、知床五湖の散策中に今シーズン初の出会いがありました。
とは言っても季節が進む今日この頃、景色、お花(植物)、気候・季節などなど、色んな「シーズン初」が溢れる時期ではありますけどね。

さてそんな中でも、今回の初モノは、毎年出会うと嬉しくて、
みんなついつい顔がほころんでしまうモノ。

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エゾシカの赤ちゃんです!

母ジカ(右上隅)の後ろを、まだ頼りない足取りで必死について行っていました。
それを優しく見守る母ジカ。
見ているだけでも癒されますね。

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もっとずっと眺めていたかったのですが、この後すぐ草むらに隠れて見えなくなってしまいました。
この時期の仔ジカは母ジカのお腹の下にすっぽりと収まってしまうサイズです。
ちょっとした草むらでも簡単に隠れてしまいます。

今の季節、知床へ来てエゾシカに出会った時は、
もしかしたら、すぐ近くにかわいい仔ジカが隠れているかもしれませんよ。
ぜひ周囲も含めてじっくりと観察してみてください。

知床ネイチャーオフィス
井上

落し物ですか!!

少しずつ気温が上がり、太陽が出ればぽかぽかと暖かさを感じる日も増えてきました。ついつい上着を忘れて出かけそうになってしまいそうなこの頃です。

そんな中、ご案内中に春らしい大きな落し物をした動物に出会いました!片角のオスジカです!!

20160408deer

1年に一度、エゾシカのオスは角を落とし、また生え換わります。

一気に2本がボトリと落ちるわけではないので、タイミングによっては片方しか角のないオスジカに出会うことがあるのです。片角という一見アンバランスな状態に頭を傾けることもなく、のんびりと草を食べていました。さすがです。

さあ、今すぐもう片方を落としてくれてもいいのですよ?

と、ちょっと期待して見つめましたが「もぐもぐ、もぐもぐ」変化なし。

いつか落とす瞬間に立ち会ってみたいものです。

知床ネイチャーオフィス

佐々木

かくれんぼ

先週は暖かな日が続き、春が来たかと思っていたのですが、
ここ数日は雪も降って冬へと景色が戻りつつあります。

そのような雪降る知床ですが、雪降る中の散策は気持ちのいいものです。
トドマツの枝や葉に積もる雪は、いつ見てもクリスマスツリーのようで綺麗ですね。

さて、そのトドマツですが、上手いこと枝や葉を利用してかくれんぼをしている生き物がいます。160326momonga
(写真のどこかにかくれんぼしている生き物がいます)

ぱっと見てお分かりになった方はさすがですね!
枝や葉に雪も積もっていますので、すこしわかりにくいです。

ヒントは写真中央でお食事中の生き物。

お分かりになりますか?

※生き物を拡大した写真が↓にありますので、自力で探したい方はご注意ください。

160326momonga2
(トリミングしました。枝が被っていますが…)

皆さん、もうお分かりですよね?
そうです、モモンガです!!
こちらを向いて、トドマツの葉を食べている最中。

モモンガの個体によっては周りを気にしないのか、目立つ所で食事をするモモンガもいますが、今回は近くでカラスが鳴いていたので、襲われないように絶妙なポイントでお食事していたのでしょうか。

モモンガ、いつまで見やすいかな~?

知床ネイチャーオフィス
柴田

まだ安心?

今週のウトロはとても暖かく、雪解けが加速したように感じます。
断崖付近の雪原は、雪が解けて多くの草がすでに顔を出しており、シカ達のたまり場に。昨日は約50頭たまっていました。
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(写真内には17頭のエゾシカ)
今年は昨年よりも早く、3月5日にクマの目撃情報があったので、そろそろシカを狙って追いかけていると思っていたのですが、まだ追いかけてはいない?ようです。
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(食事したり休憩したりしているシカ)
大抵の場合、クマに追いかけられたシカは人間を見ただけでもすぐに逃げたりすることが多いのですが、昨日のシカは人間が近づいても全く気にしないで食事をしたりとのんびり。
この調子だとまだ安心して過ごせている?ようですね。

そろそろ本格的にクマの追いかけっこが始まると思いますので、散策の際はシカの動きにも注意して、クマと遭遇しないように気を付けてください。

知床ネイチャーオフィス
柴田