進撃のクマゲラ

今年は原生林内でクマゲラの真新しい食痕を目にすることが
多い気がします。
彼らは木を穿って樹木の中に巣をつくるアリ類を主に捕食
します。
こんな食痕も、

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近づいてよく見てみると
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中には力尽きたアリたちが累々と…
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巣に穴をあけられて出てきたところを冬の低温で動けなくなって
しまったのでしょうか。
それとも、クマゲラの食べ残しでしょうか。
樹木にとっては内部の虫を食べてくれる有難い存在である
クマゲラも、アリにとっては脅威です。
アリにそんな感情があるのかどうかはわかりませんが、
自分の棲み処を自分たちよりも何倍も大きな存在に壊される、
そして食べられる…。

何やら恐ろしいことですね。

知床ネイチャーオフィス
角屋

まだ安心?

今週のウトロはとても暖かく、雪解けが加速したように感じます。
断崖付近の雪原は、雪が解けて多くの草がすでに顔を出しており、シカ達のたまり場に。昨日は約50頭たまっていました。
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(写真内には17頭のエゾシカ)
今年は昨年よりも早く、3月5日にクマの目撃情報があったので、そろそろシカを狙って追いかけていると思っていたのですが、まだ追いかけてはいない?ようです。
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(食事したり休憩したりしているシカ)
大抵の場合、クマに追いかけられたシカは人間を見ただけでもすぐに逃げたりすることが多いのですが、昨日のシカは人間が近づいても全く気にしないで食事をしたりとのんびり。
この調子だとまだ安心して過ごせている?ようですね。

そろそろ本格的にクマの追いかけっこが始まると思いますので、散策の際はシカの動きにも注意して、クマと遭遇しないように気を付けてください。

知床ネイチャーオフィス
柴田