まだ落ちない

例年ですと4、5月頃には角を落とすエゾシカなのですが、まだ角を落としていない個体もいます。

多くの方がシカの角はケンカのためにあるように思われるかもしれませんが、最近ではメスへのアピールの道具になっているという説が有力です。
アピールのポイントになるのは角の大きさと形状のようです。
角は大きく、角の形状は左右対称というのがアピールとしては優秀で、そのような角をつけているオスはモテているようですね。

確かに大きく左右対称の角を持っているオスは、秋にオス一頭メス複数のハーレムを形成している姿をよく見ます。

さて、そのようなモテるポイントとなる角ですが、角を落とす4、5月頃~角が完成する9、10月頃の期間で成長します。

shika
(左はまだ角を落としていないオス、右は角が成長中のオス。)

意外にも短い期間で角は成長するのですが、大きい角をつけるオスは小さい角をつけるオスに比べ、4月上旬等の早い時期に角を落としている印象があります。
早めに角を落とすことにより、角を成長させる期間を長く設けているのでしょうか。

上記写真左のオスは角に秘められた戦いがあるというのに、角はまだまだしっかりとついています。
この時期でまだ落ちていないということは、今年は大きな角をつけることはないでしょうね。

この個体のモテ期、そして私のモテ期はいつくるのでしょうか?

知床ネイチャーオフィス
柴田

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