よちよち歩く

昨日のことですが、知床五湖の散策中に今シーズン初の出会いがありました。
とは言っても季節が進む今日この頃、景色、お花(植物)、気候・季節などなど、色んな「シーズン初」が溢れる時期ではありますけどね。

さてそんな中でも、今回の初モノは、毎年出会うと嬉しくて、
みんなついつい顔がほころんでしまうモノ。

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エゾシカの赤ちゃんです!

母ジカ(右上隅)の後ろを、まだ頼りない足取りで必死について行っていました。
それを優しく見守る母ジカ。
見ているだけでも癒されますね。

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もっとずっと眺めていたかったのですが、この後すぐ草むらに隠れて見えなくなってしまいました。
この時期の仔ジカは母ジカのお腹の下にすっぽりと収まってしまうサイズです。
ちょっとした草むらでも簡単に隠れてしまいます。

今の季節、知床へ来てエゾシカに出会った時は、
もしかしたら、すぐ近くにかわいい仔ジカが隠れているかもしれませんよ。
ぜひ周囲も含めてじっくりと観察してみてください。

知床ネイチャーオフィス
井上

足元ご注意

木々の葉も日に日に茂り、すっかり初夏の装いになってきた
最近のウトロ。
知床五湖も、フレペの滝の遊歩道も、周囲からは鳥たちの鳴き声
が聞こえ、お天気が良ければ森の新緑と残雪の残る知床連山の
美しい景色がご覧いただけます。
ついつい周囲に目を奪われ、足元がおろそかになりがちですね。
でも、夏が近づいて出てきているのはもちろん葉っぱだけでは
ありません。

\ 足元にいるから気をつけてね! /
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…とはきっと思っていないでしょうが、写真は知床五湖の駐車場
にいたアオカタビロオサムシ。
バスや車の行きかう駐車場をちょこまか歩くので、轢かれたり
しないかヒヤヒヤしながら見ていましたが、大丈夫でした。

オサムシの仲間には羽が退化し、飛べなくなったものが多い
ですが、このカタビロオサムシの仲間は飛ぶことが出来ます。
羽を動かす筋肉が発達しているため、カタビロ(肩広)オサムシ
なんだとか。

そんなわけでオサムシに限らず、暖かくなって虫たちも活発に
動いています。
遊歩道上にいることも多いので、散策の際は、景色だけでなく、
足元の彼らの存在にも気を配りたいものです。

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(最近地面の虫のブログしか書いてない 角屋)

アリ一家の家庭事情

最近は気温も上がり、昆虫たちの活動も活発になってきました。
足元では様々な種類のアリたちが忙しそうに動き回っています。
このアリの巣周辺でも、働きアリたちが餌を巣内に運び入れ
たり、巣内から土を出したりと、せっせと働いているのですが。

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よく見ると同じ巣から2種類のアリが出入りしています。

アリの同定は難しいのですが、恐らく暗赤色の大きい方が
アカヤマアリ、黒くて小さい方はもっと難しいのですがクロヤマ
アリかその類縁種だと思います(間違いが判明したら後日訂正
します)。
いずれにしろ、両者は全く別の種類のアリなのですが、特に喧嘩
をすることもなく、自分の仕事に勤しんでいます。

アリというと働き者のイメージがありますが、種類によっては
他種のアリの巣から幼虫や蛹をさらって自分の巣の労働力に
するもの、他のアリの巣に忍び込んで女王アリを殺して巣を
乗っ取るものなど、一般的なイメージにそぐわないような行動
を取る種類がいます。
アカヤマアリの場合は、前者の「さらってくる」パターンです
ので、この巣で働いている黒い方のアリは、どこかよその巣から
さらわれてきたのでしょう。

ちなみに、こういった行動は「社会寄生」と呼ばれ、ハチなど
でも見られます。
社会寄生をする種類は、自分たちだけでは子育てが苦手なよう
ですね。

昆虫の行動を人間の倫理観に当てはめることは出来ませんが、
調べてみると奥が深いですね。

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角屋

 

 

空と湖と。

本日は、快晴の知床五湖のご案内に行ってきました。
15度ほどと、暑くも寒くもない快適な気温。
風もほとんどなく、最適な散策日和でした!

