「天体」カテゴリーアーカイブ

赤銅色の月

昨日1月31日は、皆既月食が見られました。
全国的に曇りや雨・雪予報の所が多かったようですが、
実際のお天気はどうだったでしょうか?

幸いにも道東は快晴で、ばっちり観察することができました。
その分放射冷却で中々よく冷えていましたが・・・。

こちらはかけ始める前のまん丸満月。

(19:23)

21時前から段々とかけていき・・・

(21:04)


(21:45)

22時台を挟んで1時間20分ほどの間皆既状態になり、赤銅色の満月が見られました。

(22:29、食の最大)

地球の影に入ってしまうので、普段の満月のような眩さがなくなりました。
始めの写真と比べると、こちらは月の周りに星も同時に写っているのがわかります。

今回は近くにかに座があったため、プレセペ星団との共演が見られたのも特徴です。
普段の月だと明るすぎて、近くの星はほぼ見えなくなってしまいますからね。

(皆既中の月とプレセぺ星団、このサイズだとわかり難いですね・・・)

今回見逃した方は、今年にもう一度月食があるのでぜひ!
と言いたいところですが、次回は7月28日の明け方なんですね。
地域によっては皆既になる前に日が昇ってしまうようです。
それでも頑張るよ!という方はぜひお楽しみください~。

知床ネイチャーオフィス
井上

キンキンに冷えた

12月ももう下旬。
日によってはプラスの気温になることもありますが、
もう日中でも氷点下なのは当たり前な時期になってきました。

日中でもそんな具合ですので、夜はまた一段と冷え込みます。
でもそのおかげで、空気中の水蒸気や塵が少なく、
空気がとても澄んでいる時期でもあります。
そう、星空観察にも適した時期ですね。

夏の頃のきらびやかさはありませんが、
今の時期でも天頂を見上げると、カシオペヤにかかる天の川が見られます。
東の空には冬の星座たちも上ってきています。

ただ問題は・・・やっぱり中々の寒さでした!
写真を撮りにいったこの日は大体-7度程。
防寒準備もあまりしていなかったので、
写真を撮ったらそそくさと退散してきました。

それはそれはキンキンに冷えています。
キンキンに冷えたビールどころではありませんよ!
冬に外に出かける時はしっかりと防寒対策をしていってください。

(ところで、「キンキン」ってなんなんでしょうかね。
雰囲気はわかるんですけどね。)

知床ネイチャーオフィス
井上

細く傾く月

ウトロはここ数日良いお天気が続いています。
昨日も夕陽を見るために、日没間際のオフィス周辺に
沢山の人が集まっていました。

夕陽も綺麗でしたが、日が沈んだ後も金星と三日月が輝いていて
素敵でしたよ。

せっかくなので三脚を立てて三日月も拡大して撮ってみました。


(1枚目の写真よりももう少し暗くなってから撮影したもの)

太陽に照らされていない部分もぼんやりと見えてクレーターも
確認できます。
地球で反射した太陽の光が当たった「地球照」というもの
ものだそうです。

昨日は月齢1。新月直後の非常に細い月でした。
ちなみに、月齢2前後の月を「三日月」と呼ぶようです。
日没直後の西の空に見え、日没から1時間程で沈んでしまい
ます。

満月も良いですが、細い月も趣きがあって良いですね。
明日は月齢3なので、お天気が良ければ昨日よりも少し
太くなった三日月を見ることができそうです。

知床ネイチャーオフィス

角屋

 

 

季節を先取り

昨日も今日も最高気温は10度越えと、
着実に暖かくなってきている知床ウトロです。
(10度じゃ寒い!と言われるかもしれませんが。)

とはいえ、暖かい日が続いたからとそんなに一気に季節が進むわけではありません。
そんなに待ち切れない!と、一足先に「夏」らしいものを見に行ってみました。

160408

夜空を彩る天の川!
別にどこかに出かけたわけではありません。
そもそも、南国に行こうとも、南半球に行こうとも、
地球の反対側にある星たちは見られませんしね。
(今だとペガサス座など秋の星たち)

一方星たちは、太陽や月と同じように、東から西へと動いています。
そのため、おそーい時間になると、次の季節の星たちが段々と東の空に昇ってくるのです。
「なんのこっちゃ?」という方は、理科の教科書や、
星座早見盤とにらめっこしてみてくださいね。

160408-2

葉の落ちた枝を見ると、やはりまだ季節は春初めの景色です。
一等星の多い冬の星空もキレイですが、やはり夏の空は華がありますね。
夜空の星たちを見に行こう!」ツアーが始まるころには、
適度な時間にも夏の星たちが見られるはずです。
(ちなみに今回の写真は真夜中、午前3時20分前後です。)

※ツアーは月明かりがある日は月観察メインのご案内です。
美しい月明かりも、星の観察には影響大です。
月も魅力的な天体ですが、「星が見たい!」という方は、
お越しの日の「月齢」と「月の出、月の入り」時間もご注意ください。

知床ネイチャーオフィス
井上

上る三ツ星

道内でも地域によっては初雪が降ったようです。
ウトロはまだ雪こそ降らないまでも、
日が落ちてからグッと冷え込み気温も6度程まで下がっています。

季節の変わり目の今の時期、
「夜空の星たちを見に行こう!」ツアーは秋の星たちがメイン。
でもまだまだ夏の星座や天の川も見られ、東の空からは冬の星座も一部顔を出してきています。

夜のツアーも終わり、皆さんが温泉につかったり
布団にくるまってテレビを見たりと思い思いに過ごす夜更け頃、

夜空には冬の星座の代表、オリオン座も上ってきています。

151013
(羅臼岳とオリオン座)

冬の夜空には明るい一等星が多く、町中でも観察しやすいです。
まだ寒さの緩い今の内に予習をしてみてはいかがでしょうか。
10月22日未明には、オリオン座辺りに放射点をもつオリオン座流星群も見られますよ。
(条件の良い所で1時間に10〜15個程度の流れ星が見られます。)

日中の景色も夜空も、冬は少しづつ近づいてきています。

知床ネイチャーオフィス

井上