さて、こんな快晴で風がないと、どんな景色が待っているかというと・・・

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こんな景色!
素晴らしい水鏡。
残雪の知床連山が、湖にきれいに映りこんでいました。

カモたちが飛び立ったりエゾアカガエルが泳いだりすると、
波紋が大きく広がっていきます。
ですが何かしら動きがないと、ほんっとうにきれいな水鏡。

どっちが空でどっちが湖かわからないくらい。
ひっくり返してもわからないくらい。

・・・ひっくり返してもわからないくらい。

(なんだかイヤな予感がするいたずらは続きへ。)
続きを読む 空と湖と。

季節進むオロンコ岩

ウトロ港近くにあるオロンコ岩では、
時期によって見られる花が違うため、
季節の進む様子を「目で見て」感じることができます。

今の時期は、春一番に咲くエゾエンゴサクやキバナノアマナはやや終わりかけ。
次の花たちにバトンタッチのタイミングです。

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エゾイヌナズナにアイヌタチツボスミレ、
エゾタンポポが咲いています。
(外来種のセイヨウタンポポもありますが。)

まだこの時期は種類数も少なく、地味で小さな花が多いため、
じっくり見ないと見落としてしまいそうです。

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閑散として見えるオロンコ岩ですが、先月と比べると、
「葉」を出している植物は着実に増え、緑が広がってきているのです。(4月は枯草色が目立ちます。)
今回ご紹介しなかったもので、もうすぐ咲きそう!と思われるつぼみたちもいくつか見かけました。
今日は見られなくても明日には花を咲かすかも?

ぱっと見でなにもない!と言わず、
ゆっくりと歩きながら小さな春を探してみてください。

オロンコ岩からはウトロ港から町、そして知床連山の景色も素晴らしいです。
お散歩がてらぜひ立寄ってみてください。
(230段程の階段があるのでご注意を。)

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井上

知床五湖一周ツアー第一号

本日は知床五湖一周ツアーをご案内してきました。
今年のゴールデンウィークは積雪や強風の影響で遊歩道の閉鎖が
多く、なかなかツアーが催行できなかったため、
今日が今シーズン初のご案内となります。
そして私自身も久しぶりの散策。
午前中は小雨も降る肌寒い日でしたが、色々と見どころが
ありましたよ。

五湖では早速オシドリのペアが出迎えてくれました。
(といっても人に気付いて逃げていきましたが)

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写真右上の率先して(?)逃げていくのがオス。
手前のメスはお食事中でした。
何を食べているのかというと……

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こちらのエゾアカガエル。
水中にいるのでわかりにくいですが、写真中心に2匹います。
この2匹はメスがオスをおんぶして、ちょうど産卵中でした。
繁殖のために湖にやってきたところをオシドリにつかまって
食べられてしまった個体もいるのですね。
それにしても、オシドリってカエルも食べるのですね。
初めて見ました。

ミズバショウの花も見ごろでしたよ。

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全部はご紹介出来ませんが、この他にもいろんな動物、植物を
観察することができました。
長い冬が終わり、春は生き物たちの活動も活発になります。
彼らの様子を見ていると、なんだかこちらもうきうきとしてくる
季節です。

とはいえ、日によってはまだまだ肌寒い日もあるこの時期、
散策の際の防寒対策はお忘れなく。

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角屋

尻すべり

今日は今年初の羅臼湖に行ってきました!

例年ですと春スキーを行う多くのスキーヤーを見る知床峠付近ですが、何故かほとんど見ませんでした。

今日の散策では、私が春の羅臼湖をご案内した中で一番面白い斜面と出会うことが出来、とても楽しく尻すべりしてきました。
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(滑走面が上から下まで全長50mはある斜面。人が小さく見えます)
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(すべり始めから終わりまでの高低差は20mくらいでしょうか)
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(障害物も無く、楽しく尻すべり)
雪がまだある今ならではの羅臼湖。
今年はいつまで遊べるかな~?

知床ネイチャーオフィス
柴田